材料力学(3年)

科目基礎情報

学校 鶴岡工業高等専門学校 開講年度 平成24年度 (2012年度)
授業科目 材料力学(3年)
科目番号 0204 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 _制御情報工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 Professional Engineer Library 材料力学 本江哲行他 実教出版※
担当教員 中山 敏男

到達目標

1.応力とひずみ,フックの法則,弾性と塑性の区別,材料の強度と許容応力が理解できる.
2.引張・圧縮およびねじりを受ける棒の変形と応力を,静定問題と不静定問題の両方について求められる.
3.はりの曲げによって生じる曲げモーメントとせん断応力,曲げ応力,たわみ曲線が求められる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1「応力」,「ひずみ」について,説明できる.「応力」,「ひずみ」について,理解できる.「応力」,「ひずみ」について,理解できていない.
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
機械や構造物を設計するためには,材料の強度に関する基本的な考え方を学ぶ必要がある.すなわち,単純な引張り・圧縮,せん断,曲げの問題を扱うことにより明確にし,材料力学の基本概念である「応力」,「ひずみ」について学習する.
授業の進め方・方法:
中間試験(45%),前期末・学年末試験(45%),受講態度(10%)を総合的に評価する.50点以上を合格とする.定期試験問題のレベルは,教科書中の例題,章末の練習問題と同程度とする.
注意点:
※教科書は2015年2月末に出版予定である.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス ガイダンス
2週 力学の基礎 力学の基礎を理解できる.
3週 応力とひずみ(1) 応力とひずみについて理解できる.
4週 応力とひずみ(2) フックの法則と弾性係数について理解できる.
5週 応力とひすみ(3) 応力ひずみ曲線について理解できる.
6週 引張りと圧縮(1) 一様な断面および断面が変化をもつ棒の引張りと圧縮について理解できる.
7週 引張りと圧縮(2) 重力 および遠心による応力とひずみについて理解できる.
8週 引張りと圧縮(3) 棒の不静定問題,熱応力について理解できる.
2ndQ
9週 ねじり(1) 丸棒のねじり応力とねじり変形について理解し,計算することができる.
10週 ねじり(2) ねじりの不静定問題について理解し,計算することができる.
11週 ねじり(3) 円形断面以外のねじりについて理解できる.
12週 せん断応力と曲げモーメント(1) はりの種類について理解できる.
13週 せん断応力と曲げモーメント(2) せん断応力と曲げモーメントについて理解し,計算することができる.
14週 せん断応力と曲げモーメント(3) 荷重とせん断応力および曲げモーメントについて理解できる.
15週 演習
16週
後期
3rdQ
1週 はりの応力(1) はりの曲げ応力について理解し,計算することができる.
2週 はりの応力(2) 横断面の図心と断面二次モーメントについて理解し,計算することができる.
3週 はりの応力(3) 平等強さはりについて理解し,計算するこができる.
4週 はりのたわみ(1) はりのたわみ曲線について理解できる.
5週 はりのたわみ(2) はりのたわみの微分方程式による解法について理解できる.
6週 はりのたわみ(3) はりのたわみの微分方程式による解法について計算することができる.
7週 複雑なはりの問題(1) 不静定はりについて理解できる.
8週 複雑なはりの問題(2) 不静定はりの解法について理解できる.
4thQ
9週 複雑なはりの問題(3) 不静定はりの解法について計算することができる.
10週 複雑なはりの問題(4) 不静定はりの解法について計算することができる.
11週 複雑なはりの問題(5) 不静定はり(連続はり)について理解することができる
12週 複雑なはりの問題(6) 不静定はり(連続はり)について理解することができる.
13週 複雑なはりの問題(7) 不静定はり(組み合わせはり)について理解することができる
14週 複雑なはりの問題(8) 不静定はり(組み合わせはり)について理解することができる
15週 演習
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合90001000100
基礎的能力450000045
専門的能力4500100055
分野横断的能力0000000