空間デザイン演習Ⅰ

科目基礎情報

学校 秋田工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 空間デザイン演習Ⅰ
科目番号 0027 科目区分 専門 / 選択
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 創造システム工学科(国土防災システムコース) 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 教科書: 「コンパクト設計資料集成」日本建築学会編 丸善,「初めて学ぶ建築製図」建築のテキスト編集委員会 学芸出版社,その他: 必要資料を適宜配布する.
担当教員 井上 誠,加藤 一成

到達目標

1. 適切な図面表記を用いて,計画意図を適切に表現できること.
2. レイアウトなどを加味した緻密な計画と完成度の高いプレゼンテーションができるようになり,設計競技に応募できること.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1適切な図面表記を用いて,計画意図を適切に表現できる.図面表記を用いて,計画意図を表現できる.図面表記を用いて,計画意図を表現できない.
評価項目2レイアウトなどを加味した緻密な計画と完成度の高いプレゼンテーションができるようになり,設計競技に応募できる.レイアウトなどを加味した計画とプレゼンテーションができるようになる.レイアウトなどを加味した計画とプレゼンテーションができない.

学科の到達目標項目との関係

(C)専門知識の充実 C-1 説明 閉じる
(E)技術の発展 E-1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
 この科目は,全15週を一級建築士として建築設計の実務を行っている教員がその経験を活かし,商業施設を課題に建築計画設計について演習を行うものである.課題や条件を理解し,必要な機能,利便性,構造,設備に至るまでを考慮した空間構成や表現手法を習得する.
授業の進め方・方法:
課題の最初に授業を行ない,その後,演習形式を中心に行う.必要に応じて,レポート,エスキースの提出など,進行状況が把握できるものの提出を求める.提出物が合格基準に達しない場合,再提出を課すことがある.
注意点:
合格点は60点である.各課題の評価は,最終提出物を全体の70%,中間提出物を30%とする.特に,レポート,エスキースや課題の未提出者は単位取得が困難となるので注意すること.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンスおよび課題説明 ガイダンスおよび課題が理解できる.
2週 必要機能や面積、構造の検討(1) 必要機能や面積、構造の検討ができる.
3週 必要機能や面積、構造の検討(2) ※レポート提出 必要機能や面積、構造の検討の上,レポートが提出できる.
4週 エスキース(1) エスキースができる.
5週 エスキース(2) エスキースができる.
6週 エスキース(3) ※平面図提出 平面図が提出できる.
7週 エスキース(4) エスキースができる.
8週 エスキース(5) ※断面図・立面図提出 断面図・立面図が提出できる.
4thQ
9週 中間審査用まとめ(1) 中間審査用のまとめが作成できる.
10週 中間審査用まとめ(2)※中間審査提出 中間審査用のまとめを作成し提出できる.
11週 修正案チェック・プレゼンボード作成(1) 修正案のチェック及びプレゼンボード作成ができる.
12週 プレゼンボード作成(2) プレゼンボード作成ができる.
13週 プレゼンボード作成(3) プレゼンボード作成ができる.
14週 プレゼンボード作成(4) ※最終提出 プレゼンボード作成ができ,最終提出ができる.
15週 プレゼンテーション,講評及びまとめ,アンケート プレゼンテーションができる.
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学建設系分野製図線と文字の種類を説明できる。3
平面図形と投影図の描き方について、説明できる。3
建築系分野設計・製図製図用具の特性を理解し、使用できる。3
線の描き分け(3種類程度)ができる。3
文字・寸法の記入を理解し、実践できる。3
建築の各種図面の意味を理解し、描けること。3
図面の種類別の各種図の配置を理解している。3
図面の尺度・縮尺について理解し、図面の作図に反映できる。3
立体的な発想とその表現(例えば、正投象、単面投象、透視投象などを用い)ができる。3
与えられた条件をもとに、コンセプトがまとめられる。3
与えられた条件をもとに、動線・ゾーニングのエスキスができる。3
与えられた条件をもとに、配置図、各階平面図、立面図、断面図などがかける。3
設計した建築物の模型またはパースなどを製作できる。3
講評会等において、コンセプトなどをまとめ、プレゼンテーションができる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合0500095100
基礎的能力000003535
専門的能力000004040
分野横断的能力050002025