意匠設計Ⅲ

科目基礎情報

学校 秋田工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 意匠設計Ⅲ
科目番号 0021 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:「コンパクト設計資料集成」日本建築学会編 丸善,その他:必要資料を適宜配布する.
担当教員 井上 誠,鎌田 光明

到達目標

1. 計画敷地の特性を読み取ることが出来る。
2. 計画的な面を考慮し、図面を過不足なく描ける。
3. 空間的な面を考慮し、空間を提案できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1計画敷地の特性をサーベイを通して周辺を含め読み取ることが出来る。計画敷地の特性を読み取ることが出来る。計画敷地の特性を読み取ることが出来ない。
評価項目2計画的な面を考慮し、図面を過不足なく描け、美しいレイアウトが作成できる。計画的な面を考慮し、図面を過不足なく描ける。計画的な面を考慮し、図面を過不足なく描けない。
評価項目3空間的な面を考慮し、ヒューマンな視点から空間を提案できる。空間的な面を考慮し、空間を提案できる。空間的な面を考慮し、空間を提案できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
建築設計で用いる基本的な製図方法と図面のきまり、表現方法を整理し、分かりやすい建築図面の作成を修得する。建築設計を遂行する上で必要な諸機能の整理、面積の調整など、企画からプレゼンテーションまでの、一連の作業を修得する。
敷地条件から使用者、社会、気候風土との関係を読み取り、公共性の高い空間の設計を修得する。
授業の進め方・方法:
各課題のはじめに講義を行ない、その後、演習形式を中心に行なう。
必要に応じて、エスキースの提出など、進行状況が把握できるものの提出を求める。
最終的な図面が合格基準に達しない場合,再提出を課すことがある。
注意点:
合格点は50点である。
総合評価は、各課題の評価を全体の80%(最終提出60%、中間提出20%)とし、態度を20%として評価する。特に、レポートや課題の未提出者は単位取得が困難となるので注意すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス・公共広場の設計1:課題説明 公共広場の課題が理解できる.
2週 公共広場の設計2:レポートチェック 提出 公共広場のレポートが提出できる.
3週 公共広場の設計3:エスキース 公共広場の計画ができる.
4週 公共広場の設計4:中間チェック1 提出 公共広場の計画が提出できる.
5週 公共広場の設計5:第一課題最終提出 公共広場の設計が提出できる.
6週 小学校の設計1:公共広場の設計講評会・課題説明および計画上の概要 小学校の課題および計画上の概要が理解できる.
7週 小学校の設計2:レポートチェック 提出 小学校に関するレポートが提出できる.
8週 小学校の設計3:エスキース 小学校の計画ができる.
4thQ
9週 小学校の設計4:中間チェック2 提出 小学校の計画が提出及び説明ができる.
10週 小学校の設計5:中間チェック2 小学校の計画が説明ができる.設計ができる.
11週 小学校の設計6:エスキース 小学校の設計及びプレゼンテーションボードの作成ができる.
12週 小学校の設計7:エスキース 小学校の設計及びプレゼンテーションボードの作成ができる.
13週 小学校の設計8:第二課題最終提出 小学校の設計及びプレゼンテーションボードの作成ができる.
14週 小学校の設計9:講評会1 自分の設計のプレゼンテーションができ,他者の説明が理解できる.
15週 小学校の設計10:講評会2 自分の設計のプレゼンテーションができ,他者の説明が理解できる.
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野製図線と文字の種類を説明できる。3後5,後13
平面図形と投影図の描き方について、説明できる。3後5,後13
建築系分野計画・歴史建築設計に関わる基本的な家具をはじめとする住設備機器などの寸法を知っている。1後13
教育や福祉系の施設(例えば、小学校、保育所、幼稚園、中・高・大学など)あるいは類似施設の計画について説明できる。1後7
設計・製図製図用具の特性を理解し、使用できる。3後5,後11,後12
線の描き分け(3種類程度)ができる。3後5,後11,後12
文字・寸法の記入を理解し、実践できる。3後5,後11,後12
建築の各種図面の意味を理解し、描けること。1後4,後8
図面の種類別の各種図の配置を理解している。1後4,後8
図面の尺度・縮尺について理解し、図面の作図に反映できる。1後4,後8
立体的な発想とその表現(例えば、正投象、単面投象、透視投象などを用い)ができる。1後4,後8,後11,後12,後13
各種模型材料(例えば、紙、木、スチレンボードなど)を用い、図面をもとに模型を製作できる。または、BIMなどの3D-CADにより建築モデルを作成できる。1後11,後12,後13
与えられた条件をもとに、コンセプトがまとめられる。1後1,後2,後3,後6,後7,後8
与えられた条件をもとに、動線・ゾーニングのエスキスができる。1後3,後8
与えられた条件をもとに、配置図、各階平面図、立面図、断面図などがかける。1後4,後9,後11,後12,後13
設計した建築物の模型またはパースなどを製作できる。1後5,後11,後12,後13
講評会等において、コンセプトなどをまとめ、プレゼンテーションができる。3後14,後15
敷地と周辺地域および景観などに配慮し、配置、意匠を検討できる。1後3
建築の構成要素(形と空間の構成)について説明できる。1後9,後10
建築における形態(ものの形)について説明できる。1後9,後10

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合00020080100
基礎的能力0002003050
専門的能力000003030
分野横断的能力000002020