地域産業・経済・文化

科目基礎情報

学校 秋田工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 地域産業・経済・文化
科目番号 0007 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 グローバル地域創生工学専攻(電気情報工学コース) 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 その他:自製プリントを配布、参考書:『これでわかった バランス・シート』金児昭 PHP、『MOT(マネジメント・オブ・テクノロジ-)入門』早稲田大学ビジネススクール著 日本能率協会マネジメントセンタ-
担当教員 米澤 晋彦,長井 栄二

到達目標

1.効果的なプレゼンテーションについて理解する。
2.SDGsについて理解する。
3.秋田の産業・経済・文化について理解する。
4.株式会社のしくみや経営組織の基本および会社法がわかる。
5.企業会計のしくみや財務諸表がわかる。
6.MOTについてわかる。
7.製品開発の具体的手順がわかる。
8.企業の具体事例からその特徴がわかる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1SDGsについて具体的に説明できる。SDGsについて概略を説明できる。SDGsについて説明できない。
評価項目2効果的なプレゼンテーションについて具体的に説明できる。効果的なプレゼンテーションについて概略を説明できる。効果的なプレゼンテーションについて説明できない。
評価項目3秋田の産業・経済・文化について具体的に説明できる。秋田の産業・経済・文化の概略を説明できる。秋田の産業・経済・文化を説明できない。
評価項目4株式会社のしくみや経営組織および会社法について具体的に説明できる。株式会社のしくみや経営組織および会社法の概略を説明できる。株式会社のしくみや経営組織の基本および会社法について説明できない。
評価項目5 企業会計のしくみや財務諸表を具体的に説明できる。企業会計のしくみや財務諸表の概略を説明できる。企業会計のしくみや財務諸表を説明できない。
評価項目6MOTについて具体的に説明できる。MOTの概略を説明できる。MOTを説明できない。
評価項目7製品開発の手順を具体的に説明できる。製品開発の手順の概略を説明できる。製品開発の手順を説明できない。
評価項目8企業の具体的事例からその特徴を具体的に説明できる。企業の具体的事例からその特徴の概略を説明できる。企業の具体的事例からその特徴を説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
自己紹介を通じて効果的なプレゼンテーションおよびSDGsについて学び、秋田の産業・経済・文化について理解した上で、企業においてもの作りを実現するための基礎知識として、経営組織や法律・会計、技術開発から製品化にいたるまでの技術経営に関する知識を修得する。
授業の進め方・方法:
講義形式を基本とするが、適宜グループ・ディスカッションや課題報告、レポートの提出を求める。
試験結果が合格点に達しない場合、再試験を行うことがある。
注意点:
合格点は60点である。後期総合成績は、試験結果を60%、小テストないしレポートを20%、発表を20%で評価する。
講義中はパワーポイントや板書の内容を書き取るだけでなく、口頭による説明についても各自メモを取る習慣を身に付ける必要がある。復習をしっかり行い、組織や会計、技術経営に関する資料の読み取り方の基本を身に付けること。複数のメディアを通じて多くの情報に触れておくこと。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 授業ガイダンス
1 SDGsとは
2 プレゼンテーション①
授業の進め方と評価の仕方について説明する。
SDGsがわかる。
効果的なプレゼンテーションについて学ぶ。
2週   プレゼンテーション② 効果的なプレゼンテーションスキルを身につける。
3週  プレゼンテーション③
  
効果的なプレゼンテーションスキルを身につける。
4週 3 秋田の産業・経済・文化① 秋田の産業・経済・文化の特徴がわかる。
5週   秋田の産業・経済・文化② 秋田の産業・経済・文化の特徴がわかる。
6週 4 会社法と経営組織 会社法の概要と経営組織の基本がわかる
7週 5 企業会計① 企業会計のしくみがわかる。
8週   企業会計② 財務諸表を理解し、財務分析ができる。
4thQ
9週 6 MOT MOTがわかる。
10週 7 マーケティングと技術開発① 製品開発の具体的手順がわかる。
11週   マーケティングと技術開発② 製品開発の具体的手順がわかる。
12週 8 ケーススタディ:ヨーロッパの企業① 企業の具体例から、その特徴がわかる。
13週 ケーススタディ:ヨーロッパの企業② 企業の具体例から、その特徴がわかる。
14週 9 まとめ これまで学んできたことを総括する。
15週 到達度試験(後期期末) 上記項目について学習した内容の理解度を確認する。
16週 試験の解説と解答 到達度試験の解説と解答を聞き、自身の課題を見いだす。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。3後1,後4,後5
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。3
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。3後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後14,後15,後16
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。3後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後14,後16
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。3後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後14,後16
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。3
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。3後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後14,後16
他者の意見を聞き合意形成することができる。3後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後14,後16
合意形成のために会話を成立させることができる。3後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後14,後16
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。3後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後14,後15,後16
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。3後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後14,後15,後16
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。3後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後14,後15,後16
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。3後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後14,後15,後16
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。3後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後14,後15,後16
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。3後2,後3,後4,後5
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる3後4,後5
複数の情報を整理・構造化できる。3後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後14,後15,後16
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。3後4,後5,後15,後16
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。3後4,後5,後15
事実をもとに論理や考察を展開できる。3後4,後5,後15
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。3後4,後5
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。3後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後14,後15,後16
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。3後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後14,後15,後16
目標の実現に向けて計画ができる。3後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後14,後15,後16
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。3後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後14,後15,後16
日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。3後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後14,後15,後16
法令やルールを遵守した行動をとれる。3後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後14,後15,後16
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。3後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後14,後15,後16
技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を認識し、技術者が社会に負っている責任を挙げることができる。3
企業等における技術者・研究者等の実務を認識している。3
企業人としての責任ある仕事を進めるための基本的な行動を上げることができる。3
調査、インターンシップ、共同教育等を通して地域社会・産業界の抱える課題を説明できる。3
企業活動には品質、コスト、効率、納期などの視点が重要であることを認識している。3後10,後11,後14
社会人も継続的に成長していくことが求められていることを認識している。3後10,後11,後14
技術者として、幅広い人間性と問題解決力、社会貢献などが必要とされることを認識している。3後10,後11,後14
技術者が知恵や感性、チャレンジ精神などを駆使して実践な活動を行った事例を挙げることができる。3後10,後11,後14
企業人として活躍するために自身に必要な能力を考えることができる。3後10,後11,後14
コミュニケーション能力や主体性等の「社会人として備えるべき能力」の必要性を認識している。3
総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力経済的、環境的、社会的、倫理的、健康と安全、製造可能性、持続可能性等に配慮して解決策を提案できる。3後4,後5,後15

評価割合

試験小テストないしレポート発表合計
総合評価割合602020100
基礎的能力60101080
専門的能力0000
分野横断的能力0101020