英語Ⅳ

科目基礎情報

学校 鶴岡工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 英語Ⅳ
科目番号 0053 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 3
開設学科 _創造工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 3
教科書/教材 World Trek English Communication 2、予習用ノート、復習用ワークブック
担当教員 田邊 英一郎,阿部 秀樹

到達目標

1年次の英語Ⅱを発展させ、現代社会の幅広い話題に関する英文を題材に、単語と文法の知識を活用しながら、英文の内容を深く正確に理解する読解力を身につける。読解力を音読、リスニング、スピーキング、ライティングなど他の技能とも関連させ、総合的な英語運用能力の向上を目指す。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1教科書程度の英文の内容を適切な速さで理解し、かつ非明示的内容も推測することができる。教科書程度の英文の内容を適切な速さで概ね理解することができる。教科書程度の英文の内容を適切な速さで半分以上理解することができない。
評価項目2教科書で扱う題材について、十分に適切な表現と長さで自分の意見を表現することができる。教科書で扱う題材について、概ね適切な表現と長さで自分の意見を表現することができる。教科書で扱う題材について、適切な表現と長さで自分の意見を表現できない。
評価項目3教科書程度の英文を、発音、意味のまとまり、内容に留意して正確に音読することができる。教科書程度の英文を、発音や意味のまとまりに留意して概ね正確に音読することができる。教科書程度の英文を、発音や意味のまとまりに留意して正確に音読することができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
予習・授業・復習のサイクルを重視し、教科書や副教材を活用しながら英語の4技能を総合的に訓練する。
授業の進め方・方法:
予習・復習状況を成績評価に加えるので、毎回の事前学習は必須。授業中は予習での不明点を確認し、本文を正確に音読する練習をし、教科書を活用したスキルトレーニングを行う。学期毎に書く力(定期試験)、話す力(面接試験)の評価も行う。
注意点:
学習習慣を確立し、予習や復習を着実に行うこと。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 欧州サッカーリーグへの移籍を決断した川島永嗣さんの言葉を読んで彼の信条や夢にふれ、人生を豊かにするためのヒントとする。 1. 海外移籍をした1人の日本人サッカー選手の言葉を通して、人の信条や夢を読み取ることができる。 2. ある日のスケジュールを聞いて、行動予定を聞き取ったり、本文の要点を聞き取ることができる。 3. 自分の今年度の目標や、現在熱中していることについて英文を完成することができる。
2週 欧州サッカーリーグへの移籍を決断した川島永嗣さんの言葉を読んで彼の信条や夢にふれ、人生を豊かにするためのヒントとする。 1. 海外移籍をした1人の日本人サッカー選手の言葉を通して、人の信条や夢を読み取ることができる。 2. ある日のスケジュールを聞いて、行動予定を聞き取ったり、本文の要点を聞き取ることができる。 3. 自分の今年度の目標や、現在熱中していることについて英文を完成することができる。
3週 『ロミオとジュリエット』の舞台になったイタリアのヴェローナに存在する「ジュリエットクラブ」のボランティア活動を通して、悩みを打ち明ける人びとや、悩みに答える人びとの心理を読み取る。 1. 「ジュリエットクラブ」の活動を通じて、悩みを打ち明ける人びとや、悩みに答える人びとの心理を読み取ることができる。 2. 物語のあらすじや要点を聞き取ることができる。 3. 自分が現在までずっと続けていることを英語で表現できる。
4週 『ロミオとジュリエット』の舞台になったイタリアのヴェローナに存在する「ジュリエットクラブ」のボランティア活動を通して、悩みを打ち明ける人びとや、悩みに答える人びとの心理を読み取る。 1. 「ジュリエットクラブ」の活動を通じて、悩みを打ち明ける人びとや、悩みに答える人びとの心理を読み取ることができる。 2. 物語のあらすじや要点を聞き取ることができる。 3. 自分が現在までずっと続けていることを英語で表現できる。
5週 イヌとネコの、ペットとしての適正をさまざまな観点で比較した文を読み、各動物の共通点や相違点を理解する。 1. ペットとしてのイヌとネコをさまざまな観点で比較した文を読んで、動物の特徴の共通点や相違点を読み取ることができる。 2. イヌやネコに関する説明文を聞き取ることができる。 3. 2つのものを比較する文を英語で表現することができる。
6週 イヌとネコの、ペットとしての適正をさまざまな観点で比較した文を読み、各動物の共通点や相違点を理解する。 1. ペットとしてのイヌとネコをさまざまな観点で比較した文を読んで、動物の特徴の共通点や相違点を読み取ることができる。 2. イヌやネコに関する説明文を聞き取ることができる。 3. 2つのものを比較する文を英語で表現することができる。
7週 1~6回目の復習および面接試験 1. 自分の「好きな言葉」について紹介する「スピーチ」をすることができる。 2. 自分が悩んでいることについて、英語で述べたり、相談することができる。 3. 「もしペットを飼うとしたらどんな生き物がよいか」のような身近な話題についてグループで話し合うことができる。
8週 「もし~だったら」という願望についての可能性を考えながら、自然界の法則や因果関係について学ぶ。 1. 「もし~だったら」という願望の可能性を考えながら、自然界の法則や因果関係について読み取ることができる。 2. 3人の芸術家に関する説明を聞き取ることができる。 3. 歴史上の出来事について「もしあのとき~だったら、…だったろうに」と仮定する文を作ることができる。
2ndQ
9週 「もし~だったら」という願望についての可能性を考えながら、自然界の法則や因果関係について学ぶ。 1. 「もし~だったら」という願望の可能性を考えながら、自然界の法則や因果関係について読み取ることができる。 2. 3人の芸術家に関する説明を聞き取ることができる。 3. 歴史上の出来事について「もしあのとき~だったら、…だったろうに」と仮定する文を作ることができる。
10週 世界の人びとを救った画期的な製品が、一体どのようにして生まれたのか、「Q ドラム」「非電化冷蔵庫」「Embrace」という3つの具体的な製品を通して知る。 1. 世界の人びとを救った画期的な製品を生み出したアイディア誕生の背景について読み取ることができる。 2. 偉大な発明家についての対話を聞き取ることができる。 3. 発明したい製品のアイディアを英語で書くことができる。
11週 世界の人びとを救った画期的な製品が、一体どのようにして生まれたのか、「Q ドラム」「非電化冷蔵庫」「Embrace」という3つの具体的な製品を通して知る。 1. 世界の人びとを救った画期的な製品を生み出したアイディア誕生の背景について読み取ることができる。 2. 偉大な発明家についての対話を聞き取ることができる。 3. 発明したい製品のアイディアを英語で書くことができる。
12週 日本のアニメやマンガが世界で高い評価を受けているという事実から、日本のポップカルチャーが持つ外交力を生かして自分たちにできることは何かを考える。 1. 日本のアニメやマンガの世界的な評価や、日本のポップカルチャーが持つ外交力について読み取ることができる。 2. 学生たちの会話を聞き取ることができる。/本文の要点を聞き取ることができる。 3. 伝統的な日本文化について説明した英文を完成させることができる。
13週 日本のアニメやマンガが世界で高い評価を受けているという事実から、日本のポップカルチャーが持つ外交力を生かして自分たちにできることは何かを考える。 1. 日本のアニメやマンガの世界的な評価や、日本のポップカルチャーが持つ外交力について読み取ることができる。 2. 学生たちの会話を聞き取ることができる。/本文の要点を聞き取ることができる。 3. 伝統的な日本文化について説明した英文を完成させることができる。
14週 8~13回目の復習および面接試験 1. 自分の「願望」を4~5文の英文にして発表することができる。 2. 発明したい製品のアイデアを企画書にまとめ、発表することができる。 3. 「アニメ文化大使」に推薦したいキャラクターとその理由を発表することができる。
15週 前期の学習内容のまとめ 前期の学習を振り返り、重要項目を確認する。
16週
後期
3rdQ
1週 ハロウィーンにまつわるシンボルを通じて、この風習の起源について探る。 1. ハロウィーンにまつわるシンボルを通じて、この風習の起源について読み取ることができる。 2. ハロウィーンパーティにむけて準備している高校生の会話を聞き取ることができる。 3. wherever/whenever/howeverを用いた英文を書くことができる。
2週 ハロウィーンにまつわるシンボルを通じて、この風習の起源について探る。 1. ハロウィーンにまつわるシンボルを通じて、この風習の起源について読み取ることができる。 2. ハロウィーンパーティにむけて準備している高校生の会話を聞き取ることができる。 3. wherever/whenever/howeverを用いた英文を書くことができる。
3週 ロボット研究者・古田貴之の波瀾万丈の人生が、彼や彼の作るロボットにどんな影響を与えてきたか、また日本の最先端科学技術についても知る。 1. あるロボット研究者の夢を実現させようとする意欲にあふれた生き方を読み取ることができる。 2. 個人のエピソードやインタビューを聞き取ることができる。 3. 自分に大きな影響を与えた人物を紹介することができる。
4週 ロボット研究者・古田貴之の波瀾万丈の人生が、彼や彼の作るロボットにどんな影響を与えてきたか、また日本の最先端科学技術についても知る。 1. あるロボット研究者の夢を実現させようとする意欲にあふれた生き方を読み取ることができる。 2. 個人のエピソードやインタビューを聞き取ることができる。 3. 自分に大きな影響を与えた人物を紹介することができる。
5週 経済的な理由で学校へ行くことができなくなったアフリカの少年が、独学で風車を作り、自国のエネルギー問題に取り組む姿を読み、「学ぶ」ということについて考える。 1. 学校へ行くことができなくなったアフリカの少年が、独学して自力で風車を作ることで苦境を打開したいきさつを読み取ることができる。 2. マラウイ共和国についての英文を聞き取ることができる。 3. 代替エネルギーについて調べ、表にまとめることができる。
6週 経済的な理由で学校へ行くことができなくなったアフリカの少年が、独学で風車を作り、自国のエネルギー問題に取り組む姿を読み、「学ぶ」ということについて考える。 1. 学校へ行くことができなくなったアフリカの少年が、独学して自力で風車を作ることで苦境を打開したいきさつを読み取ることができる。 2. マラウイ共和国についての英文を聞き取ることができる。 3. 代替エネルギーについて調べ、表にまとめることができる。
7週 1~6回目の復習および面接試験 1. おもしろい祭りについて情報を集め、クラスに紹介することができる。 2. 身近な人に、職業を選択した理由やその職業に就いてよかったこと、大変だったことをインタビューし、レポートすることができる。 3. 果物や野菜の好き嫌いについて話すことができる。
8週 数多くの困難に遭いながら、世界最大の吊り橋をかけて、アメリカの人びとに勇気を与えた家族の物語を読む。 1. 数多くの困難を克服し、当時世界最大の吊り橋の建設を成し遂げた家族の夢を追う物語を読み取ることができる。 2. ブルックリン橋に関する説明を聞いて、大きさなどの数値を把握することができる。 3. 「なるべく~したい、そうすれば…できるから」という形で自分の希望を述べることができる。
4thQ
9週 数多くの困難に遭いながら、世界最大の吊り橋をかけて、アメリカの人びとに勇気を与えた家族の物語を読む。 1. 数多くの困難を克服し、当時世界最大の吊り橋の建設を成し遂げた家族の夢を追う物語を読み取ることができる。 2. ブルックリン橋に関する説明を聞いて、大きさなどの数値を把握することができる。 3. 「なるべく~したい、そうすれば…できるから」という形で自分の希望を述べることができる。
10週 欧米で古くから読み継がれている有名な童話『ビロードうさぎ』。主人公のビロードうさぎの体験を通して、子どもとおもちゃの間に芽生える友情について考える。 1. 物語の出来事や登場人物の心情を読み取ることができる。 2. 物語を朗読することができる。
11週 欧米で古くから読み継がれている有名な童話『ビロードうさぎ』。主人公のビロードうさぎの体験を通して、子どもとおもちゃの間に芽生える友情について考える。 1. 物語の出来事や登場人物の心情を読み取ることができる。 2. 物語を朗読することができる。
12週 兵士に撃たれた少年の臓器を、「平和のメッセージ」として敵国の人びとに提供した男性の話を読む。 1. 物語の出来事や登場人物の心情を読み取ることができる。 2. 物語を朗読することができる。
13週 兵士に撃たれた少年の臓器を、「平和のメッセージ」として敵国の人びとに提供した男性の話を読む。 1. 物語の出来事や登場人物の心情を読み取ることができる。 2. 物語を朗読することができる。
14週 8~13回目の復習および面接試験 1. 「偉大な人物」を1人選んで、その人物に関する情報を集め、クラスに紹介することができる。 2. 物語の内容や感想について英語で話し合うことができる。
15週 後期の学習内容のまとめ 後期の学習を振り返り、重要項目を確認する。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識英語のつづりと音との関係を理解できる。3
英語の標準的な発音を聴き、音を模倣しながら発声できる。3
英語の発音記号を見て、発音できる。2
リエゾンなど、語と語の連結による音変化を認識できる。3
語・句・文における基本的な強勢を正しく理解し、音読することができる。3
文における基本的なイントネーションを正しく理解し、音読することができる。3
文における基本的な区切りを理解し、音読することができる。3
中学で既習の1200語程度の語彙を定着させるとともに、2600語程度の語彙を新たに習得する。2
自分の専門に関する基本的な語彙を習得する。1
中学校で既習の文法事項や構文を定着させる。3
高等学校学習指導要領に示されているレベルの文法事項や構文を習得する。3
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。3
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。3
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。3
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。3
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。3
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。3
毎分100語程度の速度で平易な物語文などを読み、その概要を把握できる。3
自分や身近なことについて100語程度の簡単な文章を書くことができる。3
毎分120語程度の速度で物語文や説明文などを読み、その概要を把握できる。3
自分や身近なこと及び自分の専門に関する情報や考えについて、200語程度の簡単な文章を書くことができる。3

評価割合

試験発表学習状況小テスト合計
総合評価割合55151515100
基礎的能力55151515100