国語(3年)

科目基礎情報

学校 鶴岡工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 国語(3年)
科目番号 0026 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 3
開設学科 _一般科目 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 1.5
教科書/教材 筑摩書房『現代文B』、三省堂『大学生のための日本語表現トレーニング(スキルアップ編)』
担当教員 加田 謙一郎,有地 智枝子

到達目標

1.論理的な文章を読み、論理の構成や展開の把握にもとづいて論旨を客観的に理解し、要約し、意見を表すことができる。また、論理的な文章の代表的構成法を理解できる。
2.相手の意見を理解して要約し、他者の視点を尊重しつつ、建設的かつ論理的に自らの考えを構築し、合意形成にむけて口頭によるコミュニケーションをとることができる。また、自らのコミュニケーションスキルを改善する方法を習得できる。
3.社会で使用される言葉を始め広く日本語を習得し、その意味や用法を理解できる。また、それらを適切に用い、社会的コミュニケーションとして実践できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1論理的な文章を読み、論理の構成や展開の把握にもとづいて論旨を客観的に理解し、要約し、意見を表すことができる。また、論理的な文章の代表的構成法を理解できる。論理的な文章を読み、論理の構成や展開の把握にもとづいて論旨を客観的に理解し、要約し、意見を表すことができる。論理的な文章を読み、論理の構成や展開の把握にもとづいて論旨を客観的に理解できる。
評価項目2相手の意見を理解して要約し、他者の視点を尊重しつつ、建設的かつ論理的に自らの考えを構築し、合意形成にむけて口頭によるコミュニケーションをとることができる。また、自らのコミュニケーションスキルを改善する方法を習得できる。相手の意見を理解して要約し、他者の視点を尊重しつつ、建設的かつ論理的に自らの考えを構築し、合意形成にむけて口頭によるコミュニケーションをとることができる。相手の意見を理解して要約し、他者の視点を尊重しつつ、建設的かつ論理的に自らの考えを構築できる。
評価項目3社会で使用される言葉を始め広く日本語を習得し、その意味や用法を理解できる。また、それらを適切に用い、社会的コミュニケーションとして実践できる。社会で使用される言葉を始め広く日本語を習得し、その意味や用法を理解できる。社会で使用される言葉を始め広く日本語を理解できる。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本授業の主目標は、社会人として最低限必要な「聞く」・「読む」・「書く」・「話す」ことの、総合的な能力向上を目指す。具体的な副目標は次の2 点である。1 論理的思考能力の育成のために、日本語を学び直し、正確な読解力を身につける。2 グループワークを中心に、他者とのコミュニケーションの向上を図り、協調性を身に付ける。課題提出等は、目標達成のため、適宜行う予定である。国語辞典は各自用意すること。
授業の進め方・方法:
基本的に講義形式で進める。またグループワークを中心とした演習形式の授業もある。
注意点:
授業はあらかじめ、予習をしてから臨むこと。ノートは必ずとること。なお、国語辞典(紙媒体・中学校で使用したものも可)は各自用意すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 自己紹介 自分を客観的に見つめ、具体的に表現できる。
2週 ノートのとり方Ⅰ 自発的に学ぶためのノートのとり方を実践的に学ぶことができる。
3週 ノートのとり方Ⅱ 同上
4週 メモのとり方Ⅰ 実生活や仕事で役に立つメモのとり方を、5W1Hを中心に学ぶことができる。
5週 メモのとり方Ⅱ 同上
6週 評論Ⅰ 「『考える言葉」 論理的な文章を読解し、筆者の主張や、論理の展開を読み取ることができる。
7週 評論Ⅱ 「模倣となぞり」 同上
8週 話し言葉と書き言葉の使い分け 話す言葉と書く言葉の相違と、TPOによる使い分けを身につけることができる。
2ndQ
9週 手紙の書き方 手紙の基本的なマナーを身につけることができる。
10週 資料の読み取りⅠ 表・図・グラフから、正しい情報を読み取るためのポイントをつかむことができる。
11週 資料の読み取りⅡ 同上
12週 説明のコツ 聞き手が理解しやすい説明をすることができる。
13週 小説Ⅰ 「捨てない女」 小説が描き出す世界に親しみ、感想をまとめることができる。
14週 小説Ⅱ 「トカトントン」 同上
15週 まとめⅠ 前期授業の総復習が自力でできる。
16週
後期
3rdQ
1週 明解な文章を書く 読み手に言いたいことが伝わるような文の組み立てと表現を身につけることができる。
2週 要約の力をつける ある程度難しい文章の内容を理解し、要点をまとめる力をつけることができる。
3週 レポート・小論文の書き方Ⅰ 堅実なレポート・小論文を書くための、具体的手順と表記方法を学ぶことができる。
4週 レポート・小論文の書き方Ⅱ 同上
5週 レポート・小論文の書き方Ⅲ 同上
6週 短歌・俳句Ⅰ 短歌・俳句の形式を学び、実際に詠むことができる。
7週 短歌・俳句Ⅱ 同上
8週 履歴書の作成 インターンシップや就職を意識し、具体的に履歴書の準備ができる。
4thQ
9週 面接の受け方 .就職・進学に必要な面接の受け方を学ぶことができる。
10週 メールの書き方Ⅰ 社会人に必要なメールのスキルを身につけることができる。
11週 メールの書き方Ⅱ 同上
12週 エッセイを書いてみよう 自分の考えや興味について、読み手を意識しながら、自由に書くことができる。
13週 評論Ⅲ 「メディアと倫理」 近代批評の確立者の文章を読み、批判精神というものを理解できる。
14週 評論Ⅳ 「ある共生の経験から」 同上
15週 まとめⅡ 後期授業の総復習が自力でできる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語論理的な文章を読み、論理の構成や展開の把握にもとづいて論旨を客観的に理解し、要約し、意見を表すことができる。また、論理的な文章の代表的構成法を理解できる。5
現代日本語の運用、語句の意味、常用漢字、熟語の構成、ことわざ、慣用句、同音同訓異義語、単位呼称、対義語と類義語等の基礎的知識についての理解を深め、その特徴を把握できる。また、それらの知識を適切に活用して表現できる。4
情報の収集や発想・選択・構成の方法を理解し、論理構成や口頭によるものを含む表現方法を工夫して、科学技術等に関する自らの意見や考えを効果的に伝えることができる。また、信頼性を重視して情報を分析し、図表等を適切に活用・加工してコミュニケーションに生かすことができる。4
他者の口頭によるものを含む表現について、客観的に評価するとともに建設的に助言し、多角的な理解力、柔軟な発想・思考力の涵養に努めるとともに、自己の表現の向上に資することができる。4
相手の意見を理解して要約し、他者の視点を尊重しつつ、建設的かつ論理的に自らの考えを構築し、合意形成にむけて口頭によるコミュニケーションをとることができる。また、自らのコミュニケーションスキルを改善する方法を習得できる。4
社会で使用される言葉を始め広く日本語を習得し、その意味や用法を理解できる。また、それらを適切に用い、社会的コミュニケーションとして実践できる。4

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合800010010100
基礎的能力800010010100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000