到達目標
1.単位系の概念を理解し,数値の換算とグラフ表示ができるようになる.
2.種々の単位操作における物質収支を理解できる.
3.流体の性質を理解し,エネルギー収支や圧力損失の定量的な計算ができる.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 種々の単位操作における物質収支とSI単位等を理解し,定量的な計算ができる. | いくつかの単位操作における物質収支とSI単位等を理解し,簡単な定量的な計算ができる. | 単位操作における物質収支とSI単位等を理解できない. |
評価項目2 | 流体の性質を理解し,エネルギー収支や圧力損失に関する種々の計算ができる. | 流体の性質を理解し,エネルギー収支や圧力損失の簡単な計算ができる. | 流体の性質が理解できず,エネルギー収支や圧力損失が計算できない. |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
物質の化学的性質と種々の化学反応に係る知識をベースとして,化学工学の基礎となる流体輸送装置内の流れを学ぶ.化学工学の計算では,単位系の概念,収支計算が重要である.これらをもとに,化学物質の物質収支やエネルギー収支,流体の性質を理解し,定量的に取り扱うための手法を学ぶ.
授業の進め方・方法:
講義形式で行う.必要に応じて適宜小テストを実施し,また演習課題やレポートを課す.試験結果が合格点に達しない場合,再試験を行うことがある.
注意点:
[評価方法]
・成績は試験結果80%,提出課題などを20%で評価し,合格点を60点とする.
・学年総合成績 =(後期中間成績+後期末成績)/2 × 0.8 + (演習課題など)× 0.2
[注意点]
・化学工学分野の基本的な領域であり,今後学習する化学工学やプロセス工学,反応工学に繋がる重要な内容を含むため,確実に理解すること.
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
授業ガイダンス |
授業の進め方と評価の仕方について説明する.
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2週 |
1.総論 (1)化学工業と化学工学 2.化学工学の基礎事項 (1)単位操作における装置と物質収支Ⅰ |
化学工学の概要を理解することができ,簡単な物質収支とSI単位等を理解できる.
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3週 |
(2)単位操作における装置と物質収支Ⅱ |
種々の単位操作における物質収支と装置がわかる.
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4週 |
3.管内流動 (1)流体の性質と収支 |
流体の性質と単位がわかる.
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5週 |
(2)流体のエネルギー収支 |
流体のエネルギー収支を理解し,計算ができる.
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6週 |
(3)層流と乱流 |
レイノルズ数や圧力損失を理解し,計算ができる.
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7週 |
到達度試験(後期中間) |
上記項目について学習した内容の理解度を授業の中で確認する.
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8週 |
試験の解説と解答 |
到達度試験の解説と解答,本授業のまとめ,および授業アンケート
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4thQ |
9週 |
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10週 |
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11週 |
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12週 |
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13週 |
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14週 |
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15週 |
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 50 | 0 | 0 | 0 | 0 | 10 | 60 |
専門的能力 | 20 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 |
分野横断的能力 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 10 | 20 |