医療福祉工学

科目基礎情報

学校 秋田工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 医療福祉工学
科目番号 0019 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 創造システム工学科(機械システムコース) 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 福祉工学  手嶋教之 他著 コロナ社
担当教員 宮脇 和人

到達目標

1.福祉とその理念が理解できる。
2.ユニバーサルデザインの概念が理解できる。
3.視覚障害者用機器、聴覚言語障害者用機器、移動機器などの福祉機器の仕組みや利用方法が理解できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1福祉とその理念が理解できる。福祉とその理念が理解できる。福祉とその理念が理解できない。
評価項目2ユニバーサルデザインの概念が理解でき、新しい製品を設計できる。ユニバーサルデザインの概念が理解できる。ユニバーサルデザインの概念が理解できない。
評価項目3移動機器などの福祉機器の仕組みや利用方法が理解でき、新しい製品を設計できる。移動機器などの福祉機器の仕組みや利用方法が理解できる移動機器などの福祉機器の仕組みや利用方法が理解できない

学科の到達目標項目との関係

(C)専門知識の充実 C-1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
福祉とは特定の人たちだけに存在するものではなく、全てのひとの幸せを考えなければならない。福祉工学も高齢者や障害者だけが対象ではなく小さい子供や妊婦、日本語がわからない外国人など日常生活で不便を感じる人全員が対象である。そのため医学や社会学、工学など様々な学問領域が融合する。この講義では工学の知識が福祉に役立つことを示す。
授業の進め方・方法:
基本的には講義形式で行う。必要に応じて理解度を確認するためのチェックテストを実施する。
また、演習課題、レポート、宿題を課す。
注意点:
予習は教科書の精読、復習はノートの整理。
授業には集中して取り組むこと。いままでに体験した福祉機器(車椅子、歩行器、電動ベッドなど)の内容を理解すること。
合格点は60点である。成績は,到達度試験結果80%,小テスト・演習課題・レポート・宿題を20%で評価する。
レポートの未提出者は単位取得が困難となるので注意すること。
学年総合成績 =(後期中間成績+学年末成績)/2

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
2ndQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週
後期
3rdQ
1週 授業ガイダンス
福祉とその理念
授業の進め方と評価の仕方について説明する.
福祉の必要性を学ぶ
2週 QOLと自立 福祉の指標であるQOLが理解できる
3週 視覚障害者用機器・聴覚言語障害者用機器 視覚障害者用の福祉機器が理解できる。
聴覚言語障害者用の福祉機器が理解できる。
4週 移動機器 移動機器のしくみが理解できる。
5週 電動車いす・移乗機器・福祉車両 電動車いす・移乗機器・福祉車両が理解できる
6週 コミュニケーション機器 コミュニケーション機器が理解できる。
7週 基本生活支援機器 基本生活支援機器の利用方法が理解できる。
8週 到達度試験(後期中間) 上記項目について学習した内容の理解度を確認する.
4thQ
9週 試験の解説と解答
職場の福祉工学、QC活動
到達度試験の解説と解答
職場の福祉工学、QC活動が理解できる。
10週 福祉ロボット 福祉ロボットのしくみが理解できる。
11週 福祉ロボットの現状 最新の福祉ロボットの利用方法が理解できる。
12週 ユニバーサルデザイン ユニバーサルデザインの概念が理解できる。基本的な生活支援機器が理解できる。
13週 リハビリテーション工学 リハビリテーションが理解できる。
14週 高齢者自立を支援するための福祉機器 バイオメカニクス的な考え方が理解できる。
15週 到達度試験(後期末) 上記項目について学習した内容の理解度を確認する.
16週 試験の解説と解答
授業アンケート
到達度試験の解説と解答、本授業のまとめ、および授業アンケート

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力4000001050
専門的能力4000001050
分野横断的能力0000000