校外実習A

科目基礎情報

学校 秋田工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 校外実習A
科目番号 0039 科目区分 専門 / 選択
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 実習先の企業で準備されたもの
担当教員 井上 誠,山添 誠隆

到達目標

1.実習先で行われた研修、および指示された作業等を、実習先担当者の定める目標水準まで達成できる。
2.実習報告書がわかりやすくかつ論理的に作成できる。
3.報告会において、実習内容を論理的かつ明確に説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1実習先担当者の定める目標水準を超える達成度である。実習先担当者の定める目標水準程度の達成度である。実習先担当者の定める目標水準以下の達成度である。
評価項目2実習報告書がわかりやすくかつ論理的に作成できる。実習報告書がわかりやすく作成できる。実習報告書の内容が乏しい。
評価項目3実習内容を論理的かつ明確に説明できる。実習内容をわかりやすく説明できる。実習内容を明確に説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
生産現場における産業の技術を総合的に習得し、技術者としての在り方や自発的な研究態度を身につけ、かつ、卒業後の進路選択に役立てることが出来る。
この科目は、インターンシップ先企業と共同で、生産現場における産業の技術を総合的に修得し,技術者としての在り方や自発的な研究態度を身に付け,かつ,卒業後の進路選択に役立てることが出来ることを目的に実習形式で授業を行うものである。
授業の進め方・方法:
実習先の企業の指導担当員の指示による。
注意点:
(講義を受ける前) 実習先の事前課題や指示に従って、準備を行う。
(講義を受けた後) インターンシップ報告会で発表する。
[評価方法]評価は実習先担当者,学級担任 (専攻長) および学科長 (専攻科長) が次の各項目を担当して行う。
1. 実習先担当者による評価
実習先において,以下の評価項目について総合して,S (非常に満足:100 点),A (満足:90 点),B (やや満足:80 点),C (普通:70 点),D (やや不満:60 点),E (不満50 点)の評価を行う。
① 実習への取組姿勢
② 実習内容の理解度および成果など
③ 報告書の内容,出来映えなど。
2. 学級担任 (専攻長)による実習報告書の評価
以下の評価項目について総合して,S (非常に満足:100 点),A (満足:90 点),B (やや満足:80 点),C (普通:70 点),D (やや不満:60 点),E (不満50 点) の評価を行う。
① 実習の目的,内容が理解できているか。
② 記述が簡潔で,正しい日本語で記述されているか。
③ 図や表が,適切で見やすいか。
④ 実習内容・成果の水準など。
3. 学級担任 (専攻長) および学科長 (専攻科長) による報告会の評価
以下の評価項目について総合して,S (非常に満足:100 点),A (満足:90 点),B (やや満足:80 点),C (普通:70 点),D (やや不満:60 点),E (不満50 点) の評価を行う。
① 実習の目的,内容がわかりやすく説明されているか。
② 図や表が適切で見やすいか。
③ データの分析や考察が適切になされているか。
④ 話し方,質疑応答がわかりやすく,説得力があるか。
総合評価=実習先担当者による評価:50%,実習報告書の評価:25%,報告会での評価:25%で,合計100 点満点で採点し,60 点以上を合格とする。
総合評価=(実習先担当者による評価) x 0.50 + (実習報告書の評価) x 0.25 + (報告会での評価) x 0.25

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 企業、公的研究所での実習
  (インターンシップ)
企業や研究所などにおいて,その受け入れ機関の指導の下に,現場の実際の業務,技術を体験する。
 実習の日数は5日以上,もしくは実習時間を30時間以上とする。
終了時には,受け入れ機関の証明を記入した実習修了書(本校指定様式)を受領し,学校に提出する。
2週 ※なお,学校へ提出する「実習報告書」及び「報告会」において,下記到達目標の内容を記載すること。

(到達目標)
・企業等における技術者・研究者等の実務を認識している。
・企業人としての責任ある仕事を進めるための基本的な行動を挙げることができる。
・企業における福利厚生面や社員の価値観など多様な要素から自己の進路としての企業を判断することの重要性を認識している。
・企業には社会的責任があることを認識している。
・企業が国内外で他社(他者)とどのような関係性の中で活動しているか説明できる。
・調査、インターンシップ、共同教育等を通して地域社会・産業界の抱える課題を説明できる。
・企業活動には品質、コスト、効率、納期などの視点が重要であることを認識している。
・社会人も継続的に成長していくことが求められていることを認識している。
・技術者として、幅広い人間性と問題解決力、社会貢献などが必要とされることを認識している。
・技術者が知恵や感性、チャレンジ精神などを駆使して実践な活動を行っった事例を挙げることができる。
・高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業等でどのように活用・応用されているかを認識できる。
3週
4週
5週
6週
7週
8週
2ndQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週
後期
3rdQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。2前1
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。2前1
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。2前1
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。2前1
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。2前1
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。2前1
他者の意見を聞き合意形成することができる。2前1
合意形成のために会話を成立させることができる。2前1
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。2前1
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。2前1
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。2前1
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。2前1
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。2前1
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。2前1
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。2前1
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる2前1
複数の情報を整理・構造化できる。2前1
特性要因図、樹形図、ロジックツリーなど課題発見・現状分析のために効果的な図や表を用いることができる。2前1
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。2前1
グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。2前1
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。2前1
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。2前1
事実をもとに論理や考察を展開できる。2前1
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。2前1
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。2前1
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。2前1
目標の実現に向けて計画ができる。2前1
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。2前1
日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。2前1
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。2前1
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。2前1
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。2前1
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。2前1
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。2前1
リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。2前1
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。2前1
リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている2前1
法令やルールを遵守した行動をとれる。3前1
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。3前1
技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を認識し、技術者が社会に負っている責任を挙げることができる。3前1
自身の将来のありたい姿(キャリアデザイン)を明確化できる。3前1
その時々で自らの現状を認識し、将来のありたい姿に向かっていくために現状で必要な学習や活動を考えることができる。3前1
キャリアの実現に向かって卒業後も継続的に学習する必要性を認識している。3前1
これからのキャリアの中で、様々な困難があることを認識し、困難に直面したときの対処のありかた(一人で悩まない、優先すべきことを多面的に判断できるなど)を認識している。3前1
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業や大学等でどのように活用・応用されるかを説明できる。3前1
企業等における技術者・研究者等の実務を認識している。3前1
企業人としての責任ある仕事を進めるための基本的な行動を上げることができる。3前1
企業における福利厚生面や社員の価値観など多様な要素から自己の進路としての企業を判断することの重要性を認識している。3前1
企業には社会的責任があることを認識している。3前1
企業が国内外で他社(他者)とどのような関係性の中で活動しているか説明できる。3前1
調査、インターンシップ、共同教育等を通して地域社会・産業界の抱える課題を説明できる。3前1
企業活動には品質、コスト、効率、納期などの視点が重要であることを認識している。3前1
社会人も継続的に成長していくことが求められていることを認識している。3前1
技術者として、幅広い人間性と問題解決力、社会貢献などが必要とされることを認識している。3前1
技術者が知恵や感性、チャレンジ精神などを駆使して実践な活動を行った事例を挙げることができる。3前1
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業等でどのように活用・応用されているかを認識できる。3前1
企業人として活躍するために自身に必要な能力を考えることができる。3前1
コミュニケーション能力や主体性等の「社会人として備えるべき能力」の必要性を認識している。3前1

評価割合

レポート口頭発表実習先評価合計
総合評価割合252550100
知識の基本的な理解10101030
思考・推論・創造への適用力551020
態度・嗜好性(人間力)551020
総合的な学習経験と創造的思考力551020
汎用的技能001010