建築デザイン演習Ⅱ

科目基礎情報

学校 秋田工業高等専門学校 開講年度 2019
授業科目 建築デザイン演習Ⅱ
科目番号 0002 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 創造システム工学科(土木・建築系) 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 「コンパクト設計資料集成」日本建築学会編 丸善 、「初めて学ぶ建築製図」建築のテキスト編集委員会 学芸出版社
担当教員 鎌田 光明

到達目標

1. 図面記号を理解し、それらを適切に使用できるようになること。
2. 建築の構成や構造と各部材をよく理解し、線の太さや濃淡などに配慮した図面を作成できるようになること。
3. 作図する上で、図面の配置レイアウトについての重要性を学ぶ。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1図面記号を理解し、それらを適切に使用できる。図面記号を理解し、それらを適切に使用できる。図面記号を理解できず、それらを適切に使用することができない。
評価項目2建築の構成や構造と各部材をよく理解し、線の太さや濃淡などに配慮した図面を作成できる。線の太さや濃淡などに配慮した建築図面を作成できる。線の太さや濃淡などに配慮した建築図面を作成することができない。
評価項目3図面を適切に解りやすくレイアウトできる。図面を適切にレイアウトできる。図面を適切にレイアウトすることができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
建築設計で用いる基本的な製図方法と図面のきまり、表現方法を整理し、分かりやすい建築図面の作成を修得する。また、造形的な構成と、身近な建築空間の設計手法を修得する。
授業の進め方・方法:
各課題のはじめに授業を行ない、その後、演習形式を中心に行なう。
 必要に応じて、エスキースの提出など、進行状況が把握できるものの提出を求める。
提出物が合格点に達しない場合、再提出を課すことがある。
注意点:
多くの図面を閲覧し、設計者が計画意図をどのように表現しているか参考にすること。また、単位寸法に注意して人体スケールを把握すること。特に、授業時間外での検討が重要であるので日々の生活での空間の利用を意識すること。指定された提出期限は厳守すること。遅れた場合は不利を被る場合がある。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
2ndQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週
後期
3rdQ
1週 授業ガイダンス、(1) 図面記号と建築としての住宅の解説 授業の進め方と評価の仕方について説明する。
課題1の趣旨および評価基準について説明する。
製図方法、図面のきまり、表現方法を整理する。住宅の種類や諸機能について学ぶ。
2週 (2) 住宅の配置図兼平面図の作図 住宅の配置図および平面図を理解し表記できる。
3週 (2) 住宅の配置図兼平面図の作図 住宅の配置図および平面図を理解し表記できる。
4週 (2) 住宅の配置図兼平面図の作図 住宅の配置図および平面図を理解し表記できる。
5週 (3) 住宅の断面図の作図 住宅断面を理解し表記できる。
6週 (4) 住宅の立面図の作図 住宅の立面を理解し表記できる。
7週 (5) 住宅の矩形図の作図 住宅詳細を理解し表記できる。
8週 (5) 住宅の矩形図の作図 住宅詳細を理解し表記できる。
4thQ
9週 課題2(公共空間)ガイダンス、(1) 造形的構成 課題2の趣旨および評価基準について説明する。
また、プレゼンテーションについても説明する。与条件を元に、造形的な空間構成ができる。
10週 (2) 建築的意味の付加 (1)で構成した空間に、求められる建築の諸機能を付加できる。
11週 (3) 平面図・断面図・立面図の作成 (2)の建築空間を、様々な手法を用いて分かりやすく作図できる。
12週 (3) 平面図・断面図・立面図の作成 (2)の建築空間を、様々な手法を用いて分かりやすく作図できる。
13週 (4) 平面図・断面図・立面図・立体表現の作成 (3)の建築空間を、様々な手法を用いて分かりやすく表現できる。
14週 (4) 平面図・断面図・立面図・立体表現の作成 (3)の建築空間を、様々な手法を用いて分かりやすく表現できる。
15週 課題2提出 プレゼンテーション 評価基準を過不足なく満たした設計図書を提出し、プレゼンテーションできる。
16週 課題2 プレゼンテーション 評価基準を過不足なく満たした設計図書を提出し、プレゼンテーションできる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野製図線と文字の種類を説明できる。3
平面図形と投影図の描き方について、説明できる。3
図の配置、尺度、表題欄、寸法と寸法線の規約について、説明できる。3
建築系分野設計・製図製図用具の特性を理解し、使用できる。3
線の描き分け(3種類程度)ができる。3
文字・寸法の記入を理解し、実践できる。3
建築の各種図面の意味を理解し、描けること。3
図面の種類別の各種図の配置を理解している。3
図面の尺度・縮尺について理解し、図面の作図に反映できる。3
立体的な発想とその表現(例えば、正投象、単面投象、透視投象などを用い)ができる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合00001000100
基礎的能力000040040
専門的能力000030030
分野横断的能力000030030