PBL工学演習基礎

科目基礎情報

学校 秋田工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 PBL工学演習基礎
科目番号 0009 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実習・実験 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 グローバル地域創生工学専攻(建設工学コース) 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 自製のプリントを配布
担当教員 石塚 眞治,榊 秀次郎,趙 明

到達目標

様々な材料の性質を測定装置を用いて評価することは,工学分野では非常に重要な手法の一つである.本演習では,様々な機器を用いた分析方法をその理論的背景から実際の測定まで学ぶことにより,深く理解する.そのために自ら文献調査を行い,測定に必要な材料や器具を準備し,実際に測定してその結果を評価する.また,アントレプレナーシップを発揮できる人材となるために,企業の方からお話を伺う.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1測定機器の理論的背景を理解できる.アドバイスにより測定機器の理論的背景を理解できる.測定機器の理論的背景を理解できない.
評価項目2自ら目的の文献調査ができる.アドバイスにより目的の文献調査ができる.目的の文献調査ができない.
評価項目3自ら測定装置を用いて測定できる.アドバイスにより測定装置を用いて測定できる.測定装置を用いて測定できない.
評価項目4自ら測定結果を解析できる.アドバイスにより測定結果を解析できる.測定結果を解析できない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
与えられた化合物の物性を測定するため,必要な機器や器具を準備し,測定装置を用いて測定して結果を評価する.この一連の過程を通して,自ら計画,設計し,実験を行い,問題点を解決し,得られた結果を考察する能力を習得する.また,アントレプレナーシップを発揮できる人材となるために,先人のお話を伺う.
授業の進め方・方法:
グループを作り演習形式で行う.演習の最後にレポート提出を課す.
注意点:
総合評価は、 「構想力・計画設計・具現化」 30 点、「取り組 み」20 点、「成果報告」 50 点の計 100点として、合格点は 60 点とする。その 内訳に関しては、「創造性のあるアイデアを 提案できる」 10 点、「複数の知識を応用できる」 10 点、「コスト等の制約条件や 解決すべき問題点を考慮したデザインあるいは解決策となっている」 10 点を評価観点とする。「取り組み」は「コミュニケーション力ならびにチームワーク力」 10 点、「積極的に取り組み、計画実施する能力などがあ」 10点を評 価観点とする。「成果報告」は「解決すべき課題の自然や社会へ影響および 改善・発展ついて考察している」25 点、「報告書でデザイン、構想ある 25点、「報告書でデザイン構想ある いは解決策の結果を分かりやすく提示るために、 図、文章、式、プログラム 等で表現している」 25 点を評価観点とする。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 授業ガイダンス 授業の進め方と評価の仕方について説明する
2週 測定法1-1 文献により測定法1を理解できる
3週 測定法1-2 測定法1に必要な機器,試薬を準備して実験手順を組み立て,測定を行う
4週 測定法1-3 得られた測定データの解析を行う
5週 アントレプレナーシップ養成講義1-1 講演者の業界研究を行う
6週 アントレプレナーシップ養成講義1-2 講演者の企業研究をする
7週 アントレプレナーシップ養成講義1-3 企業の方の講演
8週 アントレプレナーシップ養成講義1-4 企業の方の講演
4thQ
9週 アントレプレナーシップ養成講義1-5 講演内容を元に演習を行う
10週 アントレプレナーシップ養成講義2-1 講演者の企業研究をする
11週 アントレプレナーシップ養成講義2-2 企業の方の講演
12週 アントレプレナーシップ養成講義2-3 企業の方の講演
13週 アントレプレナーシップ養成講義2-4 企業の方の講演
14週 アントレプレナーシップ養成講義2-5 講演内容を元に演習を行う
15週 総括 授業アンケート
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

創造性のあるアイデを 提案できる複数の知識を応用できるコスト等の制約条件や 解決すべき問題点を考慮したデザインあるいは解決策となっているコミュニケーション力ならびにチームワーク力積極的に取り組み、計画実施する能力などがあ解決すべき課題の自然や社会へ影響および 改善・発展ついて考察している適切な報告書を作成する合計
総合評価割合10101010102525100
基礎的能力55555151555
専門的能力55555101045
分野横断的能力00000000