特別研究

科目基礎情報

学校 秋田工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 特別研究
科目番号 0015 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 学修単位: 8
開設学科 生産システム工学専攻 対象学年 専1
開設期 通年 週時間数 4
教科書/教材 各指導教員が準備または指示する文献、書物および学生が自分で探した文献、等。
担当教員 磯部 浩一

到達目標

1. 与えられた研究テーマの研究背景や必要性が説明できる。
2. 課題解決のための研究手法が身につく。
3. 中間発表会、卒業研究発表会で研究背景、研究上の工夫、達成内容を明確に説明できる。
4. 研究報告書を自力で書き上げることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1自分の研究の独自性が説明できる研究背景や必要性が説明できる研究背景や必要性が説明できない
評価項目2研究手法に学生本人のアイデアが活かされている研究手法を理解し、使える研究手法が十分に理解出来ない
評価項目3明確なプレゼンテーションと質疑応答ができる発表会で明確な報告ができる発表会で明確な説明ができない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
機械工学,電気情報工学の学際領域におけるメカトロニクス技術者としての必要となる総合力・システム思考能力及び知的生産を含めた創造力を有する技術者を育成する。
授業の進め方・方法:
学生自身が今年度設定された特別研究テーマの中から選択することで指導教員(博士号を持ち学位授与機構の認証を受けた教員)が決定する。決定した個々の指導教員のもと,それぞれ高度な専門技術に関する研究を行なう。さらに,学会での発表や投稿論文の作成など,技術者として生涯に亘って活躍できるコミュニケーション能力も養成する。
注意点:
[学習上の注意]
高度な研究技術を達成させるべく,普段から社会のニーズに対応したシーズとしての研究内容となるよう,最新の情報を文献やインターネットなどで調べることが必要である。
[評価方法]
指導教員と副指導教員が次に示す方法で1学年中間発表等により総合的に評価する。
総合評価=内容(30%)+研究の目的および課題や問題の理解度(10%)+問題解決の創意工夫(10%)+達成度(5%)+研究に対する姿勢(5%)+質疑応答での理解度(20%)+図表式の出来映え(10%)+公開状況(10%)
総合評価で60点以上を合格とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業の進め方や評価方法について説明する。
以下のテーマに関わるテーマを選択し、研究を実施する。
2週 <機械工学系>
以下のテーマに関わるテーマを選択し、研究を実施する。
<電気電子工学系>
以下のテーマに関わるテーマを選択し、研究を実施する。
3週 1.人間動作測定技術を用いたリハビリテーション機器の開発と評価 1.高品質電力変換器の開発と応用
4週 2.バイオメカニズムおよびメカトロニクス技術に関する研究 2.無線による電力と情報の伝送および材料定数の推定手法のための電磁波応用システム
5週 3.鋼の品質に関する基礎研究 3.分数スロット巻誘導電動機を用いたPAM方式極数切換誘導電動機の等価回路による特性算定法に関する研究
6週 4.金属材料の熱処理および鋳造工程での変形、応力解析 4.液晶・高分子複合材料による回折光学素子に関する研究
7週 5.鋳造および鍛造を利用した新金属系(複合)材料,部品の製造技術の研究 5.ミリ波アンテナの設計と試作に関する研究
8週 6.電界援用による技術の高機能化に関する研究 6.アンテナおよび高周波デバイスの開発と評価に関する研究
2ndQ
9週 7.強相関電子系における電子状態に関する理論 7.半導体人工原子の電子構造計算とそれに関連する物理の理論的研究
10週 8.電子状態計算手法の高速化・高度化技術 8.ニューラルネットワークのハードウェア実装に関する研究
11週 9.ロボットの応用技術に関する研究 9.コンピュータグラフィックスとその応用に関する研究
12週 10.自転車等の乗車ポジション評価および測定デバイスの開発 10.加速器における加速空洞の設計と高周波源用高圧電源,ビーム計測手法に関する研究
13週 11.一般軽快自転車の乗車ポジション評価に関する研究 11.スイッチトリラクタンス機の制御に関する研究
14週 12.パルス管冷凍機の冷却特性と作動流体挙動の関係
15週 13.極低温流体を利用した医療用伝熱機器の流動・伝熱特性
16週 14.原子・分子の観点に立脚した工学材料の理論的研究
後期
3rdQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

内容理解度創意工夫達成度研究姿勢質疑応答文章、図表公開状況合計
総合評価割合30101055201010100
基礎的能力10500050020
専門的能力10500050020
思考・推論・創造への適用力1001050100035
汎用的技能000000101020
態度・嗜好性(人間力)000050005