概要:
建設分野の構造物の主要材料を中心に,その特性に関する基礎知識を習得する。
授業の進め方・方法:
授業は基本的に講義形式で行う。内容に応じて,グループワークや情報処理センターでの授業も行う。適宜,Microsoft Teamsを活用した自学自習の課題を課す。試験結果が合格点に達しない場合,再試験を行うことがある。
注意点:
(講義を受ける前)本講義で取扱う材料はいずれも身近な構造物に用いられている。講義に先立って,身近な構造物に用いられている建設材料に興味を持ち,自分なりの興味をもって講義に臨むことが望ましい。
(講義を受けた後)高学年で学習する専門分野の基礎知識となるため,確実に理解するように心がけること。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建設系分野 | 材料 | コンクリートの長所、短所について、説明できる。 | 1 | 後2,後9,後10 |
各種コンクリートの特徴、用途について、説明できる。 | 1 | 後9,後10 |
建築系分野 | 材料 | 建築材料の変遷や発展について説明できる。 | 1 | 後1,後2,後7 |
建築材料の規格・要求性能について説明することができる。 | 1 | 後1,後2,後7 |
木材の種類について説明できる。 | 1 | 後2,後6 |
傷(節など)について説明できる。 | 1 | 後6 |
耐久性(例えば腐れ、枯渇、虫害など)について説明できる。 | 1 | 後6 |
耐火性について説明できる。 | 1 | 後6,後13 |
近年の木材工業製品(集成材、積層材など)の種類について説明できる。 | 1 | 後6 |
セメントの製造方法(廃棄物の利用も含む)について説明できる。 | 1 | 後7,後9 |
セメントの種類・特徴について説明できる。 | 1 | 後9 |
コンクリート用軽量骨材があることを知っている。 | 1 | 後9 |
混和材(剤)料の種類(例えばAE剤と減水剤、フライアッシュやシリカフュームなど)をあげることができる。 | 1 | 後9,後12 |
コンクリートの調合のうち、水セメント比の計算ができる。 | 1 | 後10,後11 |
スランプ、空気量について、強度または、耐久性の観点でその影響について説明できる。 | 1 | 後10,後11 |
コンクリートの強度(圧縮、引張、曲げ、せん断)の関係について説明できる。 | 1 | 後10,後11 |
各種(暑中・寒中など)・特殊(水密、高強度など)コンクリートの名称をあげることができる。 | 1 | 後10,後11 |
コンクリート製品(ALC、プレキャストなど)の特徴について説明できる。 | 1 | 後10,後11 |
建築用構造用鋼材の種類(SS、SM、SNなど)・性質について説明できる。 | 1 | 後2,後3,後4 |
建築用鋼製品(丸鋼・形鋼・板など)の特徴・性質について説明できる。 | 1 | 後2,後3,後4 |
非鉄金属(アルミ、銅、ステンレスなど)の分類、特徴をあげることができる。 | 1 | 後2,後3,後5 |
石材の種類・性質について説明できる。 | 1 | 後1,後2 |
石材の使用方法について説明できる。 | 1 | 後1,後2 |
屋根材(例えば和瓦、洋瓦、金属、アスファルト系など)の特徴をあげることができる。 | 1 | 後2,後11 |
タイルの種類、特徴をあげることができる。 | 1 | 後2 |
ガラスの製法、種類をあげることができる。 | 1 | 後2 |
塗料の種類に応じた下地、使用環境などの適合性について説明できる。 | 1 | 後2,後12 |
下地材の種類(例えば繊維板、パーティクルボード、石こうボードなど)をあげることができる。 | 1 | 後2,後12 |
床の仕上げ材料(カーペット、フローリング、レベリング、長尺シート等)をあげることができる。 | 1 | 後2,後12 |