1. 敷地及びその周辺の調査を行い,問題点や課題が整理できる。問題解決のための方針が設定できる。
2. 都市や周辺環境との関連性を計画に反映できる。敷地計画や外構設計ができる。
3. オフィスビルの計画及び設計が十分にできる。
4. 計画設計を表現するための図面表現,立体表現,プレゼンテーションボードのレイアウトが十分にできる。
概要:
この科目は,全15週を一級建築士として建築設計の実務を行っている教員がその経験を活かし,オフィスビルを課題に建築計画設計について演習を行うものである.社会性の高いオフィスビルの設計に際して,必要となる資料の収集を行ない,施設の機能特性を企画・提案しながら,これまで修得した建築に関する知識を活用して総合的に施設の基本設計を完遂することを目標とする。
授業の進め方・方法:
課題の最初に授業を行ない,その後,演習形式を中心に行う。必要に応じて,エスキースの提出など,進行状況が把握できるものの提出を求める。提出物が合格基準に達しない場合,再提出を課すことがある。
注意点:
合格点は60点である。
各課題の評価は,最終提出・講評会を全体の75%,中間提出及びレポートを25%とする。特に,レポート,中間提出及びチェック,最終提出の未提出者は単位取得が困難となるので注意すること。
(講義を受ける前)要求されている用途,規模をしっかりと把握し,地域によってよりよい環境を提供できる拠点としての役割を忘れずにデザインすること。授業時間外での検討が重要であるので日々の生活での空間の利用を意識すること。
(講義を受けた後)指定された提出期限は厳守すること。遅れた場合は不利を被る場合がある。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
授業ガイダンス・課題1 オフィスビルの主旨説明 |
授業の進め方と評価の仕方について説明する。課題の内容について説明する。
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2週 |
(1) 事例の紹介 |
同規模,同用途の事例を学ぶことができる。
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3週 |
(2) 施設のあり方と運営・(3) 敷地サーベイ |
施設の運営方式を理解できる。設定した敷地とその分析ができる。
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4週 |
機能の計画と空間設計1 |
必要と思われる機能や構造を計画し,空間を構成できる。 エスキース,スタディ模型などの中間提出。
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5週 |
機能の計画と空間設計1 |
必要と思われる機能や構造を計画し,空間を構成できる。 エスキース,スタディ模型などの中間提出。
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6週 |
機能の計画と空間設計1 |
必要と思われる機能や構造を計画し,空間を構成できる。 エスキース,スタディ模型などの中間提出。
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7週 |
機能の計画と空間設計2 |
必要機能を整理し,構造,動線などにも配慮した設計ができる。
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8週 |
機能の計画と空間設計2 |
必要機能を整理し,構造,動線などにも配慮した設計ができる。
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2ndQ |
9週 |
機能の計画と空間設計2 |
必要機能を整理し,構造,動線などにも配慮した設計ができる。
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10週 |
平面図・断面図・立面図・立体表現の作成 |
オフィスビルを様々な手法を用いて分かりやすく表現できる。
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11週 |
平面図・断面図・立面図・立体表現の作成 |
オフィスビルを様々な手法を用いて分かりやすく表現できる。
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12週 |
平面図・断面図・立面図・立体表現の作成 |
オフィスビルを様々な手法を用いて分かりやすく表現できる。
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13週 |
平面図・断面図・立面図・立体表現の作成 |
オフィスビルを様々な手法を用いて分かりやすく表現できる。
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14週 |
平面図・断面図・立面図・立体表現の作成・課題の提出 |
オフィスビルを様々な手法を用いて分かりやすく表現できる。要求図面を提出できる。
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15週 |
講評会 |
提出作品に対し、コンセプトや計画・意匠について説明ができる。本授業のまとめ,および授業アンケート。
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16週 |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建築系分野 | 計画・歴史 | 現代社会における都市計画の課題の位置づけについて説明できる。 | 3 | |
近現代都市の特質と課題について説明できる。 | 3 | |
近代の都市計画論について説明できる。 | 3 | |
現代にいたる都市計画論について説明できる。 | 3 | |
市街地形成と都市交通のあり方について説明できる。 | 3 | |
街路計画の手法と理念について説明できる。 | 3 | |
日本の土地利用計画の仕組みについて説明できる。 | 3 | |
方法・制度の変遷について説明できる。 | 3 | |
景観形成・風景計画、用途・形態規制の仕組みについて説明できる。 | 3 | |
市街地を開発する仕組みについて説明できる。 | 3 | |
土地区画整理事業について説明できる。 | 3 | |
市街地再開発事業について説明できる。 | 3 | |
地区計画制度について説明できる。 | 3 | |
建築協定・緑化協定などの住民参加・協働のまちづくりの体制について説明できる。 | 3 | |
モデュールについて説明できる。 | 3 | |
建築設計に関わる基本的な家具をはじめとする住設備機器などの寸法を知っている。 | 3 | |
居住系施設(例えば、独立住宅、集合住宅など)の計画について説明できる。 | 3 | |
教育や福祉系の施設(例えば、小学校、保育所、幼稚園、中・高・大学など)あるいは類似施設の計画について説明できる。 | 3 | |
文化・交流系の施設(例えば、美術館、博物館、図書館など)あるいは類似施設の計画について説明できる。 | 3 | |
医療・業務系の施設(例えば、オフィスビル、病院、オーディトリアム、宿泊施設等)あるいは類似施設の計画について説明できる。 | 3 | |
建築計画・設計の手法一般について説明できる。 | 3 | |
都市と農村の計画について説明できる。 | 3 | |
古代(例えば、エジプト、オリエント、エーゲ海、ギリシャ、ローマなど)の特徴について説明できる。 | 3 | |
中世(例えば、ビザンチン、イスラム、ロマネスク、ゴシックなど)の特徴について説明できる。 | 3 | |
近世(例えば、ルネサンス、マニエリスム、バロック、ロココなど)の特徴について説明できる。 | 3 | |
原始(例えば、竪穴住居、高床建築、集落など)の特徴について説明できる。 | 3 | |
古代(例えば、住宅建築、寝殿造、都市計画、神社建築、寺院建築など)の特徴について説明できる。 | 3 | |
中世(例えば、住宅建築、神社建築、寺院建築(大仏様、禅宗様、折衷様など))の特徴について説明できる。 | 3 | |
近世(例えば、住宅建築、書院造、数寄屋風書院、町屋、農家、茶室、霊廟、社寺建築、城郭)の特徴について説明できる。 | 3 | |
設計・製図 | 製図用具の特性を理解し、使用できる。 | 3 | |
線の描き分け(3種類程度)ができる。 | 3 | |
文字・寸法の記入を理解し、実践できる。 | 3 | |
建築の各種図面の意味を理解し、描けること。 | 3 | |
図面の種類別の各種図の配置を理解している。 | 3 | |
図面の尺度・縮尺について理解し、図面の作図に反映できる。 | 3 | |
立体的な発想とその表現(例えば、正投象、単面投象、透視投象などを用い)ができる。 | 3 | |
ソフトウェアを用い、各種建築図面を作成できる。 | 3 | |
各種模型材料(例えば、紙、木、スチレンボードなど)を用い、図面をもとに模型を製作できる。または、BIMなどの3D-CADにより建築モデルを作成できる。 | 3 | |
与えられた条件をもとに、コンセプトがまとめられる。 | 3 | |
与えられた条件をもとに、動線・ゾーニングのエスキスができる。 | 3 | |
与えられた条件をもとに、配置図、各階平面図、立面図、断面図などがかける。 | 3 | |
設計した建築物の模型またはパースなどを製作できる。 | 3 | |
講評会等において、コンセプトなどをまとめ、プレゼンテーションができる。 | 3 | |