建築史

科目基礎情報

学校 秋田工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 建築史
科目番号 0045 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 環境都市工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:「カラー版 建築と都市の歴史」光井渉・太記祐一 井上書院,参考図書:「建築意匠講義」香山寿夫 東京大学出版会,「建築デザインの解剖図鑑」スタジオワーク エクスナレッジ
担当教員 井上 誠

到達目標

1. 歴史上の建築の構造,形態,意匠の特徴,空間構成を説明できるようになる.
2. 学んだ事項を建築計画及び設計に活かすことができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1歴史上の建築の構造,形態,意匠の特徴,空間構成を説明できる.歴史上の建築の特徴を説明できる.歴史上の建築の特徴を説明できない.
評価項目2学んだ事項を建築計画及び設計に十分活かすことができる.学んだ事項を建築計画及び設計にある程度活かすことができる.学んだ事項を建築計画及び設計に全く活かすことができない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
現代の建築や都市を考える際には背景となる歴史の理解も重要である,技術,構造,材料,地域など様々な視点から各時代の建築や都市に関する事項を修得する.
授業の進め方・方法:
講義形式で行う.必要に応じて演習課題等を課す.
注意点:
合格点は60点である.
総合成績は,到達度試験 ((前期中間+前期末)/2) ×70%,課題等を30%で評価する.
特に,課題等の未提出者は単位取得が困難となるので注意すること.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
日本建築史
原始建築と神社
原始建築と神社が理解できる.
2週 仏教建築,宮殿と都市,和様 仏教建築,宮殿と都市,和様が理解できる.
3週 様式,中世の住宅,都市の変化と戦乱 様式,中世の住宅,都市の変化と戦乱が理解できる.
4週 近代都市,書院造の武家住宅,茶室と数寄屋 近代都市,書院造の武家住宅,茶室と数寄屋が理解できる.
5週 町家と農家,江戸時代の寺社境内 町家と農家,江戸時代の寺社境内が理解できる.
6週 西洋建築史
ヨーロッパ建築の曙,ヘレニズムとオリエント建築,古代ローマ建築
ヨーロッパ建築の曙,ヘレニズムとオリエント建築,古代ローマ建築が理解できる.
7週 到達度試験(中間)
8週 試験の解答と解説
教会建築
教会建築が理解できる.
2ndQ
9週 ビザンツとロマネスク建築,ゴシック建築と中世都市,ルネサンス建築 ビザンツとロマネスク建築,ゴシック建築と中世都市,ルネサンス建築が理解できる.
10週 古典主義,バロック建築 古典主義,バロック建築が理解できる.
11週 市民革命と建築,市民の台頭とヨーロッパの拡大 市民革命と建築,市民の台頭とヨーロッパの拡大が理解できる.
12週 近代建築史
産業革命と博覧会,日本の近代化,様式建築
産業革命と博覧会,日本の近代化,様式建築が理解できる.
13週 新構造の導入,近代都市の変貌,住宅の変化 新構造の導入,近代都市の変貌,住宅の変化が理解できる.
14週 新しい造形の出現,都市建築の展開,モダニズム建築
日本的な表現,建築の戦中戦後,現代の建築と都市
新しい造形の出現,都市建築の展開,モダニズム建築が理解できる.
日本的な表現,建築の戦中戦後,現代の建築と都市が理解できる.
15週 到達度試験(期末)
16週 試験の解答と説明,まとめ,アンケート

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建築系分野計画・歴史古代(例えば、エジプト、オリエント、エーゲ海、ギリシャ、ローマなど)の特徴について説明できる。1前6,前8
中世(例えば、ビザンチン、イスラム、ロマネスク、ゴシックなど)の特徴について説明できる。1前9
近世(例えば、ルネサンス、マニエリスム、バロック、ロココなど)の特徴について説明できる。3前10,前11
原始(例えば、竪穴住居、高床建築、集落など)の特徴について説明できる。1前1
古代(例えば、住宅建築、寝殿造、都市計画、神社建築、寺院建築など)の特徴について説明できる。1前2
中世(例えば、住宅建築、神社建築、寺院建築(大仏様、禅宗様、折衷様など))の特徴について説明できる。1前3
近世(例えば、住宅建築、書院造、数寄屋風書院、町屋、農家、茶室、霊廟、社寺建築、城郭)の特徴について説明できる。3前4,前5
日本および海外における近現代の建築様式の特徴について説明できる。1前12,前13,前14

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70000030100
基礎的能力4000002060
専門的能力2000001030
分野横断的能力100000010