事業経営論

科目基礎情報

学校 秋田工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 事業経営論
科目番号 0027 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 環境システム工学専攻 対象学年 専2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 その他:自製プリントを配布、参考書:『これでわかった バランス・シート』金児昭 PHP、『MOT(マネジメント・オブ・テクノロジ-)入門』早稲田大学ビジネススクール著 日本能率協会マネジメントセンタ-
担当教員 米澤 晋彦,長井 栄二

到達目標

1.効果的なプレゼンテーションについて理解する。
2.株式会社のしくみや経営組織の基本がわかる。
3.企業会計のしくみや財務諸表がわかる。
4.製品開発の具体的手順がわかる。
5.企業の具体事例からその特徴がわかる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1効果的なプレゼンテーションについて具体的に説明できる。効果的なプレゼンテーションについて概略説明できる。効果的なプレゼンテーションについて説明できない。
評価項目2株式会社のしくみや経営組織の基本を具体的に説明できる。株式会社のしくみや経営組織の基本を概略説明できる。株式会社のしくみや経営組織の基本を説明できない。
評価項目3企業会計のしくみや財務諸表を具体的に説明できる。企業会計のしくみや財務諸表を概略説明できる。企業会計のしくみや財務諸表を説明できない。
評価項目4 製品開発の手順を具体的に説明できる。製品開発の手順を概略説明できる。製品開発の手順を説明できない。
評価項目5企業の具体事例からその特徴を具体的に説明できる。企業の具体事例からその特徴を概略説明できる。企業の具体事例からその特徴を説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
効果的なプレゼンテーションについて学び、会社の基礎知識を習得した上で、企業においてものづくりを実現するための、技術開発から製品化にいたるまでの技術経営に関する知識を習得する。
授業の進め方・方法:
講義形式を基本とするが、適宜グループ・ディスカッションや課題報告、レポートの提出を求める。
試験結果が合格点に達しない場合、再試験を行うことがある。
注意点:
合格点は60点である。前期総合成績は、試験結果を70%、小テストないしレポートを20%、発表を10%で評価する。
講義中はパワーポイントや板書の内容を書き取るだけでなく、口頭による説明についても各自メモを取る習慣を身に付ける必要がある。復習をしっかり行い、参考文献等にも目を通すこと。組織や会計、技術経営に関する資料の読み取り方の基本を身に付けること。複数のメディアを通じて多くの情報に触れておくこと。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業ガイダンス
1 プレゼンテーション①
授業の進め方と評価の仕方について説明する。
効果的なプレゼンテーションについて学ぶ。
2週   プレゼンテーション② 効果的なプレゼンテーションスキルを身につける。
3週 2 株式会社のしくみ 株式会社のしくみがわかる。
4週 3 経営組織 経営組織の基本がわかる。
5週 4 企業会計 企業会計のしくみがわかる。
6週 5 財務諸表① 財務諸表を理解し、財務分析ができる。
7週   財務諸表② 財務諸表を理解し、財務分析ができる。
8週 6 マーケティングと技術開発① 製品開発の具体的手順がわかる。
2ndQ
9週   マーケティングと技術開発② 製品開発の具体的手順がわかる。
10週   マーケティングと技術開発③ 製品開発の具体的手順がわかる。
11週   マーケティングと技術開発④ 製品開発の具体的手順がわかる。
12週 7 ケーススタディ:ヨーロッパの企業① 企業の具体例から、その特徴がわかる。
13週   ケーススタディ:ヨーロッパの企業② 企業の具体例から、その特徴がわかる。
14週 8 まとめ これまで学んできたことを総括する。
15週 到達度試験(前期期末) 上記項目について学習した内容の理解度を確認する。
16週 試験の解説と解答 到達度試験の解説と解答を聞き、自身の課題を見いだす。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史社会における技術者の役割と責任を説明できる。3前8,前9,前10,前11,前14
知的財産の社会的意義や重要性の観点から、知的財産に関する基本的な事項を説明できる。3前8,前9,前10,前14
知的財産の獲得などで必要な新規アイデアを生み出す技法などについて説明できる。3前8,前9,前10,前14
技術者の社会的責任、社会規範や法令を守ること、企業内の法令順守(コンプライアンス)の重要性について説明できる。3前3,前4,前8,前9,前10,前14
科学者や技術者が、様々な困難を克服しながら技術の発展に寄与した姿を通し、技術者の使命・重要性について説明できる。3前8,前9,前10,前11,前14
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前14,前15,前16
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前14,前16
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前14,前16
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前14,前16
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前14,前16
他者の意見を聞き合意形成することができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前14,前16
合意形成のために会話を成立させることができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前14,前16
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前14,前15,前16
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前14,前15,前16
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前14,前15,前16
日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前14,前15,前16
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前14,前15,前16
法令やルールを遵守した行動をとれる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前14,前15,前16
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前14,前15,前16
企業には社会的責任があることを認識している。3前3,前4,前14
企業が国内外で他社(他者)とどのような関係性の中で活動しているか説明できる。3前3,前4,前8,前9,前10,前11,前14
企業活動には品質、コスト、効率、納期などの視点が重要であることを認識している。3前3,前4,前8,前9,前10,前11,前14
技術者が知恵や感性、チャレンジ精神などを駆使して実践な活動を行った事例を挙げることができる。3前3,前4,前8,前9,前10,前11,前14
コミュニケーション能力や主体性等の「社会人として備えるべき能力」の必要性を認識している。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前14,前15,前16

評価割合

試験発表小テストないしレポート合計
総合評価割合70102000100
基礎的能力705100085
専門的能力000000
分野横断的能力05100015