都市デザイン概論

科目基礎情報

学校 秋田工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 都市デザイン概論
科目番号 0054 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 創造システム工学科(機械システムコース) 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 1
教科書/教材 教科書:指定なし,参考書:「加藤・竹内編著:新・都市計画概論,共立出版」,参考書:「松村暢彦 他:図説わかる土木計画,学芸出版社」,その他:自製プリントの配布
担当教員 長谷川 裕修,葛西 誠

到達目標

1. 都市計画の基本的考え方である、都市計画区域、市街化区域等の定め方、用途地域の定め方が説明できる。
2. 都市計画の基本的技法である、土地区画整理事業の考え方、市街地再開発事業の考え方が説明できる。
3. 都市デザインにおける政策効果の分析方法として有用な分散分析の概要について理解し、簡単な計算と結果の解釈を説明できる。
4. 都市デザインにおける政策判断に重要な費用便益分析の概要について理解し、簡単な計算と結果の解釈を説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1都市計画の基本的考え方である、都市計画区域、市街化区域等の定め方、用途地域の定め方が1人で説明できる。都市計画の基本的考え方である、都市計画区域、市街化区域等の定め方、用途地域の定め方が他学生や教員の助けを借りながら説明できる。都市計画の基本的考え方である、都市計画区域、市街化区域等の定め方、用途地域の定め方が説明できない。
評価項目2都市計画の基本的技法である、土地区画整理事業の考え方、市街地再開発事業の考え方が1人で説明できる。都市計画の基本的技法である、土地区画整理事業の考え方、市街地再開発事業の考え方が他学生や教員の説明できる。都市計画の基本的技法である、土地区画整理事業の考え方、市街地再開発事業の考え方が説明できない。
評価項目3都市デザインにおける政策効果の分析方法として有用な分散分析の概要および簡単な計算と結果の解釈が1人で説明・計算できる。都市デザインにおける政策効果の分析方法として有用な分散分析の概要および簡単な計算と結果の解釈が他学生や教員の助けを借りながら説明・計算できる。都市デザインにおける政策効果の分析方法として有用な分散分析の概要および簡単な計算と結果の解釈が説明・計算できない。
評価項目4都市デザインにおける政策判断に重要な費用便益分析の概要および簡単な計算と結果の解釈が1人で説明・計算できる。都市デザインにおける政策判断に重要な費用便益分析の概要および簡単な計算と結果の解釈が他学生や教員の助けを借りながら説明・計算できる。都市デザインにおける政策判断に重要な費用便益分析の概要および簡単な計算と結果の解釈が説明・計算できない。

学科の到達目標項目との関係

(C)専門知識の充実 C-1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
機械・電気・物質の各技術を都市デザインに応用するためには、都市計画の基本的考え方や基本的技法を知っておくことが重要である。本科目では、都市計画、交通計画の基本的考え方、基本的技法、および都市計画を成立させる各種調査の考え方、調査データの分析法を説明できるようになることを目標とする。
授業の進め方・方法:
講義形式で行なう。授業内では、演習や学生間でのディスカッション、口頭発表等を課すことがある。計算問題を出題する場合があるので、毎回の授業には電卓(関数電卓が望ましい)を持参すること.
2回のレポート提出を求める。
自学自習時間:週1時間
この科目は学修単位科目のため,事前・事後学習としてレポートを実施します。
注意点:
合格点は60点である。
成績評価はレポートによって行なう。配点の内訳はレポート100%であり、2回のレポートの平均点を成績とする。未提出レポートがある場合は単位取得が困難となるので注意すること。
【授業を受ける前】日頃から都市に関係する諸問題を新聞やWEB等によって収集すること。収集した問題に対する自分なりの解決策を考えておくこと。
【授業を受けた後】ノート等を見て復習すること。授業内で提示された考え方を元に都市の諸問題をどのように解決すると良いかを考えること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 授業のガイダンス、都市の成り立ち、都市計画の成り立ち 授業の進め方を説明できる。古代から現代に至るまでの都市の成り立ちの変遷、都市計画の歴史が説明できる。
2週 都市計画区域、市街化区域および市街化調整区域 都市計画区域の設定の考え方、市街化区域および市街化調整区域の設定の考え方が説明できる。
3週 マスタープラン、用途地域 都市の将来像としてのマスタープランの意味が説明できる。用途地域の設定による土地利用の規制と誘導の考え方を説明できる。
4週 土地区画整理事業、市街地再開発事業 都市整備手法としての土地区画整理事業、市街地再開発事業の考え方を説明できる。
5週 分散分析 都市デザインにおける政策効果の分析方法として有用な分散分析の概要が説明できる。
6週 分散分析 都市デザインにおける政策効果の分析方法として有用な分散分析の簡単な計算と結果の解釈ができる。
7週 費用便益分析 都市デザインにおける政策判断に重要な費用便益分析の概要が説明できる。
8週 費用便益分析 都市デザインにおける政策判断に重要な費用便益分析の簡単な計算と結果の解釈ができる。
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

レポート発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力600000060
専門的能力150000015
分野横断的能力250000025