空間デザイン演習Ⅲ

科目基礎情報

学校 秋田工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 空間デザイン演習Ⅲ
科目番号 0049 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 創造システム工学科(国土防災システムコース) 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 「コンパクト設計資料集成」日本建築学会編 丸善
担当教員 井上 宗則

到達目標

1. 敷地及びその周辺の調査を行い,問題点や課題が整理できる。問題解決のための方針が設定できる。
2. 都市や周辺環境との関連性を計画に反映できる。敷地計画や外構設計ができる。
3. 公共文化施設の計画及びそれに準ずる建築・都市の設計が十分にできる。
4. 計画設計を表現するための図面表現,立体表現,プレゼンテーションボードのレイアウトが十分にできる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1敷地及びその周辺の調査を行い,問題点や課題が整理できる.問題解決のための方針が設定できる.敷地及びその周辺の調査を行い,問題点や課題が整理できる.敷地及びその周辺の調査を行わず,問題点や課題が整理できず.問題解決のための方針が設定できない.
評価項目2都市や周辺環境との関連性を計画に反映できる.敷地計画や外構設計ができる.敷地計画や外構設計ができる.都市や周辺環境との関連性を計画に反映できない.敷地計画や外構設計ができない.
評価項目3公共文化施設の計画及びそれに準ずる建築・都市の設計が十分にできる.公共文化施設の計画及びそれに準ずる建築・都市の設計に破綻がなくできる.公共文化施設の計画及びそれに準ずる建築・都市の設計ができない.
評価項目4計画設計を表現するための図面表現,立体表現,プレゼンテーションボードのレイアウトが十分にできる.計画設計を表現するための図面表現,立体表現,プレゼンテーションボードのレイアウトができる.計画設計を表現するための図面表現,立体表現,プレゼンテーションボードのレイアウトができない.

学科の到達目標項目との関係

(C)専門知識の充実 C-1 説明 閉じる
(E)技術の発展 E-1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
社会性の高い公共建築及びそれに準ずる建築・都市の設計に際して,必要となる資料の収集を行ない,建築の機能特性を企画・提案しながら,これまで修得した建築・都市に関する知識を活用して総合的に施設の基本設計を完遂することを目標とする。
授業の進め方・方法:
課題の最初に授業を行ない,その後,演習形式を中心に行う。必要に応じて,エスキースの提出など,進行状況が把握できるものの提出を求める。提出物が合格基準に達しない場合,再提出を課すことがある。
注意点:
合格点は60点である。
各課題の評価は,最終提出を全体の60%,中間提出及びチェックを30%,レポート10%とする。特に,レポート,中間提出及びチェック,最終提出の未提出者は単位取得が困難となるので注意すること。
(講義を受ける前)要求されている用途,規模をしっかりと把握し,地域によってよりよい環境を提供できる拠点としての役割を忘れずにデザインすること。日常生活上においても設計への心がけが重要であるので日々の生活での空間の利用を意識すること。
(講義を受けた後)指定された提出期限は厳守すること。遅れた場合は不利を被る場合がある。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 授業ガイダンス・課題1(公共建築及びそれに準ずる建築)の主旨説明 授業の進め方と評価の仕方について説明する。課題の内容について説明する。
2週 (1) 事例の紹介、設計構想レポートの提出 同様の設計を説明することができる。設計構想の説明ができる。
3週 (2) 施設のあり方と運営・(3) 敷地サーベイ 施設の運営方式を理解できる。設定した敷地とその分析ができる。
設計構想の説明ができる。
4週 機能の計画と空間設計1
エスキース,スタディ模型などの中間提出。
必要と思われる機能や構造を計画し,空間を構成できる。
5週 機能の計画と空間設計1
エスキース,スタディ模型などの中間提出。
必要と思われる機能や構造を計画し,空間を構成できる。
6週 機能の計画と空間設計1
エスキース,スタディ模型などの中間提出。
必要と思われる機能や構造を計画し,空間を構成できる。
7週 機能の計画と空間設計2
エスキース,スタディ模型などの中間提出。
必要機能を整理し,構造,動線などにも配慮した設計ができる。
8週 機能の計画と空間設計2
エスキース,スタディ模型などの中間提出。
必要機能を整理し,構造,動線などにも配慮した設計ができる。
4thQ
9週 機能の計画と空間設計2
エスキース,スタディ模型などの中間提出。
必要機能を整理し,構造,動線などにも配慮した設計ができる。
10週 平面図・断面図・立面図・立体表現の作成 公共建築を様々な手法を用いて分かりやすく表現できる。
11週 平面図・断面図・立面図・立体表現の作成 公共建築を様々な手法を用いて分かりやすく表現できる。
12週 平面図・断面図・立面図・立体表現の作成 公共建築を様々な手法を用いて分かりやすく表現できる。
13週 平面図・断面図・立面図・立体表現の作成 公共建築を様々な手法を用いて分かりやすく表現できる。
14週 平面図・断面図・立面図・立体表現の作成・課題の提出 公共建築を様々な手法を用いて分かりやすく表現できる。要求図面を提出できる。
15週 講評会 提出作品に対し、コンセプトや計画・意匠について説明ができる。本授業のまとめ,および授業アンケート。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオレポート中間提出合計
総合評価割合0000601030100
基礎的能力00002051035
専門的能力00002051035
分野横断的能力00002001030