測量実習Ⅱ

科目基礎情報

学校 秋田工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 測量実習Ⅱ
科目番号 0059 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 創造システム工学科(土木・建築系) 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 「改訂 測量学Ⅰ」堤 他、コロナ社  「改訂 測量学Ⅱ」岡林 他、コロナ社
担当教員 長谷川 裕修,葛西 誠

到達目標

・トラバース測量の測量計画を立案できる。
・トラバース測量を構成する角測量、距離測量、水準測量に必要な機器の取り扱いに関する知識と、測定に伴なって生じる誤差の取り扱いが説明できる
・細部測量によって地物を書き込んだ地図を作成できる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1トラバース測量の測量計画を班員と共同しながら立案できるトラバース測量の測量計画を教員の助けを受けながら立案できるトラバース測量の測量計画を立案できない
評価項目2トラバース測量を構成する角測量、距離測量、水準測量に必要な機器の取り扱いに関する知識と、測定に伴なって生じる誤差の取り扱いが1人で説明できるトラバース測量を構成する角測量、距離測量、水準測量に必要な機器の取り扱いに関する知識と、測定に伴なって生じる誤差の取り扱いが教員または他班員の助けを受けて説明できるトラバース測量を構成する角測量、距離測量、水準測量に必要な機器の取り扱いに関する知識と、測定に伴なって生じる誤差の取り扱いが説明できない
評価項目3細部測量によって地物を書き込んだ地図を班員と共同しながら作成できる細部測量によって地物を書き込んだ地図を教員や他班員の助けを受けて作成できる細部測量によって地物を書き込んだ地図を作成できない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
測量は土木・建築工事の計画・設計・施工および検査に必要不可欠な工程であり、当該分野における技術者として身につけておくべき知識である。
知識の定着には、講義で得た知識の実践が欠かせない。本実習では、基礎測量学で学んだ角測量、距離測量の知識を活用しながら、また測量学Ⅰで学ぶ水準測量の知識を活用しながら、トラバース測量を実践し、これらの知識の定着を目指す。
授業の進め方と授業内容・方法:
屋外において実習形式で行なう。ただし荒天の場合は屋内で行うことがある。作業は基本的に班単位で行なう。
到達度を確認するために、試験(口頭試問および実技試験)を行なう。口頭試問結果または実技試験結果が芳しくない場合、再試験を行なうことがある。
適宜、成果物(測定結果、調整計算書、図面など)の提出を求める。
注意点:
試験(成果物(測定結果、調整計算書、図面など)、口頭試問および実技試験)90%、実習態度10%の割合で評価する。合格点は50点である。
成果物は確実に提出すること。
【授業を受ける前】基礎測量学の内容をよく復習しておくこと。同時期に開講される測量学Ⅰの内容をよく復習しておくこと。
【授業を受けた後】課される成果物の作成を通じて、理解を深めておくこと。口頭試問でフィードバックされる教員からのアドバイスを活かして復習すること。

授業計画

授業内容・方法 週ごとの到達目標
前期
1週 ガイダンス/現地踏査 測量対象領域をくまなく歩き、閉合トラバース測量を行なうにあたっての測量計画を立てることができる。
2週 選点、造標、スケッチ 立案した測量計画を踏まえて、適切な位置に測点を設置することができる。測量対象領域および測点周辺の地物をスケッチし、以後の測量作業を円滑に実施するための準備ができる。
3週 水準測量(1) 各測点の高低差を水準儀を用いて測定できる。
4週 水準測量(2) 各測点の高低差を水準儀を用いて測定できる。
5週 水準測量(3) 各測点の高低差を水準儀を用いて測定できる。
6週 口頭試問(1)・実技試験(1) 高低差の推定値を求めることができる。
7週 実務者による実演・実技指導 測量に従事する実務者から実技指導を受け、現場における測量技術の重要性を説明できるようになる。
8週 トラバース測量 測角(1) 測点における内角の大きさを測角儀を用いて倍角法によって測定できる。
9週 トラバース測量 測角(2) 測点における内角の大きさを測角儀を用いて倍角法によって測定できる。
10週 トラバース測量 測角(3) 測点における内角の大きさを測角儀を用いて倍角法によって測定できる。
11週 トラバース測量 測角(4) 測点における内角の大きさを測角儀を用いて倍角法によって測定できる。
12週 トラバース測量 測角(5) 内角和を求め、測定誤差を評価するとともに各測点の角度を調整できる。ある1つの測線の方向角を測定できる。
13週 トラバース測量 測距(1) 各測線の長さを鋼巻尺等を用いて測定できる。
14週 トラバース測量 測距(2) 各測線の長さを鋼巻尺等を用いて測定できる。
15週 口頭試問(2)・実技試験(2) これまでの測量に関する知識、機器の取り扱い、測定値の取り扱いを確認する。
16週
後期
1週 トラバース測量 測距(3) 各測線の長さを鋼巻尺等を用いて測定できる。
2週 トラバース測量 測距(4) 各測線の長さを鋼巻尺等を用いて測定できる。
3週 トラバース測量 測距(5) 各測線の長さを鋼巻尺等を用いて測定できる。
4週 閉合トラバースの調整計算(1) 調整後の内角と測定した方向角の情報を用いて、各測線の方向角を求めることができる。
5週 閉合トラバースの調整計算(2) 各測線の緯距・経距を求めることができる。合緯距、合経距を求めることができる。
6週 閉合トラバースの調整計算(3) 閉合差、閉合比を求めることができる。閉合比を用いて精度の評価ができる。
7週 閉合トラバースの調整計算(4) 各測線の調整緯距、調整経距が求められる。各測点の座標が求められる。閉合トラバースで囲まれた領域の面積が求められる。
8週 口頭試問(3) 閉合トラバースの調整計算方法の理解度を確認する。
9週 細部測量(1) 放射法によって測点周辺の地物を適切なスケールで平板上に記録できる。
10週 細部測量(2) 放射法によって測点周辺の地物を適切なスケールで平板上に記録できる。
11週 細部測量(3) 放射法によって測点周辺の地物を適切なスケールで平板上に記録できる。
12週 図面の作成(1) 細部測量の結果をもとに、測量対象領域の地図を作成できる。
13週 図面の作成(2) 細部測量の結果をもとに、測量対象領域の地図を作成できる。
14週 図面の作成(3) 細部測量の結果をもとに、測量対象領域の地図を作成できる。
15週 口頭試問(4)・実技試験(3) 実習の目標に到達しているかを確認する。
16週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合90001000100
基礎的能力500000050
専門的能力300000030
分野横断的能力1000100020