ディジタル回路

科目基礎情報

学校 鶴岡工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 ディジタル回路
科目番号 0314 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 _電気電子工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 佐藤 淳

到達目標

ディジタル回路を論理数学的観点から理解することができ、ブール代数の諸法則、簡単化の定理を駆使し、自由に簡単なディジタル回路を設計することができる。またハードウェア記述言語を用いて簡単な回路を設計することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1ブール代数、論理回路の簡単化法を理解し、その応用問題を解くことができる。ブール代数、組み合わせ回路の簡単化法を理解できる。ブール代数、組み合わせ回路の簡単化法を理解できない。
評価項目2順序回路の設計法を理解し、簡単なディジタル回路を設計することができる。順序回路の設計法を理解できる。順序回路の設計法を理解できない。
評価項目3ハードウェア記述言語を用いて簡単な回路を設計することができる。ハードウェア記述言語を理解できる。ハードウェア記述言語を理解できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
ディジタル回路を主として論理数学的観点から学ぶ。ブール代数を学んだ後、組合せ論理回路の解析と設計方法を学ぶ。
次に、フリップフロップとその応用回路、さらに一般的な順序論理回路の解析と設計方法を学ぶ。また、ハードウェア記述言語(HDL)によるディジタル回路設計とシミュレーションを行う。
授業の進め方・方法:
定期試験60%、小テスト30%、授業点10%で評価し、総合評価60点以上を合格とする。小テストは随時行う。定期試験問題のレベルは小テスト程度とする。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 論理回路の基礎 ブール代数の公理等を使い論理式の簡単化や等式の証明ができる。
2週 ゲート回路 論理式から真理値表を書くことができる。
3週 論理関数の展開定理 真理値表から論理式を導くことができる。
4週 論理式の作成方法と簡単化 カルノー図を利用して論理式の簡単化ができる。
5週 組合わせ論理回路 基本的な組合せ論理回路の設計ができる。
6週 順序回路 特性表、遷移表、励起表を理解しFF の応用回路に利用できる。
7週
8週 VHDL によるハードウェア設計 ハードウェア記述言語(VHDL)を使用したハードウェ
ア設計とシミュレーションによる動作確認ができる。
4thQ
9週
10週
11週
12週 Verilog HDL によるハードウェア設計 ハードウェア記述言語(Verilog)を使用したハードウェ
ア設計とシミュレーションによる動作確認ができる。
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎情報リテラシー情報リテラシーコンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力300000030
専門的能力500000050
分野横断的能力200000020