到達目標
1. 室内環境を構成する要因について十分理解し,建築の計画及び設計に活かせる.
2. 室内環境に関する事項の計算が十分できる.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 室内環境を構成する要因について十分理解し,建築の計画及び設計に活かせる. | 室内環境を構成する要因について理解し,建築の計画に活かせる. | 室内環境を構成する要因について理解ができず,建築の計画にも活かすことができない. |
評価項目2 | 室内環境に関する事項の計算が十分できる. | 室内環境に関する事項の計算ができる. | 室内環境に関する事項の計算ができない. |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
室内における人と環境の負荷のうち,伝熱,通風,日照,採光,音についての考え方を理解し,基本的な計算ができることを目標とする.
授業の進め方・方法:
講義形式で行なう.必要に応じて適宜小テストを実施する.演習問題,レポート,宿題を課す場合もある.
注意点:
合格点は60点である.
総合評価は,到達度試験 ((後期中間試験+卒業試験)/2) の結果を全体の70%とし,課題や小テスト等の結果を30%として総合的に行なう.特に,課題の未提出者は単位取得が困難となるので注意すること.
総合成績(100点満点)=試験成績(100点満点×0.7=70点)+課題・小テスト等(30点満点)
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス,照明 |
視覚,証明と輝度,昼光,人工照明,照明計画について理解できる.
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2週 |
照明 |
視覚,証明と輝度,昼光,人工照明,照明計画について理解できる.
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3週 |
色彩 |
色の表示・名称・効果,表色について理解できる.
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4週 |
温度と熱移動 |
熱移動,熱伝達,熱伝導について理解できる.
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5週 |
室温と熱負荷 |
室内外への熱の出入り,断熱性能について理解できる.
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6週 |
湿度と結露 |
湿度,結露について理解できる.
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7週 |
体感温度 |
体感温度について理解できる.
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8週 |
到達度試験(中間) |
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4thQ |
9週 |
試験の解答と解説,太陽と日射 |
太陽と日射について理解できる.
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10週 |
太陽と日射 |
太陽と日射について理解できる.
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11週 |
室内の空気を汚染する物質 |
換気の目的,シックハウス,空気の性質について理解できる.
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12週 |
自然換気,機械換気,換気計画,通風 |
風圧力と温度差による換気,換気風量について理解できる. 機械換気の方法と種類について理解できる. 全般換気と局所換気,換気経路,機密性能について理解できる. 通風について理解できる.
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13週 |
音の性質,室内の音 |
音のしくみ,単位,レベル,心理,伝搬について理解できる. 音の種類,伝わり方,吸音と遮音について理解できる.
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14週 |
室内の音響,騒音と振動 |
残響とエコー,騒音と振動について理解できる.
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15週 |
到達度試験(期末) |
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16週 |
試験の解答と解説,まとめ,授業アンケート |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建築系分野 | 環境・設備 | 建設地と太陽位置について説明できる。 | 1 | 後9 |
日照および日射の調節方法について説明できる。 | 1 | 後9 |
日照時間および日照時間図について説明できる。 | 1 | 後10 |
日照と日射の使い分けについて説明できる。 | 1 | 後10 |
紫外線、赤外線、可視光線の効果の違いを説明できる。 | 1 | 後2 |
視覚と光の関係について説明できる。 | 3 | 後1 |
明視、グレアの現象について説明できる。 | 3 | 後1 |
採光および採光計画について説明できる。 | 1 | 後10 |
人工照明について説明できる。 | 1 | 後2 |
照明計画および照度の計算ができる。 | 1 | 後2 |
表色系について説明できる。 | 1 | 後3 |
色彩計画の概念を知っている。 | 1 | 後3 |
伝熱の基礎について説明できる。 | 1 | 後4 |
熱貫流について説明できる。 | 1 | 後5 |
室温の形成について理解している。 | 1 | 後5 |
温熱環境要素について説明できる。 | 3 | 後7 |
温熱環境指標について説明できる。 | 3 | 後7 |
湿り空気、空気線図について説明できる。 | 1 | 後6 |
結露現象について説明できる。 | 1 | 後6 |
空気汚染の種類と室内空気環境基準について説明できる。 | 1 | 後11 |
必要換気量について計算できる。 | 1 | 後12 |
自然換気と機械換気について説明ができる。 | 1 | 後12 |
音の単位について説明できる。 | 1 | 後13 |
聴覚の仕組みについて説明できる。 | 1 | 後13 |
音心理の三大特性、大きさとうるささ、音の伝搬、減衰、回折について説明できる。 | 3 | 後13 |
吸音と遮音、残響について説明できる。 | 1 | 後14 |
遮音材料の仕組み、音響計画について説明できる。 | 1 | 後14 |
室内環境基準について説明できる。 | 1 | 後11 |
熱負荷計算法、空気線図、空気の状態値について説明できる。 | 1 | 後6 |
必要換気量について計算できる。 | 1 | 後12 |
エネルギー削減に関して建築的手法(建築物の外皮(断熱、窓など))を適用することができる。 | 1 | 後5 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 0 | 0 | 0 | 0 | 30 | 100 |
基礎的能力 | 40 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 | 60 |
専門的能力 | 20 | 0 | 0 | 0 | 0 | 10 | 30 |
分野横断的能力 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 10 |