到達目標
1.与えられた命題に対する真理値表を作成し,論理式を導き出すことができる。
2.ブール代数の諸法則及び定理・公理,またはカルノー図等を用いて論理式の簡単化を行うことができる。
3.論理記号を用いて論理回路を表現できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 複雑な命題に対しても真理値表を作成し,論理式を導き出すことができる。 | 与えられた命題に対する真理値表を作成し,論理式を導き出すことができる。 | 与えられた命題に対する真理値表を作成し,論理式を導き出すことができない。 |
評価項目2 | ブール代数の諸法則及び定理・公理,またはカルノー図等を用いて複雑な論理式の簡単化を行うことができる。 | ブール代数の諸法則及び定理・公理,またはカルノー図等を用いて論理式の簡単化を行うことができる。 | ブール代数の諸法則及び定理・公理,またはカルノー図等を用いて論理式の簡単化を行うことができない。 |
評価項目3 | 論理記号を用いて複雑な論理回路を表現できる。 | 論理記号を用いて論理回路を表現できる。 | 論理記号を用いて論理回路を表現できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
ディジタル技術の基礎となる2値論理,ブール代数を理解し,組合せ論理回路設計に必要な論理式の導出,簡単化手法を学ぶことで,簡単な組合せ論理回路を設計できる能力を修得することを目標とする。
授業の進め方・方法:
講義形式で行う。適宜,小テストを実施し,レポートを課す。
小テスト,レポートも成績評価の対象とする。
注意点:
合格点は50点である。各中間・期末成績を,試験結果70%,小テスト・レポート30%で評価する。特に,レポート未提出者は単位取得が困難となるので注意すること。
学年総合評価=(後期中間成績+後期末成績)/2
(講義を受ける前)予習を行い,授業に備えること.
(講義を受けた後)復習を行い,理解を深めること.
自学自習時間:30時間
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
授業ガイダンス 2値論理 |
・授業の進め方と評価の仕方について説明する。 ・2値論理の概念について理解できる。
|
2週 |
スイッチ回路と論理演算 |
・スイッチ回路と2値論理の関係が理解できる。 ・基本論理演算を真理値表および論理式で表現できる。
|
3週 |
ブール代数と論理式(1) |
・ベン図,ブール代数が理解できる。 ・真理値表から主加法標準形,主乗法標準形の論理式を導出できる。 ・論理式から真理値表を作成できる。
|
4週 |
ブール代数と論理式(2) |
・真理値表から主加法標準形,主乗法標準形の論理式を導出できる。 ・論理式から真理値表を作成できる。
|
5週 |
論理式の簡単化 |
ブール代数の定理,ベン図,カルノー図を用いて論理式の簡単化ができる。
|
6週 |
論理記号(1) |
・MIL規格論理機能記号と各種論理記号が描ける。
|
7週 |
論理記号(2) |
・論理記号を用いて,論理式から論理回路を描ける。 ・論理回路から真理値表,論理式を作成,導出できる。
|
8週 |
到達度試験(後期中間) |
上記項目について学習した内容の理解度を確認する。
|
4thQ |
9週 |
試験の解説と解答
|
到達度試験の解説と解答
|
10週 |
|
|
11週 |
|
|
12週 |
|
|
13週 |
|
|
14週 |
|
|
15週 |
|
|
16週 |
|
|
モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 情報系分野 | 計算機工学 | 基本的な論理演算を行うことができる。 | 2 | 後2 |
基本的な論理演算を組合わせて、論理関数を論理式として表現できる。 | 3 | 後3,後4 |
論理式の簡単化の概念を説明できる。 | 3 | 後5 |
論理ゲートを用いて論理式を組合せ論理回路として表現することができる。 | 2 | 後6,後7 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 0 | 0 | 0 | 0 | 30 | 100 |
基礎的能力 | 50 | 0 | 0 | 0 | 0 | 30 | 80 |
専門的能力 | 20 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |