到達目標
瞬間中心を利用して機構の運動を解析できる.計算や作図によって機構の運動における速度ベクトルを求めることができる.摩擦伝動装置,歯車装置を利用した機械の運動をを説明できる.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 3瞬間中心の定理を用いて未知の瞬間中心を求めることができる. | 3瞬間中心の定理を説明できる. | 瞬間中心を求めることができない. |
評価項目2 | 限定連鎖機構において,ある点の速度ベクトルから機構のさまざまな点の速度ベクトルを求めることができる. | 単純な機構において速度ベクトルを求めることができる. | 機構の速度を求めることができない. |
評価項目3 | 摩擦伝動無段変速装置や遊星歯車列の設計ができる. | だ円摩擦車や歯車列の速比を求めることができる. | 摩擦車,歯車の回転数を求めることができない. |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
機械は,適切に制御されてはじめて便利に機能する.機械は動くものであるから,機械制御のためには機械の運動について学ぶ必要がある.この授業では,はじめに機械運動の基礎を扱い,その後リンク,歯車等の各機構について順に説明する.
授業の進め方・方法:
授業は対話重視で進める.授業中は学生に頻繁に質問し回答を求めるので,よく傾聴すること.また,テキストを読むだけではなかなか理解に至らないような理論を,なるべくわかりやすく解説する.よく聴くようにと授業中指示があったときは身を入れて理解に励むこと.評価は,中間試験40%,期末試験40%,4度のレポート20%とする.
注意点:
オフィスアワーに質問に訪れた学生には,小道具などを利用し授業中とは異なるアプローチで解説をしている.理解が不十分と感じたらオフィスアワーを積極的に活用すること.例年,テスト前になるとオフィスアワーを利用する学生が急増するが,平素から理解に励むよう心がけること.
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
機械運動の基礎,瞬間中心
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瞬間中心を求めることができる.
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2週 |
3瞬間中心の定理 |
3瞬間中心の定理を用いて未知の瞬間中心を求めることができる.
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3週 |
機構における速度(1) |
瞬間中心を利用して機構における速度を求めることができる.
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4週 |
機構における速度(2) |
分速度を利用して機構における速度を求めることができる.
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5週 |
演習(1) |
瞬間中心,機構の速度について理解を深め,応用ができる.
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6週 |
摩擦伝動装置(1) |
転がり接触を満たす条件を説明できる.
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7週 |
中間試験 |
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8週 |
摩擦伝動装置(2) |
摩擦伝動によるだ円車,円すい車を設計できる.
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4thQ |
9週 |
摩擦伝動装置(3) |
摩擦伝動による無段変速装置を設計できる.
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10週 |
歯車装置(1) |
歯形にインボリュートが用いられる理由を説明できる.
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11週 |
歯車装置(2) |
平歯車,ウォームギアなどによる歯車列の速比を求めることができる.
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12週 |
歯車装置(3) |
遊星歯車列の各要素の回転数を求めることができる.
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13週 |
機械運動と制御 |
機械の運動が実際にどのように制御されているか説明できる.
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14週 |
機械運動設計 |
要求された運動を満たす簡単な機械の設計ができる.
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15週 |
演習(2) |
摩擦車,歯車について理解を深め,応用ができる.
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 80 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |