エネルギー変換工学

科目基礎情報

学校 鶴岡工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 エネルギー変換工学
科目番号 0011 科目区分 専門 / 選択必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 _5年共通選択科目 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 エネルギー工学(牛山泉・山地憲治、オーム社)
担当教員 岩岡 伸之

到達目標

・エネルギーの性質を理解し、説明できる。
・エネルギーシステムと資源の状況を理解し、説明できる。
・エネルギー変換の技術を理解し、説明できる。
・エネルギー技術と地球環境問題との関連を理解し、説明できる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1エネルギーの性質と資源の状況を理解し、エネルギーと資源の消費量の工学的関連法則を導出できる。エネルギーの性質と資源の状況を理解し、エネルギーと資源の消費量の計算に適用できる。左記ができない。
評価項目2エネルギー変換技術(熱機関)を理解し説明でき、各種の性能を導出できる。エネルギー変換技術(熱機関)を理解し、変換量や効率の計算に適用できる。左記ができない。
評価項目3エネルギー技術と地球環境問題との関連を理解し、影響に関わる法則を導出できる。エネルギー技術と地球環境問題との関連を理解し、影響量の計算に適用できる。左記ができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
エネルギー資源の現在の状況把握から将来の課題を提示し、資源利用の効率的な方策を考察する。さらに、エネルギー変換の方法について、再生可能エネルギーの活用など今後の動向を考察する。また、現在のエネルギー使用の状況とそれにより生じている環境問題との関係についても考察する。機械系のエネルギー変換法が主体である。
授業の進め方・方法:
教科書内容の解説を中心に進める。教科書の演習問題などをレポート課題として考察する。授業内容は、授業計画に示す通り。
注意点:
評価方法・基準:学年末試験60%、その他(課題レポート30%、出席10%)で総合的に評価する。総合評価60点以上を合格とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 エネルギーの概念と日常生活Ⅰ エネルギーの基礎的性質を理解し説明または計算ができる
2週 エネルギーの概念と日常生活Ⅱ エネルギーと人間の経済活動や生活との関係を理解し説明または計算ができる
3週 エネルギー工学の技術史 火の使用以降、現在に至る動力機関の歴史を理解し説明または計算ができる
4週 エネルギーシステムと資源Ⅰ エネルギーシステムを理解し説明または計算ができる
5週 エネルギーシステムと資源Ⅱ 現在の化石燃料の埋蔵量と消費との関係を理解し説明または計算ができる
6週 エネルギー変換の技術Ⅰ 熱機関の概要を理解し説明または計算ができる
7週 エネルギー変換の技術Ⅱ エンジン、タービン、スターリング機関を理解し説明または計算ができる
8週 エネルギー変換の技術Ⅲ ボイラ、タービン、火力発電設備を理解し説明または計算ができる
4thQ
9週 原子力エネルギーシステム 原子力発電技術を理解し説明または計算ができる
10週 再生可能エネルギーシステム 再生可能エネルギーシステムを理解し説明または計算ができる
11週 化石燃料と燃焼およびエネルギー技術と環境問題Ⅰ 化石燃料の燃焼現象と発生する酸化物の量を理解し、燃焼生成物が地球環境に及ぼす影響を理解し説明または計算ができる
12週 エネルギー技術と環境問題Ⅱ 地球環境問題の現状と将来を理解し説明または計算ができる
13週 エネルギーの評価と省エネルギー 設備のエネルギー消費量を評価して省エネルギーの手法を理解し説明または計算ができる
14週 伝熱の形態と熱交換器 伝熱の形態と熱交換器の基礎的性質を理解し説明または計算ができる
15週 総論およびまとめ エネルギー変換工学の総論を理解し説明または計算ができる
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力自然科学ライフサイエンス/アースサイエンスライフサイエンス/アースサイエンス太陽系を構成する惑星の中に地球があり、月は地球の衛星であることを説明できる。3
地球は大気と水で覆われた惑星であることを説明できる。3
陸地および海底の大地形とその形成を説明できる。3
大気圏の構造・成分を理解し、大気圧を説明できる。3
大気の熱収支を理解し、大気の運動を説明できる。3
大気の大循環を理解し、大気中の風の流れなどの気象現象を説明できる。3
海水の運動を理解し、潮流、高潮、津波などを説明できる。3
有害物質の生物濃縮について説明できる。3
地球温暖化の問題点、原因と対策について説明できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合60000040100
基礎的能力000001010
専門的能力6000003090
分野横断的能力0000000