保健(1年)

科目基礎情報

学校 鶴岡工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 保健(1年)
科目番号 0038 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 _創造工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 現代高等保健体育
担当教員 本間 浩二,松橋 将太

到達目標

健康生活に関わる知識や情報を、自身の適切な意思決定と行動選択に繋げることができる。
必要な情報を収集・整理し、自分の知識として定着させ、課題意識を持ってそれを活用できる。
社会規範やルールを理解し、自己実現に向けて、モラルある行動をとることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1健康関連情報を基に、自分の生活を振り返り、その後の自己管理の在り方について考えることができる。健康関連情報を基に、自分の生活の在り方を認識することができる。健康関連情報を基に、自分自身の生活を考えることができない。
評価項目2提示された健康関連情報を整理してまとめ、自分の知識として効果的に活用できる。提示された健康関連情報をまとめ、自分の知識として活用しようと努力できる。提示された健康関連情報をまとめることができず、知識として定着が見られない。
評価項目3問題提起に対して、社会規範やルールに則って、自己実現に向けたモラルある行動を考えることができる。問題提起に対して、社会規範やルールに則った対処法を考えることができる。問題提起を、当事者として受け止めることができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
社会の変化にともなって、我々の健康や安全に関わる問題も変化している。個人生活及び社会生活における健康・安全に関する理解を通して健康についての総合的な認識を深め,ヘルスプロモーションの考え方を生かし,生涯を通じて自己の健康を適切に管理し改善していく思考力・判断力などの資質や能力の育成を図る。1年保健では、健康問題に適切に対応できるようにするために、必要な知識の獲得と、それら知識を自分自身の生活に結びつけ、実践できる態度を養うことをねらいながら授業を進めていく。
授業の進め方・方法:
教科書の内容に合わせた学習プリントにそって授業を進める。
各試験については、授業に使用したプリントから内容を精選し出題する。
注意点:
授業には,筆記用具と教科書に加え、プリントを整理するバインダーあるいはクリアファイルを準備する。
なお、下記はあくまで予定である。予定にとらわれず、適時健康に関わる情報提供に努めていく。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ・わが国の健康水準(2) ・現在の健康水準や病気の傾向について理解できる。
2週
3週 ・健康のとらえ方(2) ・健康のとらえ方や考え方の変化について理解できる。
4週 ・生活習慣と健康の関わりについて理解できる。
5週 ・健康と意志決定・行動選択(1) 適切な意志決定と行動選択の重要性について理解できる。
6週 ・エイズとその予防(1) ・エイズとその現状・対策について知り、実生活に活かすことができる。
7週 ・喫煙(2) ・喫煙の健康害について認識し、適切に対応する必要性を理解できる。
8週
2ndQ
9週 ・飲酒(2) ・飲酒の健康害について認識し、適切に対応する必要性を理解できる。
10週
11週 ・応急手当の意義とその基本(2) ・応急手当の意義と手順について理解できる。
12週
13週 ・心肺蘇生法(1) ・心肺蘇生法の意義と原理について知識を得ることができる。
14週 ・日常的な応急手当① (1) ・日常的な応急手当の方法について理解できる。
15週 ・日常的な応急手当②(1)
16週
後期
3rdQ
1週 ・欲求と適応機制 (2) ・人間の持つ様々な欲求と適応機制の働きを理解できる。
2週
3週 ・心身の相関とストレス (2) ・心と体の関わりとストレス対処について理解できる。
4週
5週 ・自己実現 (1) ・自己実現と心の健康との関わりについて理解できる。
6週 ・思春期における心身の発達 (2) ・思春期における心身の発達過程について理解できる。
7週
8週 ・性意識と性行動の選択 (2) ・性意識の男女差について知り、適切な性行動の選択を理解できる。
4thQ
9週
10週 ・健康な結婚生活 (2) ・結婚・家庭生活と家族の健康の在り方について理解できる。
11週
12週 ・妊娠・出産と健康 (2) ・妊娠・出産に関わる理解を深め、将来の家庭生活を考えることができる。
13週
14週 ・家族計画と人工妊娠中絶 (2) ・家族計画の意義と避妊法について理解できる。
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性身内の中で、周囲の状況を改善すべく、自身の能力を発揮できる。 3
集団の中で、自身の能力を発揮して、組織の勢いを向上できる。3
日常生活の時間管理、健康管理、金銭管理などができる。常に良い状態を維持するための努力を怠らない。3
ストレスやプレッシャーに対し、自分自身をよく知り、解決を試みる行動をとることができる。日常生活の管理ができるとともに、目標達成のために対処することができる。3
学生であっても社会全体を構成している一員としての意識を持って、行動することができる。3
市民として社会の一員であることを理解し、社会に大きなマイナス影響を及ぼす行為を戒める。人間性・教養、モラルなど、社会的・地球的観点から物事を考えることができる。3
チームワークの必要性・ルール・マナーを理解し、自分の感情の抑制、コントロールをし、他者の意見を尊重し、適切なコミュニケーションを持つとともに、当事者意識を持ち協調して共同作業・研究をすすめることができる。3
組織やチームの目標や役割を理解し、他者の意見を尊重しながら、適切なコミュニケーションを持つとともに、成果をあげるために役割を超えた行動をとるなど、柔軟性を持った行動をとることができる。3
先にたって行動の模範を示すことができる。口頭などで説明し、他者に対し適切な協調行動を促し、共同作業・研究をすすめことができる。3
目指すべき方向性を示し、先に立って行動の模範を示すことで他者に適切な協調行動を促し、共同作業・研究において、系統的に成果を生み出すことができる。リーダーシップを発揮するために、常に情報収集や相談を怠らず自身の判断力をも磨くことができる。3
法令を理解し遵守する。基本的人権について理解し、他者のおかれている状況を理解することができる。自分が関係している技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を理解し、技術者が社会に負っている責任を認識している。3
法令を理解し遵守する。研究などで使用する、他者のおかれている状況を理解できる。自分が関係している技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を理解し、技術者が社会に負っている責任を認識し、身近で起こる関連した情報や見解の収集に努めるなど、技術の成果が社会に受け入れられるよう行動できる。3
未来の多くの可能性から技術の発展と持続的社会の在り方を理解し、自らのキャリアを考えることができる。3
技術の発展と持続的社会の在り方に関する知識を有し、未来社会を考察することができるとともに、技術の創造や自らのキャリアをデザインすることが考慮できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70003000100
基礎的能力700000070
専門的能力0000000
分野横断的能力000300030