到達目標
1.有機化合物の定義と分類を理解できる.
2.化学結合の種類とその本質を理解できる.
3.酸と塩基の概念を理解できる.
4.アルカン類の命名法と反応を理解できる.
5.シクロアルカン類の命名法と反応を理解できる.
6.ハロアルカン類の命名法と構造,及び反応を理解できる.
7.アルコール類の命名法と構造,及び反応を理解できる.
8.エーテル類の命名法と構造,及び反応を理解できる.
9.アルケン及び,シクロアルケン類の命名法と構造,及び反応を理解できる.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 有機化合物の定義と分類を理解でき,説明ができる. | 有機化合物の定義と分類を理解できる. | 有機化合物の定義と分類を理解できない. |
評価項目2 | 化学結合の種類とその本質を理解でき,説明ができる. | 化学結合の種類とその本質を理解できる. | 化学結合の種類とその本質を理解できない. |
評価項目3 | 酸と塩基の概念を理解でき,説明できる. | 酸と塩基の概念を理解できる. | 酸と塩基の概念を理解できない. |
評価項目4 | アルカン類の命名法と反応を理解でき,説明できる. | アルカン類の命名法と反応を理解できる. | アルカン類の命名法と反応を理解できない. |
評価項目5 | シクロアルカン類の命名法と構造を理解でき,説明できる. | シクロアルカン類の命名法と構造を理解できる. | シクロアルカン類の命名法と構造を理解できない. |
評価項目6 | ハロアルカン類の命名法と構造,反応を完全理解できる. | ハロアルカン類の命名法と構造,反応を理解できる. | ハロアルカン類の命名法と構造,反応を理解できない. |
評価項目7 | アルコール類の命名法と構造,反応を完全理解できる. | アルコール類の命名法と構造,反応を理解できる. | アルコール類の命名法と構造,反応を理解できない. |
評価項目8 | エーテル類の命名法と構造,反応を完全理解できる. | エーテル類の命名法と構造,反応を理解できる. | エーテル類の命名法と構造,反応を理解できない. |
評価項目9 | アルケン及び,シクロアルケン類の命名法と構造,反応を完全理解できる. | アルケン及び,シクロアルケン類の命名法と構造,反応を理解できる. | アルケン及び,シクロアルケン類の命名法と構造,反応を理解できない. |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
有機化学は炭素化合物の化学であり,有機化合物を官能基によって分類し,その構造と命名法,合成方法や反応性に関する基礎的な事項を修得し,有機化学が電子の移動を中心とした学問であることを理解することを目標とする.
授業の進め方・方法:
基本的には講義形式で行う.また,レポートの提出を求める.
試験結果が合格点に達しない場合,再テストを行うことがある.
注意点:
[学習上の注意]
(講義を受ける前)化学Ⅰ,工学概論及び,基礎工学実習で学習した内容を確実に理解する事.また事前に教科書を読んでおくこと.
(講義を受けた後)基礎的概念の理解が重要である.ノート及び教科書を用いて復習し確実に理解すること.
[評価方法]
合格点は50点である.試験結果を70%,レポートを20%,受講態度を10%で評価する.レポート未提出者は単位取得が困難となるので注意すること.試験結果が合格点に達しない場合,再テストを行うことがある.
学年総合評価=[到達度試験(前期中間)+到達度試験(前期末)+到達度試験(前期中間)+到達度試験(前期末)]×0.175+レポート×0.2+受講態度×0.1
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
授業ガイダンス 有機化合物とは |
授業の進め方と評価の仕方について説明する. 有機化合物とはどのようなものであるか理解できる.
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2週 |
有機化合物1 |
有機化合物の定義と分類を理解できる(1).
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3週 |
有機化合物2 |
有機化合物の定義と分類を理解できる(2).
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4週 |
化学結合1 |
イオン結合と共有結合の意味と,その本質を理解できる.
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5週 |
化学結合2 |
水素結合と配位結合の意味と,その本質を理解できる.
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6週 |
酸と塩基 |
酸と塩基および,pKaの概念を理解できる.
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7週 |
到達度試験(前期中間) |
上記の項目について学習した内容の理解度を授業の中で確認する。
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8週 |
試験の解説と解答 |
到達度試験の解説と解答
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2ndQ |
9週 |
アルカン1 |
アルカン類の命名法を理解できる(基本).
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10週 |
アルカン2 |
アルカン類の命名法を理解できる(応用).
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11週 |
アルカン3 |
アルカン類の構造を理解できる.
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12週 |
アルカン4 |
アルカン類の反応を理解できる.
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13週 |
シクロアルカン1 |
シクロアルカン類の構造を理解できる.
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14週 |
シクロアルカン2 |
シクロアルカン類の反応を理解できる.
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15週 |
到達度試験(前期末) |
上記の項目について学習した内容の理解度を授業の中で確認する。
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16週 |
試験の解説と解答 |
到達度試験の解説と解答及び,授業アンケート
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後期 |
3rdQ |
1週 |
ハロアルカン1 |
ハロアルカン類の命名法と構造を理解できる.
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2週 |
ハロアルカン2 |
ハロアルカン類の基礎的な合成法と反応を理解できる.
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3週 |
ハロアルカン3 |
ハロアルカン類の特徴的な合成法と反応を理解できる.
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4週 |
アルコール1 |
アルコール類の命名法と構造を理解できる.
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5週 |
アルコール2 |
アルコール類の基礎的な合成法と反応を理解できる.
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6週 |
アルコール3 |
アルコール類の特徴的な合成法と反応を理解できる.
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7週 |
到達度試験(後期中間) |
上記の項目について学習した内容の理解度を授業の中で確認する。
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8週 |
試験の解説と解答 |
到達度試験の解説と解答
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4thQ |
9週 |
エーテル1 |
エーテル類の命名法と構造を理解できる.
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10週 |
エーテル2 |
エーテル類の基礎的な合成法と反応を理解できる.
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11週 |
エーテル3 |
エーテル類の特徴的な合成法と反応を理解できる.
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12週 |
アルケンおよび,シクロアルケン1 |
表題化合物の命名法と構造を理解できる.
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13週 |
アルケンおよび,シクロアルケン2 |
表題化合物の基礎的な合成法と反応を理解できる.
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14週 |
アルケンおよび,シクロアルケン3 |
表題化合物の特徴的な合成法と反応を理解できる.
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15週 |
到達度試験(後期末) |
上記の項目について学習した内容の理解度を授業の中で確認する。
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16週 |
試験の解説と解答 |
到達度試験の解説と解答,および授業アンケート
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
分野横断的能力 | 態度・志向性(人間力) | 態度・志向性 | 態度・志向性 | 企業等における技術者・研究者等の実務を認識している。 | 3 | |
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業等でどのように活用・応用されているかを認識できる。 | 3 | |
企業人として活躍するために自身に必要な能力を考えることができる。 | 3 | |
コミュニケーション能力や主体性等の「社会人として備えるべき能力」の必要性を認識している。 | 3 | |
総合的な学習経験と創造的思考力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 工学的な課題を論理的・合理的な方法で明確化できる。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 0 | 0 | 10 | 0 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 70 | 0 | 0 | 10 | 0 | 20 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |