科目基礎情報

学校 鶴岡工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 倫理
科目番号 0002 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 _創造工学科 対象学年 1
開設期 後期 週時間数 4
教科書/教材 高等学校新倫理最新版(菅野覚明他著 清水書院刊)
担当教員 齋藤 和久

到達目標

現代社会にも影響を与えている、哲学や倫理・宗教観および、政治・経済・社会思想の概要を理解することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
様々な宗教の特徴を説明できる力三大宗教や著名な民族宗教等の特徴を、何も見ずに正確に説明することができる。仏教・キリスト教・イスラム教の教義の相違点を指摘することができる。宗教的な考え方の特徴を、何一つ説明することができない。
宗教が社会に及ぼす影響を読み取る力宗教に関連した歴史上の抗争、現代社会における事件等について、何も見ずに的確に説明することができる中東情勢など、現代社会で発生している宗教問題を指摘することができる。宗教が一般社会に影響を及ぼし得ることを認識することができない
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
代表的な哲学・宗教の概観。
授業の進め方・方法:
座学・講義形式。担当教員が哲学者や思想家の業績、諸宗教の特徴等について、黒板に要点をまとめながら説明する。
注意点:
少なくとも板書事項は記録しておき、各自で授業内容を再整理できるようつとめる。“総合評価”は、定期試験70%(前期中間・前期末・後期中間学年末試験各20%)、授業の出席状況や態度10%の割合で行う。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 宗教とは何か 文化の多様性を認識し、互いの文化を尊重することの大切さを理解できる。
2週 世界宗教と民族宗教 文化の多様性を認識し、互いの文化を尊重することの大切さを理解できる。
3週 仏教の特徴 文化の多様性を認識し、互いの文化を尊重することの大切さを理解できる。
4週 大乗仏教と小乗仏教 文化の多様性を認識し、互いの文化を尊重することの大切さを理解できる。
5週 キリスト教の特徴 文化の多様性を認識し、互いの文化を尊重することの大切さを理解できる。
6週 宗教改革 文化の多様性を認識し、互いの文化を尊重することの大切さを理解できる。
7週 イスラム教の特徴 文化の多様性を認識し、互いの文化を尊重することの大切さを理解できる。
8週 シーア派とスンニー派 文化の多様性を認識し、互いの文化を尊重することの大切さを理解できる。
4thQ
9週 神と人間のかかわり 様々な宗教において、人間とはどのような存在と考えられてきたかについて理解できる。
10週 教祖の位置づけ 様々な宗教において、人間とはどのような存在と考えられてきたかについて理解できる。
11週 寺院勢力、教会勢力 様々な宗教において、人間とはどのような存在と考えられてきたかについて理解できる。
12週 宗教における死生感 様々な宗教において、人間とはどのような存在と考えられてきたかについて理解できる。
13週 神仏習合、廃仏毀釈 先人達の諸思想を認識した上で、自分が人としていかに生きるべきなのか考えることができる。
14週 十字軍の遠征、レコンキスタ 先人達の諸思想を認識した上で、自分が人としていかに生きるべきなのか考えることができる。
15週 ジハード、中東戦争 先人達の諸思想を認識した上で、自分が人としていかに生きるべきなのか考えることができる。
16週 テロリズム 先人達の諸思想を認識した上で、自分が人としていかに生きるべきなのか考えることができる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地歴産業活動(農牧業、水産業、鉱工業、商業・サービス業等)などの人間活動の歴史的発展過程または現在の地域的特性、産業などの発展が社会に及ぼした影響について理解できる。3
人間活動と自然環境との関わりや、産業の発展が自然環境に及ぼした影響について、地理的または歴史的観観点から理解できる。3
社会や自然環境に調和した産業発展に向けた現在までの取り組みについて理解できる。3
日本を含む世界の様々な生活文化、民族・宗教などの文化的諸事象について、歴史的または地理的観点から理解できる。3
国家間や国家内で見られる、いわゆる民族問題など、文化的相違に起因する諸問題について、地理的または歴史的観点から理解できる。3
文化の多様性を認識し、互いの文化を尊重することの大切さを理解できる。3後2,後3
公民哲学者の思想に触れ、人間とはどのような存在と考えられてきたかについて理解できる。3後2,後9,後12
諸思想や諸宗教において、自分が人としていかに生きるべきと考えられてきたかについて理解できる。3後1,後5,後12,後13,後16
諸思想や諸宗教において、好ましい社会と人間のかかわり方についてどのように考えられてきたかを理解できる。3後5,後9
民主政治の基本的原理、日本国憲法の成り立ちやその特性について理解できる。3
資本主義経済の特質や財政・金融などの機能、経済面での政府の役割について理解できる。3
現代社会の政治的・経済的諸課題、および公正な社会の実現に向けた現在までの取り組みについて理解できる。3
地歴・公民現代科学の考え方や科学技術の特質、科学技術が社会や自然環境に与える影響について理解できる。3
社会や自然環境に調和し、人類にとって必要な科学技術のあり方についての様々な考え方について理解できる。3
今日の国際的な政治・経済の仕組みや、国家間の結びつきの現状とそのさまざまな背景について理解できる。3
環境問題、資源・エネルギー問題、南北問題、人口・食糧問題といった地球的諸課題とその背景について理解できる。3
国際平和・国際協力の推進、地球的諸課題の解決に向けた現在までの取り組みついて理解できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオ課題・レポート合計
総合評価割合80002000100
基礎的能力500000050
専門的能力0000000
分野横断的能力3000200050