概要:
都市計画の歴史や思想を理解し、都市整備の手法に関する知識、土地利用計画・交通計画を立案するために必要な知識を習得する。
授業の進め方・方法:
講義形式で行う。講義中、学生に都市計画に関する意見を求めることがある。
複数回のレポート提出を求める。試験結果が合格点に達しない場合、再試験を行うことがある。
注意点:
合格点は60点である。到達度試験(中間)35%、到達度試験(期末)35%、レポート30%の割合で評価する。
【授業を受ける前】日頃から都市や地域に関する出来事に関心を払うこと。
【授業を受けた後】日頃の復習やレポート課題を通じて、基礎知識の定着を図るとともに、講義内容や講義中の他者の発言を振り返り、自らが技術者となった場合を想定してどのような計画を立案し意思決定を図るべきか常に意識しておくこと。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建設系分野 | 計画 | 国土と地域の定義を説明できる。 | 3 | 前2 |
日本、世界における古代、中世および現代の都市計画の思想および理念と実際について、説明できる。 | 3 | 前1 |
都市計画法と都市計画関連法の概要について、説明できる。 | 3 | 前3,前4 |
土地利用計画と交通計画について、説明できる。 | 3 | 前4,前5,前9 |
総合計画とマスタープランについて、説明できる。 | 3 | 前4 |
都市計画区域の区域区分と用途地域について、説明できる。 | 3 | 前3,前5,前6 |
交通流調査(交通量調査、速度調査)、交通流動調査(パーソントリップ調査、自動車OD調査)について、説明できる。 | 3 | 前9,前10,後2 |
交通需要予測(4段階推定)について、説明できる。 | 3 | 前10,後3 |
緑化と環境整備(緑の基本計画)について、説明できる。 | 3 | 前7,後5,後6 |
風景、景観と景観要素について、説明できる。 | 1 | 前11,後7 |
都市の防災構造化を説明できる。 | 1 | 後9 |
土地区画整理事業を説明できる。 | 3 | 前12,後10 |
市街地開発・再開発事業を説明できる。 | 3 | 前13,後11 |
交通流、交通量の特性、交通容量について、説明できる。 | 1 | 前10,後4,後13 |
性能指標に関する道路構造令の概要を説明できる。 | 1 | 前10,後4,後13 |
計画の意義と計画学の考え方を説明できる。 | 1 | 前1,前2,後1 |
重回帰分析を説明できる。 | 1 | 前2 |
費用便益分析について考え方を説明でき、これに関する計算ができる。 | 1 | 前2,後1,後3 |
建築系分野 | 計画・歴史 | 現代社会における都市計画の課題の位置づけについて説明できる。 | 1 | 前1 |
近現代都市の特質と課題について説明できる。 | 3 | 前1 |
近代の都市計画論について説明できる。 | 3 | 前1 |
現代にいたる都市計画論について説明できる。 | 3 | 前1 |
市街地形成と都市交通のあり方について説明できる。 | 1 | 前9,前10,後1 |
街路計画の手法と理念について説明できる。 | 1 | 前9,前10,後4,後13 |
日本の土地利用計画の仕組みについて説明できる。 | 3 | 前4,前5 |
方法・制度の変遷について説明できる。 | 1 | 前5 |
景観形成・風景計画、用途・形態規制の仕組みについて説明できる。 | 1 | 前11,後7 |
市街地を開発する仕組みについて説明できる。 | 3 | 前12,前13,後10,後11,後12 |
土地区画整理事業について説明できる。 | 3 | 前12,後10 |
市街地再開発事業について説明できる。 | 3 | 前13,後11 |
地区計画制度について説明できる。 | 1 | 前6 |
建築協定・緑化協定などの住民参加・協働のまちづくりの体制について説明できる。 | 1 | 前14,後14 |
都市・地区・地域・建築物の規模に応じた防災に関する計画、手法などを説明できる。 | 1 | 前11,後9 |