概要:
建築設計で用いる基本的な製図方法と図面のきまり、表現方法を整理し、分かりやすい建築図面の作成を修得する。建築設計を遂行する上で必要な諸機能の整理、面積の調整など、企画からプレゼンテーションまでの、一連の作業を修得する。
敷地条件から使用者、社会、気候風土との関係を読み取り、公共性の高い空間の設計を修得する。
授業の進め方・方法:
各課題のはじめに講義を行ない、その後、演習形式を中心に行なう。
必要に応じて、エスキースの提出など、進行状況が把握できるものの提出を求める。
最終的な図面が合格基準に達しない場合,再提出を課すことがある。
注意点:
合格点は50点である。
総合評価は、各課題の評価を全体の80%(最終提出60%、中間提出20%)とし、態度を20%として評価する。特に、レポートや課題の未提出者は単位取得が困難となるので注意すること。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建設系分野 | 製図 | 線と文字の種類を説明できる。 | 3 | 後5,後13 |
平面図形と投影図の描き方について、説明できる。 | 3 | 後5,後13 |
建築系分野 | 計画・歴史 | 建築設計に関わる基本的な家具をはじめとする住設備機器などの寸法を知っている。 | 1 | 後13 |
教育や福祉系の施設(例えば、小学校、保育所、幼稚園、中・高・大学など)あるいは類似施設の計画について説明できる。 | 1 | 後7 |
設計・製図 | 製図用具の特性を理解し、使用できる。 | 3 | 後5,後11,後12 |
線の描き分け(3種類程度)ができる。 | 3 | 後5,後11,後12 |
文字・寸法の記入を理解し、実践できる。 | 3 | 後5,後11,後12 |
建築の各種図面の意味を理解し、描けること。 | 1 | 後4,後8 |
図面の種類別の各種図の配置を理解している。 | 1 | 後4,後8 |
図面の尺度・縮尺について理解し、図面の作図に反映できる。 | 1 | 後4,後8 |
立体的な発想とその表現(例えば、正投象、単面投象、透視投象などを用い)ができる。 | 1 | 後4,後8,後11,後12,後13 |
各種模型材料(例えば、紙、木、スチレンボードなど)を用い、図面をもとに模型を製作できる。または、BIMなどの3D-CADにより建築モデルを作成できる。 | 1 | 後11,後12,後13 |
与えられた条件をもとに、コンセプトがまとめられる。 | 1 | 後1,後2,後3,後6,後7,後8 |
与えられた条件をもとに、動線・ゾーニングのエスキスができる。 | 1 | 後3,後8 |
与えられた条件をもとに、配置図、各階平面図、立面図、断面図などがかける。 | 1 | 後4,後9,後11,後12,後13 |
設計した建築物の模型またはパースなどを製作できる。 | 1 | 後5,後11,後12,後13 |
講評会等において、コンセプトなどをまとめ、プレゼンテーションができる。 | 3 | 後14,後15 |
敷地と周辺地域および景観などに配慮し、配置、意匠を検討できる。 | 1 | 後3 |
建築の構成要素(形と空間の構成)について説明できる。 | 1 | 後9,後10 |
建築における形態(ものの形)について説明できる。 | 1 | 後9,後10 |