特別研究

科目基礎情報

学校 秋田工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 特別研究
科目番号 0015 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 学修単位: 8
開設学科 環境システム工学専攻 対象学年 専1
開設期 通年 週時間数 4
教科書/教材 指導教員が適宜指示
担当教員 伊藤 浩之,桜田 良治

到達目標

1.研究の内容,目的,課題を理解し,自主的に研究を継続できる。
2.研究目的の達成にための問題解決方法を提案できる。
3.研究内容をまとめ,論理的な文章作成やプレゼンテーションにより,研究成果を伝えることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1研究内容を十分に理解し,自主的、計画的、継続的に研究に取り組むことができる。自主的に研究に取り組むことができる。自主的に研究に取り組むことができない。
評価項目2研究目的の達成にための問題を解決できる。研究目的の達成にための問題解決方法を提案できる。研究目的の達成にための問題解決方法を提案できない。
評価項目3わかりやすく研究内容をまとめることができる。研究内容をまとめることができる。研究内容をまとめることができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
環境工学分野の複雑で多岐にわたる領域に対応できる総合力・システム思考能力および知的生産を含めた創造力を有する技術者を育成する。
授業の進め方・方法:
個々の指導教員のもと,それぞれ高度な専門技術に関する研究を行う。さらに,学会での発表や投稿論文の作成など,技術者として生涯にわたって活躍できるコミュニケーション能力も養成する。
注意点:
指導教員と副指導教員が次に示す方法で,1学年中間発表等により総合的に評価する。
 総合評価=内容(30%)+研究の目的および課題や問題の理解度(10%)+問題解決の創意工夫(10%)+達成度(5%)
      +研究に対する姿勢(5%)+質疑応答での理解度(20%)+図表式の出来映え(10%)+公開状況(10%)
 総合評価で60点以上を合格とする。ただし,総合評価は2学年の学年末に行う。

高度な研究技術を達成させるべく,普段から社会のニーズに対応したシーズとしての研究内容となるよう,最新の情報を文献やインターネットなどで調べることが必要である。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 研究テーマの選定と内容説明
以下の研究テーマから選択
2週 <物質工学系>
1.鉛をベースとする新しいアノード材の開発
<環境都市工学系>
1.短繊維を混入した再生コンクリートの強度特性
3週 2.ビオラセイン生産菌 Massilia sp. BS-1 株のクオーラム・センシング機構の解明 2.コンクリートの造粒処理による再生粗骨材の有効利用に関する研究
4週 3.未利用多糖を資化する微生物の探索と代謝酵素の機能解明 3.東日本における降雨時系列の特徴とその変化について
5週 4.CVDによる機能性多孔膜の合成 4.生活環境計画設計に関する研究
6週 5.酸化グラフェンの熱的還元過程の解明 5.生活環境計画設計の最適化及び意思決定に関する研究
7週 6.単結晶シリコン表面の初期酸化過程の解明 6.カルシウム担持籾殻炭によるリン回収メカニズムの解明
8週 7.酸化物セラミックス微粒子の調製に関する研究 7.カルシウム担持籾殻炭を利用した高濃度含リン地下水からのリン回収
2ndQ
9週 8.金属・酸化物・ポリマ材料の物性・電磁気的・機械的機能性に関する研究 8.地震被害軽減のための簡易地震計の開発に関する研究
10週 9.金属・酸化物・ポリマ材料の化学的・生体機能性に関する研究 9.地震発生時における地震動と構造物の被害に関する研究
11週 10.サマリウム2価化学種の還元能を利用した新規有機合成反応の開発 10.交通系ビッグデータからの知識発見に関する研究
12週 11.新規反応を利用した有機フッ素化合物の高効率合成法 11.河川・湖沼域における亜酸化窒素の indirect emission の排出係数に関する研究
13週 12.酵素・合成高分子複合材料の創成 12.下水処理場における温室効果ガスの発生量の定量化及び削減手法の開発
14週 13.金属二次資源からの有価金属の高効率分離プロセスの開発 13.泥炭地盤の長期沈下挙動に関する研究
15週 14.資源分離残渣の活用を目指した多機能化無機構造体の新輝合成プロセスの開発 14.圧密促進工法で改良された泥炭地盤の改良効果に関する研究
16週 15.微生物が生産する有用物質の生合成に関する研究 15.住民の地域イメージと生活環境評価に関する研究
後期
3rdQ
1週 16.景観・まちづくりに関する研究
2週 17.建築・都市空間に関する研究
3週
4週
5週
6週
7週
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合03005650100
基礎的能力050515025
専門的能力0150035050
分野横断的能力0100015025