到達目標
発酵醸造学は,生産菌の選定,育種から始まり,培養生産,生産物の回収精製までの広範囲に渡る生物と物質に関する学問分野である。この発酵醸造の全体を体系的に学ぶことにより,一次代謝産物,二次代謝産物,タンパク質,お酒の製造プロセスの全体を理解できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 一次代謝産物,二次代謝産物,タンパク質,お酒の製造プロセスの原理を説明できる。 | 一次代謝産物,二次代謝産物,タンパク質,お酒の製造プロセスが理解できる。 | 一次代謝産物,二次代謝産物,タンパク質,お酒の製造プロセスが理解できない。 |
評価項目2 | バイオプロセスの構成,分離プロセス,精製プロセスの原理を説明できる。 | バイオプロセスの構成,分離プロセス,精製プロセスが理解できる。 | バイオプロセスの構成,分離プロセス,精製プロセスが理解できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
微生物を用いた発酵生産に必要な基礎的事項について学ぶ。また,酵素(タンパク質)の生産,精製,性質決定法について学ぶ。
授業の進め方・方法:
授業は,主に自作プリントなどにもとづき上記項目を説明する
この科目は学修単位科目のため、事前・事後学習としてレポートの提出を求める
注意点:
合格点は60点である.定期試験の結果を80%,課題レポートの結果を20%の比率で評価する
総合評価=到達度試験評価点×0.8+課題レポート×0.2
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
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2週 |
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3週 |
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4週 |
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5週 |
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6週 |
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7週 |
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8週 |
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2ndQ |
9週 |
授業ガイダンス 発酵生産 |
授業の進め方と評価の仕方について説明する 発酵生産の概要について説明できる
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10週 |
発酵 タンパク質生産のメカニズム |
アルコール発酵,アミノ酸発酵について説明できる 遺伝子の発現によるタンパク質の生産原理を説明できる
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11週 |
醗酵生産物の分離・精製:バイオプロセスの構成 |
バイオプロセスの全体の構成を説明できる.さらに,コスト意識を持って考察できる
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12週 |
醗酵生産物の分離・精製:分離プロセス |
分離プロセス(ろ過,遠心分離,膜分離)の原理を説明できる
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13週 |
醗酵生産物の分離・精製:精製プロセス |
精製プロセス(溶媒抽出,カラムクロマト,晶析,イオン交換)の原理を説明できる
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14週 |
タンパク質の分析 |
タンパク質の脱塩と濃縮,電気泳動,分子量の決定,一次構造の決定,立体構造の決定について説明できる
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15週 |
到達度試験 |
上記項目について学習した内容の理解度を確認する
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16週 |
試験の解説と解答 |
到達度試験の解説と解答
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 80 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |