到達目標
1.実験・実習を通し,衛生工学・構造力学に関する基礎的な知識について理解できる。
2.実験・実習で得られたデータを分析・解析し,取りまとめることができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 実験・実習内容を理解でき,内容を他の学生や教員に説明できる。 | 実験・実習内容を理解できる。 | 実験・実習内容を理解できない。 |
評価項目2 | 得られたデータを分析・解釈し,レポートとして整理するとともに,内容に関する口頭試問に回答できる。 | 得られたデータを分析・解析し,レポートとして整理することができる。 | 得られたデータの分析および解析ができない。 |
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学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
衛生工学,ならびに構造力学の各分野についての実験を行い,建設技術者としての十分な基礎を修得する。
授業の進め方・方法:
実習(演習)形式で行い,実験項目毎に実習報告書(レポート)を提出する。
注意点:
[学習上の注意]
(授業を受ける前)実験に関係する授業科目の内容を事前に予習しておくこと。また,レポートは必ず期限内に提出すること。
(授業を受けた後)実験を通して学んだ内容を卒業研究の実施に活用することが望ましい。
[評価方法]
合格点は60点である。実験項目毎に実験時における評価を40%,実習報告書に対する評価を60%として評価し,各項目に対する評価の平均値を学年評価とする。なお,未提出の実習報告書が1項目でもある場合は単位を取得できない。
学年総合評価=(実習報告書に対する評価)×0.6 +(実習の取り組み状況に対する評価)×0.4
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
授業ガイダンス |
授業の進め方と評価の仕方について説明する。
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2週 |
レポート作成に必要な作文法 |
工学のレポートに求められる作文技術が理解できる。
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3週 |
1.衛生実験 (1)濁度,浮遊物質,pH (2)塩素イオン,原子吸光光度法
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水質汚濁における濁度・浮遊物質・pHの指標を説明でき,かつ測定できる。 塩素イオンを測定できる。
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4週 |
実験データの解析およびまとめ |
各種基準を理解し,実験データの整理・解析ができる。
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5週 |
(3)化学的酸素要求量,全有機炭素量 (4)溶存酸素,生物化学的酸素要求量 |
化学的酸素要求量と全有機酸素量の関係と重要性を説明でき,かつ測定できる。
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6週 |
実験データの解析およびまとめ |
各種基準を理解し,実験データの整理・解析ができる。
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7週 |
(5)総窒素(全窒素) (6)総リン(全リン)
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総窒素と水質汚濁の関係がわかる。総窒素を測定できる。 総リンと水質汚濁の関係がわかる。総リンを測定できる。
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8週 |
実験データの解析およびまとめ |
各種基準を理解し,実験データの整理・解析ができる。
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2ndQ |
9週 |
3.構造実験 (1)トラスの載荷試験 |
トラス部材の計算方法が理解でき,単位荷重法を用いたたわみの計算ができる。
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10週 |
実験データの解析およびまとめ |
各種基準を理解し,実験データの整理・解析ができる。
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11週 |
(2)単純ばりの曲げ試験 |
単純梁の曲げ応力・曲げモーメント分布が理解でき,たわみを求める理論式がわかる。
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12週 |
実験データの解析およびまとめ |
各種基準を理解し,実験データの整理・解析ができる。
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13週 |
(3)張り出しばりの曲げ試験 |
張り出し梁の曲げ応力・曲げモーメント分布が理解でき,たわみを求める理論式がわかる。
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14週 |
実験データの解析およびまとめ |
各種基準を理解し,実験データの整理・解析ができる。
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15週 |
授業まとめ |
本授業のまとめ・授業アンケート
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の工学実験・実習能力 | 建設系分野【実験・実習能力】 | 建設系【実験実習】 | 各種構造形式(コンクリート、金属などによる)による試験体を用いた載荷実験を行い、変形の性状などを力学的な視点で観察することができる。 | 3 | 前9,前10,前11,前12,前13,前14 |
DO、BODに関する実験について理解し、実験ができる。 | 3 | 前5,前6 |
pHに関する実験について理解し、実験ができる。 | 3 | 前3,前4 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 0 | 0 | 40 | 0 | 60 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 25 | 0 | 10 | 35 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 15 | 0 | 40 | 55 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 10 | 10 |