機械工学概論

科目基礎情報

学校 秋田工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 機械工学概論
科目番号 0005 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 3
開設学科 創造システム工学科(機械系) 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 3
教科書/教材 「機械製図」 林洋二ほか共著 実教出版 , 3次元CAD SolidWorks練習帳 日刊工業新聞社
担当教員 野澤 正和,木澤 悟,佐々木 崇紘

到達目標

1.図面の役割と種類を常に意識しながら課題等に取り組むことができる.
2.製図用具を正しく使用でき,線や文字を正しく明瞭にかくことができる.
3. 投影法(第三角法投影)にしたがい,立体を平面上に正しく表現でき,また図面から立体を正しく把握できる.
4.図形の選び方と表し方を,種々の技法により理解できるとともに図示できる.また、図形への寸法記入を規則にし たがい記入できる.
5.寸法公差・はめあい,幾何公差・表面性状が理解でき,それらの項目を含む図面をかけて読み取ることができる.
6.各機械要素の作図法を理解し,図面を作図することができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1図面の役割と種類を常に意識しながら課題を提出できる.図面の役割を常に意識しながら課題を提出できる.課題の提出ができない.
評価項目2製図用具を正しく使用でき,線や 文字を正しく明瞭にかくことがで きる.製図用具を使用でき,線や文字を 明瞭にかくことができる.製図用具を使用できず,線や文字 を明瞭にかくことができない.
評価項目3立体を平面上に正しく表現でき, かつ図面から立体を正しく表現で きる.立体を平面上に正しく表現でき, 図面から立体を把握できる.立体を平面上に正しく表現できな い,また図面から立体を正しく把 握できない.
評価項目4図形を種々の技法により正しく図 示できる.また、図形への寸法記 入を規則にしたがい記入できる.図形を種々の技法により図示でき る.また、図形への寸法記入がで きる.図形を種々の技法により図示でき ず,また図形への寸法記入ができ ない.
評価項目5寸法公差・はめあい,幾何公差・ 表面性状が理解でき,それらの項目を含む図面を読み取ることがで きる.寸法公差・はめあい,幾何公差・ 表面性状が理解できる.寸法公差・はめあい,幾何公差・ 表面性状が理解できない.
評価項目6SolidWorksを使って,自在に3次元のモデル図を描けるSolidWorksを使って,ある程度説明を聞けば3次元のモデル図を描けるSolidWorksを使って,全く3次元のモデル図を描けない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
機械技術者として必須である機械製図の基礎的な知識および技術・作図法などを学び,図面を正しく明瞭に作成でき,正確に読み取れる能力を修得する.
授業の進め方・方法:
演習形式で行い,製図に関連する基本事項の理解度の確認のために,課題の提出を課す.
注意点:
合格点は50点である.毎時間,課題を課す.課題数は30回.1課題,3点である.よって課題評価は90%(30題×3点).授業態度は10%で評価する.
課題提出の期限を守ること.全ての提出課課題が提出されないと合格点にならない.図面作成で最も重要な「正しく・明りょう」を心がけ,常に「考えて図面をかく能力・ 読む能力」を個々に養う.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業ガイダンス
製図の基礎①
授業の進め方と評価について説明する.
図面の概要や製図用具の使用法について理解できる.
2週 基本的な図形のかき方① 基礎的な作図,直線と円弧,円弧と円弧のつなぎ方,平面曲線の作図ができる.
3週 基本的な図形のかき方② 基礎的な作図,直線と円弧,円弧と円弧のつなぎ方,平面曲線の作図ができる.
4週 投影法と投影図のかき方① 投影法について理解ができ,第三角法による投影法を説明できる.
5週 投影法と投影図のかき方② 投影法について理解ができ,投影図を図示できる.
6週 投影法と投影図のかき方③ 投影法について理解ができ,投影図を図示できる.
7週 立体的な図示法① 等角投影が理解でき,等角図を図示できる.
8週 立体的な図示法② 等角投影が理解でき,キャビネット図を図示できる.
2ndQ
9週 図形の表し方① 図形の選び方と配置,特別な図示方法が理解でき,それを踏まえて図示できる.
10週 図形の表し方② 断面図示が理解でき,それを踏まえて図示できる.
11週 寸法記入法① 基本的な寸法の記入法が理解でき,それらを図面に反映させることができる.
12週 寸法記入法② 寸法記入についての留意事項を踏まえて,関連する図面の作成ができる.
13週 公差・表面性状① 公差と公差記号の意味を理解でき,サイズ公差の計算ができる.
14週 公差・表面性状② 表面性状と記号の意味を理解できる.
15週 公差・表面性状③ 公差と表面性状の意味を理解でき,関連する図面の作成ができる.
16週 課題の講評と解説 提出した課題についての解説と,授業のまとめ,および授業アンケート
後期
3rdQ
1週 基本形状A SolidWoksを使って基本形状Aを描ける
2週 基本形状B SolidWoksを使って基本形状Bを描ける
3週 基本形状C SolidWoksを使って基本形状Cを描ける
4週 基本形状D SolidWoksを使って基本形状Dを描ける
5週 基本形状E SolidWoksを使って基本形状Eを描ける
6週 基本形状F SolidWoksを使って基本形状Fを描ける
7週 基本形状G SolidWoksを使って基本形状Gを描ける
8週 基本形状H SolidWoksを使って基本形状Hを描ける
4thQ
9週 基本形状I SolidWoksを使って基本形状Iを描ける
10週 基本形状J SolidWoksを使って基本形状Jを描ける
11週 基本形状応用a1 SolidWoksを使って基本形状応用a1を描ける
12週 基本形状応用a2 SolidWoksを使って基本形状応用b1を描ける
13週 基本形状応用b1 SolidWoksを使って基本形状応用b1を描ける
14週 基本形状応用b2 SolidWoksを使って基本形状応用b1を描ける
15週 基本形状応用c SolidWoksを使って基本形状応用Cを描ける
16週 課題の講評と解説 提出した課題についての解説と,授業のまとめ,および授業アンケート

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

課題図面発表相互評価授業態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合90001000100
基礎的能力90001000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000