卒業研究

科目基礎情報

学校 秋田工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 卒業研究
科目番号 0036 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 9
開設学科 創造システム工学科(バイオ・アグリ工学コース) 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 18
教科書/教材
担当教員 石塚 眞治,榊 秀次郎

到達目標

個々の指導教員のもとで、各自選択したテーマで卒業研究を行い、将来、技術者として必要になる情報収集能力、研究企画力、実践力を培う。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1研究目的を理解し、実験および解析の計画を詳細に立てることができる。研究目的を理解し、大まかに実験および解析の計画を立てることができる。研究目的を理解できず、実験および解析の計画を立てることができない。
評価項目2研究計画に基づいて、実験および解析を行い、その結果を評価できる。研究計画に基づいて、実験および解析を行うことができる。研究計画に基づいた実験、および解析をおこなうことができない。
評価項目3卒業研究の概要および卒業論文を作成し、研究成果を発表して質問に対応できる。卒業研究の概要および卒業論文を作成し、研究成果を発表できる。卒業研究の概要および卒業論文を作成できず、研究成果を発表できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
個々の指導教員のもとで、各自選択したテーマで卒業研究を行い、将来、技術者として必要になる情報収集能力、研究企画力、実践力を培う。
授業の進め方・方法:
4年次の基礎研究に引き続き、研究テーマの検索、テーマに即した実験と考察を実施する。研究成果意外に、適切なコミュニケーション能力、報告・連絡・相談を通じて技術者の養成を目指す。
注意点:
各指導教員の専門分野の技術を十分吸収するように努力すること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 授業ガイダンス 授業の内容を理解する。
2週 文献調査 文献の種類と検索の仕方がわかる。さらに、実際に文献を手に入れ、その概要を理解する。
3週 文献読解 外国文献を含む論文の詳細を読み取り、その内容を自分なりに解釈し、深く理解する。
4週 文献のまとめ 集めた文献を内容によって分類できる。各文献にインデックスを付け、検索性を持たせ、必要な時にその文献を読むことができるようにする。
5週 実験器具の使用方法 各自の実験必要な実験器具を収集でき、それらの器具の使用方法を理解できる。さらに、実際に実験器具を使用しながら、実験を行うことができる。
6週 分析機器の原理 分析機器の原理を、文献で理解する。さらに,分析機器を試用し、得られたモデルデータの解析ができる。
7週 分析機器の使用方法 化合物の分析を行い、得られたデータを解析できる。
8週 実験1 実験計画を立て、必要な器具、機器を収集し、実験を自分の手で行うことができる。
4thQ
9週 実験2 得られたデータを研究テーマに即して解釈し、そこから新たな発見をすることができる。
10週 まとめ1 実験データの解釈を自分なりにまとめ、そのデータをもとに担当教員とディスカッションできる。
11週 まとめ2 ディスカッションの結果を、文章や図表ににまとめ、その文章や図表をもとに、新しい概念を構築することができる。
12週 まとめ3 新しい概念を文章にすることができ、卒業論文を完成させることができる。
13週 プレゼンテーション準備1 卒業論文をもとに、プレゼンテーションの概要を構築し、それをもとに、発表用の資料を作成することができる。
14週 プレゼンテーション準備2 発表用資料をもとに、発表用原稿を作成することができる。
15週 プレゼンテーション準備3 発表用資料、発表用原稿をもとに、発表をどのように行うか検討し、実際に発表する際のシミュレーションを行うことができる。
16週 プレゼンテーション 準備した内容をもとに実際に発表を行う。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。3
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。3
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野電力三相交流における電圧・電流(相電圧、線間電圧、線電流)を説明できる。3
電源および負荷のΔ-Y、Y-Δ変換ができる。3
対称三相回路の電圧・電流・電力の計算ができる。3
変圧器の原理、構造、特性を説明でき、その等価回路を説明できる。3
電力システムの構成およびその構成要素について説明できる。3
交流および直流送配電方式について、それぞれの特徴を説明できる。3
電力品質の定義およびその維持に必要な手段について知っている。3
電力システムの経済的運用について説明できる。3
電気エネルギーの発生・輸送・利用と環境問題との関わりについて説明できる。3
建設系分野環境地球規模の環境問題を説明できる。1

評価割合

研究の目的および課題や問題の理解度問題解決の創意工夫達成度研究に対する姿勢論文内容質疑応答での理解度図・表・式の出来映え合計
総合評価割合15101015202010100
基礎的能力522555226
専門的能力54451010442
総合思考力544555432