エネルギープロセス工学

科目基礎情報

学校 秋田工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 エネルギープロセス工学
科目番号 0031 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 創造システム工学科(バイオ・アグリ工学コース) 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 1
教科書/教材 教科書1:「ビギナーズ 化学工学」林順一,堀河俊英 著,化学同人  教科書2:「ベーシック 化学工学」橋本健治 著,化学同人  参考図書2:「解説 化学工学」竹内雍,松岡正邦,越智健二,茅原一之 著,培風館  その他:自製配布プリント
担当教員 野中 利瀬弘

到達目標

1.物質の分離精製プロセスの目的や方法を理解し,関係する計算ができる
2.化学プロセスで用いられる反応装置について,特徴や用途を理解できる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1分離精製プロセスの目的や方法を理解し,関係する計算ができる分離精製プロセスの目的や方法を理解し,いくつかの関係する計算ができる分離精製プロセスの目的や方法を理解できない.
評価項目2化学プロセスにおける反応装置について,特徴や用途を理解できる化学プロセスにおけるいくつかの反応装置について,特徴や用途を理解できる化学プロセスにおける反応装置について,特徴や用途を理解できない

学科の到達目標項目との関係

(C)専門知識の充実 C-1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
現代の化学プロセスにおいて重要な分離精製プロセス(例えば抽出,吸着,膜分離など)について,いくつかの基本技術を中心に,原理,目的,方法ならびに関係する計算を学ぶ.さらに,バッチ式や連続式反応装置などの特徴や用途を学び,反応器の物質収支を基礎とした反応器設計の概念を理解する.
授業の進め方・方法:
講義形式で行う。必要に応じて適宜小テストの実施・レポートの提出を求める。試験結果が合格点に達しない場合、再試験を行うことがある。
注意点:
[評価方法]
・成績は試験結果80%,演習や提出課題を20%で評価し,合格点を60点とする.
・学年総合成績 =(前期中間成績)/2 × 0.8 + (演習課題など)× 0.2

[注意点]
・化学プロセスにおける重要な操作に係る領域であり,実務に繋がる重要な内容を含むため,確実に理解すること.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業ガイダンス 授業の内容、進め方、および評価方法について理解する
2週 1.物質の分離と精製
(1)種々の抽出技術
分離精製プロセスに必要な操作と計算に係る要素がわかる.
3週 (2)液-液抽出 液-液抽出における物質収支とその計算がわかる
4週 (3)流体からの粒子の分離Ⅰ 流体からの粒子の分離に必要な操作と計算がわかる
5週 (4)流体からの粒子の分離Ⅱ 流体からの粒子の分離に必要な操作と計算がわかる
6週 2.反応装置の種類と特徴 種々の化学プロセスで用いられる反応器の特徴や用途を理解し,設計に関する計算がわかる
7週 到達度試験(前期中間) 上記項目について学習した内容の理解度を確認する
8週 試験の解説と解答 到達度試験(前期中間)の解説と解答、本授業のまとめ、および授業アンケート
2ndQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験レポート相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80200000100
基礎的能力500000050
専門的能力2010000030
分野横断的能力1010000020