マテリアル工業化学Ⅱ

科目基礎情報

学校 秋田工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 マテリアル工業化学Ⅱ
科目番号 0031 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 創造システム工学科(バイオ・アグリ工学コース) 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 1
教科書/教材 教科書:「新しい工業化学~環境との調和をめざして」足立吟也,岩倉千秋,馬場章夫編 化学同人
担当教員 野坂 肇,榊 秀次郎

到達目標

1.化学工業の成り立ちと地球環境保全の取り組みがわかる.
2.酸,アルカリの工業資源と製造プロセスがわかる.
3.無機ファインケミカルズの工業資源と製造プロセスがわかる.
4.グリーン化学合成の考え方がわかる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安(優)標準的な到達レベルの目安(良)未到達レベルの目安(不可)
評価項目1化学工業の概要及び地球環境保全の取り組みについて説明できる.化学工業の概要を説明できる.化学工業の概要を説明できない.
評価項目2一般的な酸,アルカリの工業資源及び製造プロセスを説明できる.一般的な酸,アルカリ製品の製造プロセスを説明できる.一般的なな酸,アルカリ工業製品の製造プロセスを説明できない.
評価項目3無機ファインケミカルズの工業資源及び製造プロセスについて説明できる.無機ファインケミカルズの製造プロセスについて説明できる.無機ファインケミカルズの製造プロセスについて説明できない.
評価項目4LCAの考え方を理解し,グリーンケミストリー合成プロセスについて説明できる.LCA,グリーンケミストリーの考え方を説明できる.LCA,グリーンケミストリーの考え方を説明できない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
 近年の化学工業では,環境と調和し持続的社会を構築するための化学プロセスが重要であり,新たにグリーンケミストリーの概念を習得する必要がある.本授業では新しい無機工業化学プロセスの考え方を学ぶ.
授業の進め方・方法:
 講義形式で行う.演習課題レポートを課す.
注意点:
 成績は,到達度試験結果80%,レポート20%で評価する.合格点は60点である.
 試験結果が合格点に達しない場合,再試験を行うことがある. 
(授業を受ける前)講義内容を事前に予習し,分からなかった点をまとめておくこと.
(授業を受けた後)課題をまとめるという作業をとおして確実に理解するよう努めること.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業ガイダンス
1.新しい化学工業
授業の進め方と評価の仕方がわかる.
化学工業の成り立ちと地球環境保全への取り組みがわかる.
2週 2.グリーンケミストリー LCAの考え方とグリーンケミストリーの実例がわかる.
3週 3.硫酸,硝酸,塩酸,リン酸 工業的な酸製造プロセスについて説明できる.
4週 4. ソーダと塩素 工業的なソーダおよび塩素の製造プロセスについて説明できる.
5週 5.水素・アンモニア・肥料 工業的な水素,水素化合物及び肥料の製造プロセスがわかる.
6週 6.無機ファインケミカルズ セラミックス材料の製造プロセスについて説明できる.
7週 7.ガラス ガラスの製造プロセスについて説明できる.
8週 到達度試験 上記項目について学習した内容の理解度を確認する.
2ndQ
9週 試験の解説と解答 到達度試験の解説と解答
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験レポート相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80200000100
基礎的能力5010000060
専門的能力205000025
分野横断的能力105000015