コンピュータ製図

科目基礎情報

学校 秋田工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 コンピュータ製図
科目番号 0008 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 創造システム工学科(機械系) 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 SolidWorksによる3次元CAD,門脇 重道 他,実教出版
担当教員 木澤 悟

到達目標

1.3次元モデルを製作することができる
2.アセンブリモデルを製作することができる
3.2次元製図を製作することができる
学習教育目標:C-2

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1モータ,ナット,ボルトの3次元モデルを製作できるモータ,ナットの3次元モデルを製作できる3次元モデルを製作できない
評価項目2フランジ型たわみ軸継ぎ手,アーム機構のアセンブリモデルを製作できるフランジ型たわみ軸継ぎ手のアセンブリモデルを製作できるアセンブリモデルを製作できない
評価項目3応用的な2次元製図と図面の作成ができる基本的な2次元製図と図面の作成ができる2次元製図と図面の作成ができない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
[授業の概要]
 SolidWorksを使った3次元モデリングを中心とした描画能力とアセンブリ方法を身につけ,2次元製図の描画能力と3次元モデルから2次元製図への展開方法を習得する
授業の進め方・方法:
演習形式で行い,作図した課題を期限内に提出させる.試験結果が合格点に達しない場合,再試験を行うことがある。
注意点:
 合格点は50点である。前期末試験80%,期限内に提出すべき課題図面20%の比率で評価する.
      学年総合成績=到達度試験(前期末)80点+課題図面20点

(講義を受ける前) 機械製図Ⅰ,機械製図Ⅱを確実に理解すること
(講義を受けた後CADシステムを使いこなすまでには時間が掛かるので,学生個々が積極的に取り組む必要がある.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業ガイダンス
1 SolidWorksとは
(1)モデル作成の流れ
授業の進め方と評価の仕方について説明する.
イメージをしながら作業を進めることが出来る
2週 2 スケッチの基本操作
(1)スケッチの練習
(2)演習問題
スケッチの基本を身につけることが出来る
3週 3 3次元モデルの作成
(1)製作例1:モータ
3次元化の基本的な流れやコマンドの使い方ができる
4週 (2)製作例2:ナット
(3)製作例3:ボルト
3次元化の基本的な流れやコマンドの使い方ができる
5週 (4)教科書演習問題 3次元化の基本的な流れやコマンドの使い方ができる
6週 4 アセンブリモデルの作成
(1)フランジ型たわみ軸継ぎ手
製図した各部品をアセンブルする
7週 (1)フランジ型たわみ軸継ぎ 製図した各部品をアセンブルする
8週 (1)フランジ型たわみ軸継ぎ 製図した各部品をアセンブルする
2ndQ
9週 (2)教科書演習問題:アーム機構 製図した各部品をアセンブルする
10週 7 2次元製図と図面の作成
(1)ブロック1
製図した各部品をアセンブルする
11週 (2)ブロック2 製図した各部品をアセンブルする
12週 (3)教科書演習問題 3次元で製図した図面を2次元製図に描くことができる
13週 2次元製図と図面の作成
(提出課題:支持台)
3次元で製図した図面を2次元製図に描くことができる
14週 2次元製図と図面の作成
(提出課題:支持台)
3次元で製図した図面を2次元製図に描くことができる
15週 到達度試験 上記項目について学習した内容の理解度を確認する
16週 試験の解説と解答と授業アンケート 到達度試験の解説と解答、授業アンケート,本授業のまとめ

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野製図図面の役割と種類を適用できる。3
製図用具を正しく使うことができる。3
線の種類と用途を説明できる。3
物体の投影図を正確にかくことができる。3
製作図の書き方を理解し、製作図を作成することができる。3
公差と表面性状の意味を理解し、図示することができる。3
部品のスケッチ図を書くことができる。3
CADシステムの役割と基本機能を理解し、利用できる。3
ボルト・ナット、軸継手、軸受、歯車などの機械要素の図面を作成できる。3
歯車減速装置、手巻きウインチ、渦巻きポンプ、ねじジャッキなどを題材に、その主要部の設計および製図ができる。3
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。3
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。3
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。3
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。3
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。3
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。3
他者の意見を聞き合意形成することができる。3
合意形成のために会話を成立させることができる。3
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。3
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。3
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。3
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。3
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。3
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。3
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。3
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる3
複数の情報を整理・構造化できる。3
特性要因図、樹形図、ロジックツリーなど課題発見・現状分析のために効果的な図や表を用いることができる。3
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。3
グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。3
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。3
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。3
事実をもとに論理や考察を展開できる。3
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。3

評価割合

試験演習課題合計
総合評価割合80200000100
基礎的能力4010000050
専門的能力4010000050
分野横断的能力0000000