到達目標
1. オリフィス流量計の検定式を実験により求めることができる。
2. 流体輸送における摩擦係数を実験により求めることができる。
3. イオン交換樹脂の交換容量を実験により求めることができる。
4. かん水へのNH3とCO2の吸収状態を実験的に求めることができる。
5. 実験によりNa2CO3の中和滴定ができる。
6. アゾ染料を用いて実験により布地を染色することができる。
7. 酵母のアルコール発酵を用いて実験により糖をアルコールに変換できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | オリフィス流量計を用いた流量測定法について理解し,実験により検定式を求めることができる | オリフィス流量計の検定式を実験により求めることができる | オリフィス流量計の検定式を実験により求めることができない |
評価項目2 | 流体輸送における摩擦係数の測定法について理解し,摩擦係数を求めることができる | 流体輸送における摩擦係数を求めることができる | 流体輸送における摩擦係数を求めることができない |
評価項目3 | イオン交換樹脂の交換容量について理解し、交換容量を実験により求めることができる | イオン交換樹脂の交換容量を実験により求めることができる | イオン交換樹脂の交換容量を実験により求めることができない |
評価項目4 | かん水へのNH3とCO2の吸収状態を熱力学的に説明することができる | かん水へのNH3とCO2の吸収状態を理解することができる | かん水へのNH3とCO2の吸収状態を理解できない |
評価項目5 | Na2CO3の中和反応を理解し、中和滴定を行うことができる | Na2CO3の中和滴定を行うことができる | Na2CO3の中和滴定を行うことができない |
評価項目6 | アゾ染料による布地の染色について理解し,布地に染色することができる | アゾ染料を用いて布地に染色することができる | アゾ染料を用いて布地に染色することができない |
評価項目7 | 酵母のアルコール発酵を理解し,糖がアルコールに変換される過程を説明できる | 酵母のアルコール発酵を説明できる | 酵母のアルコール発酵を説明できない |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
物質工学系と環境都市工学系が融合した本専攻では,各々の出身工学系にグループ分けした上で,物質工学系の教員は環境都市工学系の学生に対し,物質工学の基礎科目に関連する実験を修得させることを目標とする。
授業の進め方・方法:
項目ごとに担当教員の指導により実験を行う。各実験テーマ終了後に実験報告書(レポート)を課す。
注意点:
合格点は60点である。各テーマごとに担当教員が総合的に評価する。
総合評価 = 実験・実習時の姿勢(35%)+実験・実習時の理解度(25%)+レポートの理解度(10%)+図表・式の出来栄え(15%)+結果に対する考察(15%)
特に,実験報告書の未提出者は単位取得が困難となるので注意すること。
(授業をうける前)実験に関するプリントなどを用いて実験内容について理解しておくこと。
(授業をうけた後)レポート作成にあたっては、実験内容を理解し,さらに独自の文献調査を加えて考察を行うこと。
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
授業のガイダンス |
授業の進め方と評価の仕方について説明する。
|
2週 |
2成分系混合液の単蒸留操作 |
2成分系混合液の単蒸留操作について理解できる
|
3週 |
オリフィス流量計による流量測定 |
オリフィス流量計の使用法とその流量測定が理解できる
|
4週 |
流体輸送における摩擦係数の測定 |
摩擦係数の測定法を理解できる
|
5週 |
イオン交換樹脂の交換容量測定① |
イオン交換樹脂による交換容量の測定を理解できる
|
6週 |
イオン交換樹脂の交換容量測定② |
イオン交換樹脂による交換容量の測定を理解できる
|
7週 |
天然原料中の不純物除去 |
コロイド生成,イオン除去,岩塩の精製を理解できる
|
8週 |
Na2CO3の中和滴定 |
中和滴定を理解できる
|
2ndQ |
9週 |
かん水へのNH3,CO2の吸収 |
かん水へのNH3とCO2の吸収状態を熱力学的に理解できる
|
10週 |
NaHCO3の熱分解 |
NaHCO3の熱分解を理解できる
|
11週 |
アゾ染料による布地の染色 ① |
アゾ染料による布地の染色を理解できる
|
12週 |
アゾ染料による布地の染色 ② |
アゾ染料による布地の染色を理解できる
|
13週 |
アルコール発酵 ① |
酵母のアルコール発酵により,糖がアルコールに変換される過程が理解できる
|
14週 |
アルコール発酵 ② |
酵母のアルコール発酵により,糖がアルコールに変換される過程が理解できる
|
15週 |
総括 |
授業アンケート
|
16週 |
|
|
モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 実験・実習時の姿勢 | 実験・実習時の理解度 | レポートの理解度 | 図表・式の出来栄え | 結果に対する考察 | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 35 | 25 | 10 | 15 | 15 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 15 | 10 | 5 | 5 | 5 | 0 | 40 |
専門的能力 | 20 | 15 | 5 | 10 | 10 | 0 | 60 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |