土質力学

科目基礎情報

学校 秋田工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 土質力学
科目番号 0012 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 創造システム工学科(土木・建築系) 対象学年 3
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 土質力学 三田地利之 森北出版
担当教員 山添 誠隆

到達目標

1. 土の基本的性質と状態,工学的分類を説明できる。
2. 全応力と有効応力,自重による地盤内応力を説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安(優)標準的な到達レベルの目安(良)未到達レベルの目安(不可)
評価項目1土の基本的性質と状態,工学的性質を説明できる。土の基本的性質と状態を説明できる。土の基本的性質と状態を説明できない。
評価項目2全応力と有効応力,自然堆積地盤の地盤内応力を説明できる。全応力と有効応力がわかる。全応力と有効応力がわからない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
土質力学についての基礎知識を習得する。
授業の進め方・方法:
講義形式で行う。この科目は学修単位科目のため,事前・事後学習としてレポートを実施・提出を求める。試験結果が合格点に達しない場合,再試験を行うことがある。
注意点:
(講義を受ける前)土や地盤に生じる実際の現象をイメージしながら学習すること。毎回の予習を欠かさないこと。教科書,ノート,電卓を忘れずに準備して出席すること。レポートの提出期限を厳守すること。
(講義を受けた後)課題レポートにより各自で講義内容の理解度をチェックするとともに,確実に理解すること。
[評価方法]
 合格点は50点である。成績は,試験結果を80%,レポートを20点で評価する。
 総合評価=(前期中間成績+前期末成績)/2
 特に、レポートの未提出者は単位取得が困難となるので注意すること。
自学自習時間:60時間

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業のガイダンス 授業の進め方と評価の仕方について説明する。
2週 土の生成 土の特徴,生成・粒径による分類,構造が理解できる。
3週 土の状態量 含水比,土および土粒子の密度の定義を理解し計算できる。
4週 土の状態量 間隙比と飽和度の定義を理解し計算できる。
5週 土の状態量 各状態量の関係と諸量の計算ができる。
6週 土の粒度 粒度試験を理解し,粒径加積曲線の読み方がわかる。
7週 土の粒度 均等係数,曲率係数が理解でき,土試料の分類および粒度の良し悪しを判断できる。
8週 到達度試験(前期中間) 上記項目について学習した内容の理解度を授業の中で確認する。
2ndQ
9週 試験の解説と解答
コンシステンシー
到達度試験の解説と解答。
粘性土のコンシステンシーを理解できる。
10週 コンシステンシー コンシステンシー限界と試験法を説明できる。
11週 コンシステンシー 塑性図を用いた分類ができる。
12週 地盤調査・土質試験 地盤調査・土質試験の必要性と各種の調査・試験内容が理解できる。
13週 有効応力 全応力と有効応力を理解でき,その分布が計算できる。
14週 有効応力 荷重載荷や地下水位低下時の有効応力の変化を計算できる。
15週 到達度試験(前期末) 上記項目について学習した内容の理解度を授業の中で確認する。
16週 試験の解説と解答 到達度試験の解説と解答、および授業アンケート

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野地盤土の生成、基本的物理量、構造などについて、説明できる。3
土の粒径・粒度分布やコンシステンシーを理解し、地盤材料の工学的分類に適用できる。3
有効応力の原理を説明できる。3

評価割合

試験レポート相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80200000100
知識の基本的な理解6010000070
思考・推論・創造への適用力105000015
汎用的技能105000015