応用数学Ⅰ

科目基礎情報

学校 秋田工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 応用数学Ⅰ
科目番号 0019 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 創造システム工学科(空間デザインコース) 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:「新 微分積分Ⅱ」遠藤節夫 他 著 大日本図書, 「高専テキストシリーズ 応用数学」上野健爾 監修 高専の数学教材研究会 編 森北出版/問題集:「秋田高専 新 数学問題集 3」秋田高専数学科 編/その他:自製プリントの配布
担当教員 佐藤 尊文

到達目標

1.与えられた定数係数の2階線形微分方程式(非斉次・斉次)を解くことができる
2.ベクトルの内積・外積・スカラー3重積を求めることができる
3.勾配・発散・回転を求めることができる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目12階線形微分方程式(非斉次)を解くことができる2階線形微分方程式(斉次)を解くことができる左記のことができない
評価項目2ベクトルの内積・外積・スカラー3重積の性質を利用して応用問題を解くことができるベクトルの内積・外積・スカラー3重積を求めることができる左記のことができない
評価項目3勾配・発散・回転を組み合わせた性質の証明ができる勾配・発散・回転を求めることができる左記のことができない

学科の到達目標項目との関係

(B)工学基礎知識の習得 B-1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
2階微分方程式とベクトル解析(前半部分)の基本的な計算技術の習得を目標とする。これらは、工学の基礎となる部分である。
授業の進め方・方法:
講義形式で行い、適宜演習も行う。また,小テストやレポート課題なども実施する。
また、再試験を行うことがある。
注意点:
合格点は60点である。
中間の成績は試験100%,期末の成績は試験結果を70%,小テスト・レポートを30%で評価する。
特に,レポートの未提出者は単位取得が困難となるので注意すること。
学年総合評価=(前期中間試験+前期末試験)/4×0.7+(小テスト・レポート)×0.3
(講義を受ける前)毎回の予習を欠かさないこと。
(講義を受けた後)授業内容の復習を怠らないこと。授業で解き終わらなかった問も必ず解くことができるようにしておくこと。
講義1回あたりの自学自習時間は180分とする。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業ガイダンス
微分方程式の復習
2階微分方程式の解
授業の進め方と評価の方法について説明する
微分方程式に関する用語がわかる
2階微分方程式の解であることを示すことができる
2週 線形微分方程式 ロンスキアンを用いて関数の線形独立性を示すことができる
2階微分方程式の一般解がわかる
3週 定数係数斉次2階線形微分方程式 定数係数斉次2階線形微分方程式の解法がわかる
4週 演習 定数係数斉次2階線形微分方程式を解くことができる
5週 定数係数非斉次2階線形微分方程式 定数係数非斉次2階線形微分方程式の解法がわかる
6週 演習 定数係数非斉次2階線形微分方程式を解くことができる
7週 到達度試験(前期中間) 上記項目について学習した内容の理解度を授業の中で確認する
8週 試験の解説と解答 到達度試験(前期中間)の解説と解答
2ndQ
9週 ベクトルの復習 ベクトルの和・差・スカラー倍・内積・外積ができる
10週 スカラー3重積
流体の流出量
スカラー場とベクトル場
スカラー3重積を求めることができる
流体の流出量がわかる
スカラー場とベクトル場がわかる
11週 勾配 スカラー場の勾配を求めることができる
12週 発散 ベクトル場の発散を求めることができる
13週 演習 ベクトル場の勾配・発散を求めることができる
14週 回転 ベクトル場の回転を求めることができる
15週 到達度試験(前期末) 上記項目について学習した内容の理解度を授業の中で確認する
16週 試験の解説と解答 到達度試験(前期末)の解説と解答、および授業アンケート

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

到達度試験レポート・小テストその他合計
総合評価割合70300100
基礎的能力3515050
専門的能力3515050
分野横断的能力0000