工学概論

科目基礎情報

学校 秋田工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 工学概論
科目番号 0010 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 創造システム工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 自製プリントの配布
担当教員 安東 至

到達目標

1.機械製品が機械工学各専門分野の知識を総合的に活用して製造されていることを理解出来る
2-1.オームの法則及びキルヒホッフの法則を使って,抵抗接続の合成抵抗,電流,電圧を求めることができる
2-2.コンピュータ内部のデータ表現を理解し,2進数,10進数,16進数の変換ができる
2-3.基本論理演算を論理式,真理値表,ゲート記号で表現でき,各演算の機能を説明できる
3-1.社会における材料と化学の関係がわかる
3-2.日常生活社会におけるバイオ工学の役割がわかる
3-3.日常生活におけるマテリアル工学の役割がわかる
3-4.物質・生物系のカリキュラムの内容と特徴がわかる
4.土木・建築に関わる分野として、どのような分野があるのか説明することができる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1得られた各分野の基礎知識を相互に関連づけて新しい提案ができる得られた各分野の基礎知識を関連づけて具体的なものに応用できる各分野の基礎知識を具体的なものに応用できない
評価項目2-1オームの法則及びキルヒホッフの法則を駆使して問題を解くことができる.直並列回路をオームの法則を用いて電流,電圧を解くことができる.与えられた回路に対してオームの法則及びキルヒホッフの法則を適用して解くことができない.
評価項目2-2コンピュータ内部で用いられるデータ表現について説明でき,基数変換ができる.基数変換ができる.基数変換ができない.
評価項目2-3基本論理演算を論理式,真理値表,ゲート記号で表現でき,機能を説明できる.基本論理演算の真理値表を書くことができ,機能を説明できる.基本論理演算の真理値表が書けない.
評価項目3-1材料と化学の関係を説明できる材料と化学の関係がわかる材料と化学の関係がわからない
評価項目3-2日常生活(社会)におけるバイオの役割を説明できる日常生活(社会)におけるバイオの役割がわかる日常生活(社会)におけるバイオの役割がわからない
評価項目3-3 日常生活(社会)におけるマテリアルの役割を説明できる日常生活(社会)におけるマテリアルの役割がわかる日常生活(社会)におけるマテリアルの役割がわからない
評価項目3-4物質・生物系のカリキュラムの内容と特徴を説明できる物質・生物系のカリキュラムの内容と特徴がわかる物質・生物系のカリキュラムの内容と特徴がわからない
評価項目4土木・建築に関わる分野に関して、その全体像および各分野の概要を説明できる土木・建築に関わる分野として、どのような分野があるのかを説明できる土木・建築に関わる分野として、どのような分野があるのかを説明できない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
各系の専門基礎知識を学習する。また、学習内容をレポートにまとめて提出することで自己学習の習慣を養う。
授業の進め方・方法:
各系担当教員による講義方式,演習形式で行う。各系基礎教育了後にレポート(課題,報告書,ノート)を課す。
注意点:
合格点は 50 点である。各系の基礎教育におけるレポート(課題,報告書,ノート)の評点 100% で評価する。成績は各系評点の平均とする。
レポート等の提出物を提出しなかった場合は単位取得が困難となるので注意すること。
レポート等の提出期限は厳守すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 機械系基礎教育:① 機械工学とは 機械工学が社会でどのように活かされているかを理解出来る
2週 機械系基礎教育:② 材料学および制御技術の基礎 材料学と制御技術が社会や自動車でどのように役立つかが判る
3週 機械系基礎教育:③ 材料力学の基礎 材料力学が物作りや自動車でどのように役立つかが判る
4週 機械系基礎教育:④ 熱力学・エネルギーの基礎 社会や自動車に不可欠なエネルギーの基礎を熱の観点から判る
5週 機械系基礎教育:⑤ 流体力学の基礎 自動車の発展に重要な流体の基礎知識が判る
6週 機械系基礎教育:⑥ 機械設計・製作の基礎 自分で機械が作れるための知識と物作りの基本的考え方が判る
7週 機械系基礎教育:未来の自動車をノート上で完成させる 学んだ知識で議論し、未来の自動車をノート上で完成出来る
学科アンケート
8週 電気・電子・情報系基礎教育:(1)電気・電子・情報系ガイダンス 講義内容や研究内容を紹介する
2ndQ
9週 電気・電子・情報系基礎教育:(2)電気基礎 (a)オームの法則
オームの法則を使った計算ができる
10週 電気・電子・情報系基礎教育:(2)電気基礎 (b)抵抗の接続 抵抗の直列,並列,直並列の合成計算ができる
11週 電気・電子・情報系基礎教育:(2)電気基礎 (c)キルヒホッフの法則 キルヒホッフの法則を理解し,電圧,電流を求めることができる
12週 電気・電子・情報系基礎教育:(3)コンピュータ基礎 (a)データ表現 コンピュータ内部でのデータ表現がわかり,変換ができる
13週 電気・電子・情報系基礎教育:(3)コンピュータ基礎 (b)基本論理演算 基本論理演算を論理式,真理値表,ゲート記号で表現できる
14週 電気・電子・情報系基礎教育:(4)電気・電子・情報系ガイダンス 講義内容や研究内容を紹介する
15週 まとめ 実習のまとめと授業アンケートを行う
16週
後期
3rdQ
1週 物質・生物系基礎教育:3.1 化学基礎(バイオ技術) 社会における材料とバイオ技術の関係がわかる





2週 物質・生物系基礎教育:3.2 化学基礎(化学工業) 社会における材料と化学工業の関係がわかる
3週 物質・生物系基礎教育:3.3 バイオ工学基礎 日常社会におけるバイオ工学の役割がわかる
4週 物質・生物系基礎教育:3.4 アグリ工学基礎 日常社会におけるアグリ工学の役割がわかる
5週 物質・生物系基礎教育:3.5 マテリアル工学基礎 日常生活におけるマテリアル工学の役割がわかる
6週 物質・生物系基礎教育:3.6 プロセス工学基礎 日常生活におけるプロセス工学の役割がわかる
7週 物質・生物系基礎教育:3.7 物質・生物系概論 物質・生物系のカリキュラムの内容と特徴がわかる
8週 土木・建築系基礎教育:土木・建築系概論 土木・建築系の概要を理解できる




4thQ
9週 土木・建築系基礎教育:建築デザイン 建築・都市空間のデザインについて理解できる
10週 土木・建築系基礎教育:環境工学概論 環境工学の概要を理解できる
11週 土木・建築系基礎教育:建築設計 建築(建物との違い,職能,資格,道具)について理解できる
12週 土木・建築系基礎教育:都市計画・交通計画 都市と交通の役割と関係が理解できる
13週 土木・建築系基礎教育:地震防災 地震被害の軽減のための取り組みが理解できる
14週 土木・建築系基礎教育:地盤工学 地盤と社会とのかかわりが理解できる
15週 まとめ 実習のまとめと授業アンケートを行う
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表レポート態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合00100000100
基礎的能力007000070
専門的能力002000020
分野横断的能力001000010