到達目標
1. 建築等における諸設備について基本的な理解を得る.
2. 基本的な設備について具体的に理解し,設備の選択や設計ができるようになる.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 建築等における諸設備の応用まで理解している. | 建築等における諸設備の基本を理解している. | 建築等における諸設備の基本を理解していない. |
評価項目2 | 設備の選択や設計ができるようになる. | 設備の選択ができるようになる. | 設備の選択ができない. |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
建築等の内部環境を支える諸設備に関して,基礎的な認識を培い,基本的な仕組み,構成を理解する.
また,関係法令との関係についても理解する.
授業の進め方・方法:
講義形式で行う.必要に応じて適宜小テストを実施し,また,演習課題,レポート等を課す.
注意点:
合格点は60点である.
成績は,到達度試験 ((前期中間+前期末)/2)を全体の80%,小テスト・課題等を全体の20%で評価する.
総合評価 = 試験結果(100点満点×0.8=80点)+小テスト・課題等(20点)=100点.
授業の属性・履修上の区分
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス 空調方式 |
空調方式について理解できる.
|
2週 |
冷凍機と冷却塔,送風機とダクト |
冷凍機と冷却塔,送風機とダクトについて理解できる.
|
3週 |
熱交換器,換気設備 |
熱交換器,換気設備について理解できる.
|
4週 |
空気の状態変化,給水設備 |
空気の状態変化,給水設備について理解できる.
|
5週 |
給湯設備,衛生器具,排水・通気設備 |
給湯設備,衛生器具,排水・通気設備について理解できる.
|
6週 |
排水処理・排水再利用,ガス設備,配管材料,集合住宅の給排水設備 |
排水処理・排水再利用,ガス設備,配管材料,集合住宅の給排水設備について理解できる.
|
7週 |
到達度試験(中間) |
|
8週 |
試験の解答と解説 受変電設備,契約電力 |
受変電設備,契約電力について理解できる.
|
2ndQ |
9週 |
電気配線,動力設備,照明設備 |
電気配線,動力設備,照明設備について理解できる.
|
10週 |
情報通信設備,避雷設備,搬送設備 |
情報通信設備,避雷設備,搬送設備について理解できる.
|
11週 |
発電設備,蓄電池,室内気候と気象 |
発電設備,蓄電池,室内気候と気象について理解できる.
|
12週 |
省エネルギー手法 |
省エネルギー手法について理解できる.
|
13週 |
省エネルギー基準,CASBEE,エネルギー消費の実態,保全・管理 |
省エネルギー基準,CASBEE,エネルギー消費の実態,保全・管理について理解できる.
|
14週 |
消防設備,防災設備,防犯設備,バリアフリー設備 |
消防設備,防災設備,防犯設備,バリアフリー設備について理解できる.
|
15週 |
到達度試験(期末) |
|
16週 |
試験の解答と解説,まとめ,アンケート.
|
|
モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建築系分野 | 環境・設備 | 風土と建築について説明できる。 | 1 | |
明視、グレアの現象について説明できる。 | 3 | |
湿り空気、空気線図について説明できる。 | 1 | |
結露現象について説明できる。 | 1 | |
自然換気と機械換気について説明ができる。 | 1 | |
給水方式について説明できる。 | 3 | |
使用水量について把握できる。 | 3 | |
給排水管の管径の決定方法について知っている。 | 3 | |
給湯方式について説明できる。 | 3 | |
敷地内外の分流式・合流式排水方式について説明できる。 | 3 | |
浄化槽について説明できる。 | 3 | |
衛生器具について説明できる。 | 3 | |
室内環境基準について説明できる。 | 1 | |
熱負荷計算法、空気線図、空気の状態値について説明できる。 | 1 | |
空気調和方式について説明できる。 | 3 | |
熱源方式について説明できる。 | 3 | |
必要換気量について計算できる。 | 1 | |
受変電・幹線設備について説明できる。 | 3 | |
動力設備について説明できる。 | 3 | |
照明・コンセント設備について説明できる。 | 3 | |
情報・通信設備について説明できる。 | 3 | |
消火設備について説明できる。 | 3 | |
排煙設備について説明できる。 | 3 | |
火災報知設備について説明できる。 | 3 | |
自然再生可能エネルギー(例えば、風力発電、太陽光発電、太陽熱温水器など)の特徴について説明できる。 | 3 | |
省エネルギー(コジェネレーション等を含む)について説明できる。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 40 | 0 | 0 | 0 | 0 | 10 | 50 |
専門的能力 | 30 | 0 | 0 | 0 | 0 | 10 | 40 |
分野横断的能力 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 10 |