電気エネルギーシステム概論

科目基礎情報

学校 秋田工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 電気エネルギーシステム概論
科目番号 0054 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 創造システム工学科(バイオ・アグリ工学コース) 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 1
教科書/教材 配布プリント
担当教員 安東 至,山崎 博之

到達目標

1.電気工学及び電気エネルギー変換の基礎的事項を理解し,説明できる。
2.各種発電機及び電動機の動作原理を理解し,特性,応用例等について説明できる。
3.様々な電力変換器の詳しい動作原理を理解し,目的に適した出力を得ることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1電気工学及び電気エネルギー変換の基礎的事項を理解し,説明できる。電気工学及び電気エネルギー変換の基礎的事項を理解できる。電気工学及び電気エネルギー変換の基礎的事項を理解できない。
評価項目2各種発電機及び電動機の動作原理を理解し,特性,応用例等について説明できる。代表的な発電機及び電動機の動作原理,特性,応用例について理解できる。代表的な発電機及び電動機の動作原理,特性,応用例について理解できない。
評価項目3様々な電力変換器の詳しい動作原理を理解し,目的に適した出力を得ることができる。代表的な電力変換器の基本的動作原理を理解できる。代表的な電力変換器の基本的動作原理を理解できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
現代社会で欠くことのできない電気エネルギーの発生から変換,そして,応用までの基本を理解する学問であり,意識せずに日常的に活用している電気エネルギーを利用するための基本技術について修得する。
授業の進め方・方法:
基本的に講義形式であるが,グループワークも行う。必要に応じて適宜小テストを実施し,演習課題レポートの提出を求め,評価対象とする。総合評価が合格点に達しない場合,再試験を行うことがある。
電気エネルギーの発生及び応用,ならびに変換について,大きく2分野に分けて講義と評価を行う。
この科目は学修単位のため,事前・事後学習として週2時間の自学自習時間(合計30時間)が必要である。
注意点:
合格点は60点である。到達度試験結果を70%,レポート,小テストを 30%で評価し,これを評価点とする。
電気エネルギーの発生及び応用,ならびに変換について,大きく2分野に分けて講義と評価を行う。
総合評価=(「発生及び応用」分野の評価点+「変換」分野の評価点)/2
(講義を受ける前)日常的に活用する電気エネルギーはどのようにして「利用するエネルギー」にしているか,考えてみること。 
(講義を受けた後)身近に学んだ技術を利用した設備や製品がないか,確認してみること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス
1.電気エネルギーの発生及び応用
(1) 電気工学の基礎
授業の進め方と評価の仕方について説明する。

電気磁気学的基礎知識を理解できる。
2週 (2) 直流発電機と直流電動機 直流発電機と直流電動機の動作原理及び特性について説明できる。
3週 (3) 交流発電機と交流電動機 交流発電機と交流電動機の動作原理及び特性について説明できる。
4週 2.電気エネルギーの変換
(1) 電気エネルギー変換器の基礎

電気エネルギー変換器の基礎的な事項について理解できる。
5週 (2) 交流から直流への変換 交流から直流への変換を説明できる。
6週 (3) 直流から交流への変換 直流から交流への変換を説明できる。
7週 到達度試験 上記項目について学習した内容の理解度を授業の中で確認する。
8週 試験の解説と解答 到達度試験の解説と解答,および授業アンケート
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表小テスト・レポート態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70030000100
基礎的能力5002000070
専門的能力100500015
分野横断的能力100500015