概要:
熱工学、流体工学、機械力学、マイコン制御工学における各種の実験を行い、授業で学んだ知識をより深めるとともに、実験の取り組み方、レポートの作成方法に習熟する
授業の進め方・方法:
実験遂行状況・積極性・態度を30%、報告書の書き方・考察内容・提出状況70%で評価する。全実験室の評価を平均する。60点以上を合格とする。
注意点:
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
1.①熱機関実験 (1) ディーゼルエンジンの性能試験 |
(1) ディーゼルエンジンの性能試験方法を理解できる
|
2週 |
(2) 指圧線図の解析 |
(2) 圧力-クランク角度線図から圧力-行程容積線図に変換でき、図示効率が計算できる
|
3週 |
②流体工学実験 (3) 直管の管摩擦損失測定と流量計の検定 |
(3) 直管の管摩擦係数を求めることができる。各種流量計の測定原理を理解し、流量測定ができる
|
4週 |
(4) 円柱の抗力測定 |
(4) 円柱の抗力を測定し、抗力係数を求めることができる。円柱の表面圧力分布からはく離と抗力を理解できる
|
5週 |
2.マイコン制御実験 (1) 開発方法の習得 |
(1) ARMを用いたマイコン開発ができる。
|
6週 |
(2) LEDの点灯・点滅制御 |
(2) 入出力を理解し、外部機器を制御できる。
|
7週 |
(3) A/D変換 |
(3) A/D変換の概念を理解できる。
|
8週 |
(3) A/D変換 |
(3) ARMのA/D変換を使い、LEDの点灯パターンを変化させることができる。
|
2ndQ |
9週 |
3.機械力学実験 (1) 1自由度の強制 振動 |
変位による強制振動について共振曲線を求め、理論と比較できる
|
10週 |
(2) 剛体振子 |
変位による強制振動について共振曲線を求め、理論と比較できる
|
11週 |
(3) 慣性モーメントの推定 |
長さと材質が異なる剛体振子の固有振動数を調べ、理論値と比較できる
|
12週 |
(3) 慣性モーメントの推定 |
長さと材質が異なる剛体振子の固有振動数を調べ、理論値と比較できる
|
13週 |
4.FAシステム実験 |
6自由度ロボットアームの操作方法を説明できる。
|
14週 |
FAシステム実験 |
PLCの操作方法を説明できる。
|
15週 |
FAシステム実験 |
PLCとロボットアームを連携してFAシステム動作させることができ、この原理を説明することができる。
|
16週 |
|
|
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の工学実験・実習能力 | 機械系分野【実験・実習能力】 | 機械系【実験実習】 | 実験・実習の目標と心構えを理解し、実践できる。 | 4 | |
災害防止と安全確保のためにすべきことを理解し、実践できる。 | 4 | |
レポートの作成の仕方を理解し、実践できる。 | 4 | |
ノギスの各部の名称、構造、目盛りの読み方、使い方を理解し、計測できる。 | 4 | |
マイクロメータの各部の名称、構造、目盛りの読み方、使い方を理解し、計測できる。 | 4 | |
ダイヤルゲージ、ハイトゲージ、デプスゲージなどの使い方を理解し、計測できる。 | 4 | |
けがき工具を用いてけがき線をかくことができる。 | 4 | |
やすりを用いて平面仕上げができる。 | 4 | |
ねじ立て工具を用いてねじを切ることができる。 | 4 | |
ガス溶接で用いるガス、装置、ガス溶接棒の扱いかたがわかる。 | 4 | |
ガス溶接の基本作業ができる。 | 4 | |
ガス切断の基本作業ができる。 | 4 | |
アーク溶接の原理を理解し、アーク溶接機、アーク溶接器具、アーク溶接棒の扱い方を理解し、実践できる。 | 4 | |
アーク溶接の基本作業ができる。 | 4 | |
旋盤主要部の構造と機能を説明できる。 | 4 | |
旋盤の基本操作を習得し、外丸削り、端面削り、段付削り、ねじ切り、テ―パ削り、穴あけ、中ぐりなどの作業ができる。 | 4 | |
フライス盤主要部の構造と機能を説明できる。 | 4 | |
フライス盤の基本操作を習得し、平面削りや側面削りなどの作業ができる。 | 4 | |
ボール盤の基本操作を習得し、穴あけなどの作業ができる。 | 4 | |
NC工作機械の特徴と種類、制御の原理、NCの方式、プログラミングの流れを説明できる。 | 4 | |
少なくとも一つのNC工作機械について、プログラミングができる。 | 4 | |
少なくとも一つのNC工作機械について、各部の名称と機能、作業の基本的な流れと操作を理解し、プログラミングと基本作業ができる。 | 4 | |
加工学実験、機械力学実験、材料学実験、材料力学実験、熱力学実験、流体力学実験、制御工学実験などを行い、実験の準備、実験装置の操作、実験結果の整理と考察ができる。 | 4 | |
実験の内容をレポートにまとめることができ、口頭でも説明できる。 | 4 | |