到達目標
生産設備,実験設備などを構成する基本的な機器についてその種類,機能などを理解する.さらに,それらを機械システムとして構築しかつ制御する方法について理解を深める.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 装置を構成するアクチュエータの機能と構造,種類を説明できる.. | 装置を構成するアクチュエータの基本的な機能を説明できる. | 装置を構成するアクチュエータの基本的な機能を説明できない. |
評価項目2 | 設計仕様に基づくリレーシーケンスの回路を設計できる. | 基本的なリレーシーケンスの回路が理解できる. | 基本的なリレーシーケンスの回路が理解できない. |
評価項目3 | 設計仕様に基づくラダープログラミングができる. | 基本的なラダープログラミングが理解できる. | 基本的なラダープログラミングが理解できない. |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
この科目は企業や公設試で自動化省力化装置,および研究用実験装置の開発を担当していた教員が,その経験を活かし,機械システムの開発に必要不可欠である機械要素技術,および制御技術などについて講義形式で授業を行うものである。生産設備,実験装置などのシステムを構築するために必要な基礎知識,および方法論などについて,ハードウエアとソフトウエアの両面から必要な知識を身に付けさせる.
授業の進め方・方法:
講義形式で行う.
注意点:
基本的な事項を確実に取得すること.必要に応じて演習問題(課題)を実施する.
(授業を受ける前)必ず前回の授業全体の内容を理解し,授業に臨むこと.
(授業を受けた後)理解できなかった部分は速やかに調べてまとめておく.もう一度,例題・演習問題などを解く.
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
授業ガイダンス |
授業の進め方と評価の仕方について説明する.
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2週 |
リレーシーケンスの基本 |
リレーシーケンスの目的,制御方法が理解できる.
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3週 |
リレーシーケンスの実際 |
実例をもとにしたリレーシーケンス制御が理解できる
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4週 |
空気圧制御技術の基本 |
高圧エアによる基本的な回路が理解できる.
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5週 |
空気圧回路の設計 |
高圧エアの構成部品を説明でき,空圧回路の設計方法が理解できる.
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6週 |
モーターの構造と制御 |
各種モーターの構造と制御方法が理解できる.
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7週 |
電動アクチュエータシステム |
モータを使用した電動アクチュエータシステムが理解できる.
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8週 |
PLCの概要 |
PLC制御に関する基本的事項が理解できる.
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2ndQ |
9週 |
PLCの構造 |
PLCの構造が理解できる.
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10週 |
PLCの接続 |
PLCと周辺機器の接続方法が理解できる.
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11週 |
PLCプログラミングの基本 |
ラダー図が理解できる
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12週 |
PLCプログラミングの応用 |
ラダーのプログラミングが理解できる.
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13週 |
フローチャートの活用 |
フローチャートを取り入れたプログラミングが理解できる.
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14週 |
PLCによるシーケンス制御の設計 |
仕様に基づいたPLCシーケンス制御の設計が理解できる.
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15週 |
到達度試験(前期末) |
上記項目について学習した内容の理解度を授業の中で確認する
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16週 |
試験の解説と解答 |
到達度試験の解説と解答,および授業アンケート
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | レポート | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 20 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 50 | 15 | 0 | 0 | 0 | 0 | 65 |
専門的能力 | 30 | 5 | 0 | 0 | 0 | 0 | 35 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |