基礎工作実習

科目基礎情報

学校 秋田工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 基礎工作実習
科目番号 0011 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 創造システム工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 自製プリントの配布
担当教員 池田 洋,山崎 博之,佐藤 恒之,長谷川 裕修

到達目標

1.機械系の基礎的な内容を理解して、実習を行うことができる
2.回路素子について理解し,回路を組むことができる
3.物質・生物系における与えられたテーマについて自分達で調べて内容を理解し,説明することができる
4.3Dモデリングソフトのツールを使用して基本的な3Dモデルの作成ができる
5.各種工作器具,工作機械を用いた基本的なものづくり能力を身につけることができる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1機械系の基礎的な内容を理解して、自ら進んで実習を行い新たな提案ができる。機械系の基礎的な内容を理解して、実習を行うことができる。機械系の基礎的な内容を理解して、実習を行うことができない。
評価項目2回路素子について理解し,独力で回路を組むことができる。回路素子について理解し,回路を組むことができる。回路素子を用いて回路を組むことができない。
評価項目3物質・生物系における与えられたテーマについて内容を理解し,説明することができる。物質・生物系における与えられたテーマについて内容を理解できる。物質・生物系における与えられたテーマについて内容を理解できない。
評価項目43Dモデリングソフトのツールが使用でき,スケール,空間を把握する能力が身についた上で基本的な3Dモデルの作成ができる。3Dモデリングソフトのツールを使用して基本的な3Dモデルの作成ができる。3Dモデリングソフトのツールを使用して基本的な3Dモデルの作成ができない。
評価項目5各種工作器具,NC工作機械を用いた基本的なものづくりに関する能力が身についており,作業効率や加工精度を考えて加工ができる。各種工作器具,NC工作機械を用いた基本的なものづくりに関する能力が身についている。各種工作器具,NC工作機械を用いた基本的なものづくりに関する能力が身についていない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
各系実習:各系で提示されるテーマの基本作業,実技修得および,レポート作成等の基礎を身につける。
工場実習:計画された工作物品が完成するまでの手順を把握し,安全な作業を修得するとともに,それらについて適切にまとめたレポート(実習報告書)を作成する。
授業の進め方・方法:
各系実習では担当教員の指導により実習を行う。各系実習終了後にレポート(実習報告書)を課す。
工場実習では3つの実習課題を行ない,それぞれについて製作した成果品と共にレポート(実習報告書)を提出する。
注意点:
合格点は 50 点である。各系の実習では各レポート100%で評価し,成績は各系実習評価の平均とする。
工場実習では課題ごとに提出する作業報告書の評点50%,実習態度20%,理解度20%,作品の出来映え10%の比率で評価する。
各系実習の成績と工場実習の成績との平均が総合成績となる。
ただし,レポート(実習報告書)を提出しなかった場合は単位取得が困難となるので注意すること。
レポートの提出期限は厳守すること。

工場実習分野
(実習を受ける前)事故を起こさないよう安全を最優先とし,指導者の指示を厳守すること.
(実習を受けた後)作業内容を的確にとらえ,加工手順,完成までの状況を報告書に記載すること.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業ガイダンスとレポート指導 実習の進め方と評価の仕方についてガイダンスを行う
2週 機械系実習:機械システム実習 機械系の流れの測定ができる
3週 機械系実習:知能機械実習 ロボットの機構の理解とプログラミングの作成ができる
4週 機械系実習:機械製図実習 3D-CADによる部品図作成ができる
5週 電気・電子・情報系実習:回路製作 ブレッドボード上に電子回路を組むことができる

6週 電気・電子・情報系実習:はんだ付け作業 電子部品を使って回路を組み,はんだ付け作業ができる。
7週 電気・電子・情報系実習:はんだ付け作業 電子部品を使って回路を組み,はんだ付け作業ができる
8週 レポート指導 レポート作成の概要を理解し,実際に作成することができる
2ndQ
9週 物質・生物系実習:物質・生物系工学演習(1) 物質・生物系における与えられたテーマを体験する

10週 物質・生物系実習:物質・生物系工学演習(2) 与えられたテーマについてまとめることができる
11週 物質・生物系実習:物質・生物系工学演習(3) 与えられたテーマについてまとめ,説明することができる
12週 土木・建築系実習:3Dモデリングソフト基本操作 3Dモデリング ソフトウェアSketchUpの基本操作を習得する

13週 土木・建築系実習:3Dモデリングソフトツール習得 SketchUpのツールを習得する
14週 土木・建築系実習:3Dモデリング実習 SketchUpを使った3Dモデリング実習を行う
15週 まとめ 実習のまとめと授業アンケートを行う
16週
後期
3rdQ
1週 工場実習:授業ガイダンス
 (1) 安全教育
工作実習概要と報告書のまとめ方を理解することができる
2週 工場実習:授業ガイダンス
 (2) 工場ガイダンス
工場で設備見学およびノギスの測定を行う
3週 工場実習:組立作業・NC工作機械作業
 簡易オルゴールの製作
NC工作機械を使用した外周切削,端面切削,穴あけ加工ができる
4週 工場実習:組立作業・NC工作機械作業
 簡易オルゴールの製作
NC工作機械を使用した外周切削,端面切削,穴あけ加工ができる
5週 工場実習:組立作業・NC工作機械作業
 簡易オルゴールの製作
NC工作機械を使用した外周切削,端面切削,穴あけ加工ができる
6週 工場実習:組立作業・NC工作機械作業
 簡易オルゴールの製作
NC工作機械を使用した外周切削,端面切削,穴あけ加工ができる
7週 工場実習:組立作業・NC工作機械作業
 簡易オルゴールの製作
NC工作機械を使用した外周切削,端面切削,穴あけ加工ができる
8週 工場実習:組立作業・NC工作機械作業
 簡易オルゴールの製作
NC工作機械を使用した外周切削,端面切削,穴あけ加工ができる
4thQ
9週 工場実習:手仕上げ作業
フォトスタンドの製作
ケガキ,ヤスリ,卓上ボール盤による穴あけ作業,ネジの加工,折り曲げ作業ができる
10週 工場実習:手仕上げ作業
フォトスタンドの製作
ケガキ,ヤスリ,卓上ボール盤による穴あけ作業,ネジの加工,折り曲げ作業ができる
11週 工場実習:手仕上げ作業
フォトスタンドの製作
ケガキ,ヤスリ,卓上ボール盤による穴あけ作業,ネジの加工,折り曲げ作業ができる
12週 工場実習:板金作業
小物入れの製作
ケガキ,ヤスリ,卓上ボール盤による穴あけ作業,折り曲げ,金属板の接合作業ができる
13週 工場実習:板金作業
小物入れの製作
ケガキ,ヤスリ,卓上ボール盤による穴あけ作業,折り曲げ,金属板の接合作業ができる
14週 工場実習:板金作業
小物入れの製作
ケガキ,ヤスリ,卓上ボール盤による穴あけ作業,折り曲げ,金属板の接合作業ができる
15週 まとめ 実習のまとめと授業アンケートを行う
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表レポート成果品・実技ポートフォリオその他合計
総合評価割合00752500100
基礎的能力0050100060
専門的能力001550020
分野横断的能力0010100020