医療・福祉工学概論

科目基礎情報

学校 秋田工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 医療・福祉工学概論
科目番号 0042 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 創造システム工学科(マテリアル・プロセス工学コース) 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 1
教科書/教材 福祉工学  手嶋教之 他著 コロナ社
担当教員 宮脇 和人

到達目標

1.福祉とその理念が理解できる。
2.ユニバーサルデザインの概念が理解できる。
3.視覚障害者用機器、聴覚言語障害者用機器、移動機器などの福祉機器の仕組みや利用方法が理解できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1福祉とその理念が理解できる。福祉とその理念が理解できる。福祉とその理念が理解できない。
評価項目2ユニバーサルデザインの概念が理解でき、新しい製品を設計できる。ユニバーサルデザインの概念が理解できる。ユニバーサルデザインの概念が理解できない。
評価項目3移動機器などの福祉機器の仕組みや利用方法が理解でき、新しい製品を設計できる。移動機器などの福祉機器の仕組みや利用方法が理解できる移動機器などの福祉機器の仕組みや利用方法が理解できない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
福祉とは特定の人たちだけに存在するものではなく、全てのひとの幸せを考えなければならない。福祉工学も高齢者や障害者だけが対象ではなく小さい子供や妊婦、日本語がわからない外国人など日常生活で不便を感じる人全員が対象である。そのため医学や社会学、工学など様々な学問領域が融合する。この講義では工学の知識が福祉に役立つことを示す。
授業の進め方・方法:
基本的には講義形式で行う。必要に応じて理解度を確認するためのチェックテストを実施する。
また、レポートを課す。
注意点:
予習は教科書の精読、復習はプリントの整理。
授業には集中して取り組むこと。いままでに体験した福祉機器(車椅子、歩行器、電動ベッドなど)の内容を理解すること。
合格点は60点である。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 授業ガイダンス
福祉とその理念
授業の進め方と評価の仕方について説明する.
福祉の必要性を学ぶ
2週 視覚障害者用機器・聴覚言語障害者用機器QOLと自立 視覚障害者用の福祉機器が理解できる。
聴覚言語障害者用の福祉機器が理解できる
3週 電動車いす・移乗機器・福祉車両 移動機器のしくみが理解できる。
4週 コミュニケーション機器 コミュニケーション機器が理解できる。
5週 基本生活支援機器、建築・交通 基本生活支援機器、建築・交通が理解できる。
6週 ユニバーサルデザイン ユニバーサルデザインの概念が理解できる。基本的な生活支援機器が理解できる。
7週 福祉ロボット 福祉ロボットのしくみが理解できる。
8週 リハビリテーション工学 リハビリテーションのチームが理解できる.
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

レポート発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力400000040
専門的能力400000040
分野横断的能力200000020