到達目標
1.市場構造を歴史的に把握できる。
2.経済理論の論理を内在的に捉え、自ら表現できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 市場構造を史実に即して論述できる。 | 市場の歴史の概要を説明できる。 | 市場の歴史の概要を説明できない。 |
評価項目2 | テキストの論理構造を表現できる。 | テキストの概要を内在的に把握できる。 | テキストを内在的に把握できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
ドイツと日本における資本主義経済の成立に関する講義と、経済学の古典テキストの精読とを通じて、現代の社会経済現象を自ら主体的に理解するために必要な視角と論理力を身に付ける。
授業の進め方・方法:
講義形式(第1~8週)および輪読形式(第9~15週)。講義内容に関するレポート課題と、輪読会におけるレポートとを課す。レポート成績が合格点に達しない場合、レポートの再提出を求めることがある。
注意点:
合格点は60点である。レポート成績で評価する。課されたレポートに対応しない場合、単位取得は困難となるので、十分注意すること。
授業を受ける前:輪読テキストの論理構成を示すペーパーを作成すること。
授業を受けた後:輪読会で出された様々な見解を相対的に捉え、論点を整理しておくこと。
自学自習時間:後期週4時間(合計60時間)
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
授業のガイダンス |
授業の進め方と評価の仕方について説明する。
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2週 |
序論 |
地域と産業革命をめぐる問題の所在を学ぶ。
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3週 |
Johann Gottfried Brügelmann (1750-1802) |
起業の背景と起業家の行動について学ぶ。
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4週 |
ブリューゲルマンの経営展開 |
企業経営の地域産業に対する影響について学ぶ。
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5週 |
綿工業空間の出現 |
地域産業構造の再編について学ぶ。
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6週 |
新たな経済圏の成立 |
経済空間の再編について学ぶ。
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7週 |
日本の産業革命① |
日本資本主義経済の成り立ちを学ぶ。
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8週 |
日本の産業革命② |
日本資本主義経済の成り立ちを学ぶ。
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4thQ |
9週 |
論理把握の方法 |
論理把握のレジメ作成の方法を学ぶ。
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10週 |
アダム・スミスの分業論① |
『国富論』第1章の論理構成と主旨がわかる。
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11週 |
アダム・スミスの分業論② |
『国富論』第2章の論理構成と主旨がわかる。
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12週 |
アダム・スミスの市場論 |
『国富論』第3章の論理構成と主旨がわかる。
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13週 |
アダム・スミスの通貨論 |
『国富論』第4章の論理構成と主旨がわかる。
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14週 |
アダム・スミスの価格論① |
『国富論』第5章前半の論理構成と主旨がわかる。
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15週 |
アダム・スミスの価格論② |
『国富論』第5章後半の論理構成と主旨がわかる。
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16週 |
レポートの講評 |
レポートの講評、および授業アンケート
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| レポート課題(講義内容) | レポート(輪読会) | 合計 |
総合評価割合 | 50 | 50 | 100 |
知識の基本的な理解 | 30 | 0 | 30 |
論理的な思考・表現 | 20 | 50 | 70 |