建設法規論

科目基礎情報

学校 秋田工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 建設法規論
科目番号 0030 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 1
教科書/教材 イラスト建築基準法 , 建築基準法法令集
担当教員 鎌田 光明

到達目標

1. 建築基準法の意義を理解し、制度の内容・用語を説明出来る。
2. 単体規定について、内容や対応する寸法を説明出来る。
3. 集団規定について、内容や対応する寸法を説明出来る。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1建築基準法の意義を理解し、制度の内容・用語を申請の流れを含め説明出来る。建築基準法の意義を理解し、制度の内容・用語を説明出来る。建築基準法の意義を理解し、制度の内容・用語を説明出来ない。
評価項目2単体規定について、内容や対応する寸法を設計の視点から説明出来る。単体規定について、内容や対応する寸法を説明出来る。単体規定について、内容や対応する寸法を説明出来ない。
評価項目3集団規定について、内容や対応する寸法を設計の視点から説明出来る。集団規定について、内容や対応する寸法を説明出来る。集団規定について、内容や対応する寸法を説明出来ない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
住宅や学校、病院などの様々な建築物が建築基準法をはじめいくつもの法的基準を尊重し建設されることで、人々が安全かつ衛生的生活が成り立っている。法の内容を理解し、実際の計画に活かす知識を修得する。
授業の進め方・方法:
講義形式で行う。必要に応じてレポートなどを課す場合がある。
試験結果が合格点に達しない場合,再試験を行うことがある。
注意点:
合格点は60点である。試験結果 =( 到達度試験(前期中間)+到達度試験(前期期末) )/2 とし、総合成績の80%とする。さらに、レポートの評価を20%とし、総合成績を100%とする。
レポートの未提出者は単位取得が困難となるので注意すること。
法律特有の表現に注意し、根気よく読むことがポイントである。
本科目は建築士試験受験資格を取得するために必要な科目である。本科目の単位を取得しない場合は、受験資格を取得できないので注意すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 授業ガイダンス・総則(1)建築基準法の仕組 授業の進め方と評価について説明する。法律の仕組みが理解できる。
2週 総則(2)目的・用語の定義 建築法規の用語を知ることができる。
3週 総則(2)目的・用語の定義 建築法規の用語を知ることができる。
4週 総則(2)目的・用語の定義 建築法規の用語を知ることができる。
5週 総則(3)面積・高さの算定 面積・高さの算定方法が理解できる。
6週 総則(4)手続きなど 建築手続きについて理解できる。
7週 一般構造など 建築を構成する要素が理解できる。
8週 到達度試験(前期中間) 上記項目について学習した内容の理解度を確認する。
4thQ
9週 試験の解説と解答・都市計画などの制限(1)道路・壁面線 敷地と道路の関係が理解できる
10週 (2)用途地域 敷地と道路、建築物の関係と用途地域がわかる。
11週 (3)容積率・建ぺい率 建築物の規模の制限が理解できる。
12週 (4)高さ制限 建築物の規模の制限が理解できる。
13週 構造強度 構造種別と特長が理解できる。
14週 防火関係・雑則 防火に関する地域・構造・区画などが理解できる。建築基準法以外の関連法規が理解できる。
15週 到達度試験(前期末) 上記項目について学習した内容の理解度を確認する。
16週 試験の解説と解答、授業アンケート 到達度試験の解説と解答、本授業のまとめ、およびアンケート

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建築系分野施工・法規請負契約(見積り、積算を含む)について説明できる。3
現場組織の編成について説明できる。3
設計図書と施工図の関係について説明できる。3
各種書類の行政への届出先と期限について説明できる。3
ネットワーク工程表の計算ができる。3
バーチャート工程表について説明できる。3
鉄筋の加工について説明できる。3
継手(重ね、圧接、機械式、etc.)の仕組みについて説明できる。3
定着の仕様とメカニズムについて説明できる。3
鉄筋の組立ての基準・仕様について説明できる。3
かぶりの必要性、かぶり厚さの基準・仕様・法令について説明できる。3
型枠の材料、種類をあげることができる。3
型枠の組立て手順について説明できる。3
せき板の存置期間について説明できる。3
支保工の存置期間について説明できる。3
使用材料の試験・管理値について説明できる。3
生コンの発注について説明できる。3
運搬・締固め(打込み)の方法・手順について説明できる。3
養生の必要性について説明できる。3
現場組立て(建方)方法、工法について説明できる。3
法の体系について説明できる。3
法令用語について説明できる。3
建築物などの定義について説明できる。3
工作物の定義について説明できる。3
防火に関する用語について説明できる。3
建築手続きに関する用語について説明できる。3
建築基準法に基づき、建築物の面積、高さ、階数が算定できる。3
一般構造(構造方法に関する技術的基準)の法令文を読み、適用できる。3
構造強度(構造計算方法に関する規定)の法令文を読み、適用できる。3
防火・耐火・内装制限に関する法令を探すことができる。3
避難・消防関係規定法令を探すことができる。3
建築設備関連法令を探すことができる。3
建築基準法で定める道路と敷地について説明できる。3
用途地域について説明できる。3
容積率・建ぺい率について説明できる。3
高さ制限について説明できる。3
防火地域について説明できる。3
確認と許可について説明できる。3
建築基準法に関連する法律関係(例えば都市計画法、消防法、ハートビル法、品確法、建築士法、建設業法、労働安全衛生規則など)の法令を探すことができる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000200100
基礎的能力5000010060
専門的能力150005020
分野横断的能力150005020