建築計画

科目基礎情報

学校 秋田工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 建築計画
科目番号 0026 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 1
教科書/教材 現代建築学 建築計画1・2
担当教員 鎌田 光明

到達目標

1. 住宅の種類を把握し、それぞれの住宅の計画上の特徴ついて説明出来る。
2. 公共建築の種類を把握し、それぞれの施設の計画上の特徴ついて説明出来る。
3. 商業建築の種類を把握し、それぞれの施設の計画上の特徴ついて説明出来る。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1住宅の種類を把握し、それぞれの住宅の計画上の特徴ついてスケールや使いやすさ・安全性を含め説明出来る。住宅の種類を把握し、それぞれの住宅の計画上の特徴ついて説明出来る。住宅の種類を把握し、それぞれの住宅の計画上の特徴ついて説明出来るない。
評価項目2公共建築の種類を把握し、それぞれの施設の計画上の特徴ついてスケールや使いやすさ・安全性を含め説明出来る。公共建築の種類を把握し、それぞれの施設の計画上の特徴ついて説明出来る。公共建築の種類を把握し、それぞれの施設の計画上の特徴ついて説明出来ない。
評価項目3商業建築の種類を把握し、それぞれの施設の計画上の特徴ついてスケールや使いやすさ・安全性を含め説明出来る。商業建築の種類を把握し、それぞれの施設の計画上の特徴ついて説明出来る。商業建築の種類を把握し、それぞれの施設の計画上の特徴ついて説明出来ない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
建築計画・建築施設計画の基礎を理解し、設計・計画へ応用する知識を身につけることを目標とする。
授業の進め方・方法:
講義形式で行う。必要に応じてレポートを課す。
試験結果が合格点に達しない場合,再試験を行うことがある。
注意点:
合格点は60点である。試験結果 =( 到達度試験(前期中間)+到達度試験(前期期末) )/2 とし、総合成績の80%とする。さらに、レポートの評価を20%とし、総合成績を100%とする。
レポートの未提出者は単位取得が困難となるので注意すること。
設計・計画の根幹となる計画基礎では、人間工学に基づく寸法の設定がなされており、生活に活かされている。それを意識しながら学ぶことが知識の構築上重要である。また、用途による施設の違いを理解し、日々の生活の中で体験する空間について意識的に感じることが大切である。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 授業ガイダンス・住宅(独立住宅) 授業の進め方と評価の仕方について説明する。独立住宅の計画が理解できる。
2週 住宅(独立住宅)・住宅(集合住宅) 独立住宅の計画が理解できる。集合住宅の計画が理解できる。
3週 住宅(集合住宅)・高齢者,車いす利用者に対する配慮 集合住宅の計画が理解できる。住宅のバリアについて理解できる。
4週 教育施設 教育施設の計画が理解できる。
5週 展示施設 展示施設の計画が理解できる。
6週 医療施設 医療施設の計画が理解できる。
7週 その他の公共施設 公共施設の計画が理解できる。
8週 到達度試験(後期中間) 上記項目について学習した内容の理解度を確認する。
4thQ
9週 試験の解説と解説・事務所建築 前期中間試験の解説と解答・事務所の計画が理解できる。
10週 事務所建築 事務所の計画が理解できる。
11週 宿泊施設 宿泊施設の計画が理解できる。
12週 劇場 劇場の計画が理解できる。
13週 計画一般 計画一般が理解できる。
14週 防火,防災計画・住宅地計画 住宅地計画が理解できる。
15週 到達度試験(後期末) 上記項目について学習した内容の理解度を確認する。
16週 試験の解説と解答、授業アンケート 到達度試験の解説と解答、本授業のまとめ、およびアンケート

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建築系分野計画・歴史現代社会における都市計画の課題の位置づけについて説明できる。3
近現代都市の特質と課題について説明できる。3
近代の都市計画論について説明できる。3
現代にいたる都市計画論について説明できる。3
市街地形成と都市交通のあり方について説明できる。3
街路計画の手法と理念について説明できる。3
日本の土地利用計画の仕組みについて説明できる。3
方法・制度の変遷について説明できる。3
景観形成・風景計画、用途・形態規制の仕組みについて説明できる。3
市街地を開発する仕組みについて説明できる。3
土地区画整理事業について説明できる。3
市街地再開発事業について説明できる。3
地区計画制度について説明できる。3
建築協定・緑化協定などの住民参加・協働のまちづくりの体制について説明できる。3
モデュールについて説明できる。3
建築設計に関わる基本的な家具をはじめとする住設備機器などの寸法を知っている。3
居住系施設(例えば、独立住宅、集合住宅など)の計画について説明できる。3
教育や福祉系の施設(例えば、小学校、保育所、幼稚園、中・高・大学など)あるいは類似施設の計画について説明できる。3
文化・交流系の施設(例えば、美術館、博物館、図書館など)あるいは類似施設の計画について説明できる。3
医療・業務系の施設(例えば、オフィスビル、病院、オーディトリアム、宿泊施設等)あるいは類似施設の計画について説明できる。3
建築計画・設計の手法一般について説明できる。3
都市と農村の計画について説明できる。3
古代(例えば、エジプト、オリエント、エーゲ海、ギリシャ、ローマなど)の特徴について説明できる。3
中世(例えば、ビザンチン、イスラム、ロマネスク、ゴシックなど)の特徴について説明できる。3
近世(例えば、ルネサンス、マニエリスム、バロック、ロココなど)の特徴について説明できる。3
原始(例えば、竪穴住居、高床建築、集落など)の特徴について説明できる。3
古代(例えば、住宅建築、寝殿造、都市計画、神社建築、寺院建築など)の特徴について説明できる。3
中世(例えば、住宅建築、神社建築、寺院建築(大仏様、禅宗様、折衷様など))の特徴について説明できる。3
近世(例えば、住宅建築、書院造、数寄屋風書院、町屋、農家、茶室、霊廟、社寺建築、城郭)の特徴について説明できる。3
設計・製図製図用具の特性を理解し、使用できる。3
線の描き分け(3種類程度)ができる。3
文字・寸法の記入を理解し、実践できる。3
建築の各種図面の意味を理解し、描けること。3
図面の種類別の各種図の配置を理解している。3
図面の尺度・縮尺について理解し、図面の作図に反映できる。3
立体的な発想とその表現(例えば、正投象、単面投象、透視投象などを用い)ができる。3
ソフトウェアを用い、各種建築図面を作成できる。3
各種模型材料(例えば、紙、木、スチレンボードなど)を用い、図面をもとに模型を製作できる。または、BIMなどの3D-CADにより建築モデルを作成できる。3
与えられた条件をもとに、コンセプトがまとめられる。3
与えられた条件をもとに、動線・ゾーニングのエスキスができる。3
与えられた条件をもとに、配置図、各階平面図、立面図、断面図などがかける。3
設計した建築物の模型またはパースなどを製作できる。3
講評会等において、コンセプトなどをまとめ、プレゼンテーションができる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000200100
基礎的能力5000010060
専門的能力150005020
分野横断的能力150005020