工学実験・実習Ⅰ(機械)

科目基礎情報

学校 鶴岡工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 工学実験・実習Ⅰ(機械)
科目番号 0060 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 _創造工学科 対象学年 2
開設期 後期 週時間数 4
教科書/教材 機械実習1,2 : 実教出版,補助オリジナルテキスト
担当教員 岩岡 伸之

到達目標

製図と関連させながら最新装置も含めた各種工作法の実技を習得するとともに,観察力と危険を察知する能力を養う.さらに,理論的考察力,実践的応用力および報告書作成能力を養う

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1安全にするための行動を提案することができる安全行動を取ることができる安全行動を説明できない
評価項目2旋盤,フライス盤の条件を変更する操作ができる旋盤,フライス盤を基本操作ができる旋盤,フライス盤を操作することができない
評価項目3電気測定を原理も把握して測定できる電気測定を教えられた範囲で行える電気測定ができない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
製図と関連させながら最新装置も含めた各種工作法の実技を習得するとともに,観察力と危険を察知する能力を養う.さらに,理論的考察力,実践的応用力および報告書作成能力を養う
授業の進め方・方法:
実習状況70%(レポート提出状況も含む)と実習報告書30%をもとに,総合的に評価する.合格点は50点以上である.別途配布される順番表により各班に分かれて順番に実施する
注意点:
服装や行動も含めて,機械を操作するときの安全について常に考え,受講すること

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 実験・実習概論,安全について ・実験・実習を行う意義を説明できる
・安全を第一に行動できる
2週 手仕上げ,ボール盤,溶接 手仕上げが自ら行える
3週 手仕上げ,ボール盤,溶接 ボール盤を自ら操作し,穴あけできる
4週 手仕上げ,ボール盤,溶接 アーク溶接を自ら行える
5週 電気実験 各種電気測定を行い,それぞれがどのようなものか,また測定結果がなぜそうなるのかを説明できる
6週 電気実験 各種電気測定を行い,それぞれがどのようなものか,また測定結果がなぜそうなるのかを説明できる
7週 電気実験 各種電気測定を行い,それぞれがどのようなものか,また測定結果がなぜそうなるのかを説明できる
8週 マシニングセンター,NC旋盤,フライス盤 マシニングセンターの概要を説明できる
4thQ
9週 マシニングセンター,NC旋盤,フライス盤 NC旋盤の概要を説明できる
10週 マシニングセンター,NC旋盤,フライス盤 フライス盤による加工を自ら行える
11週 旋盤 自ら旋盤を操作し,目標工作物を製作できる
12週 旋盤 旋盤作業において,つめ交換,穴あけ,中ぐりができる
13週 旋盤 旋盤作業において,つめ交換,穴あけ,中ぐりができる
14週 レポート作成 適切にレポートを作成し、内容を伝えることができる
15週 実際の工場,研究の体感実習 工場現場,研究開発現場を実感することができる
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の工学実験・実習能力機械系分野【実験・実習能力】機械系【実験実習】実験・実習の目標と心構えを理解し、実践できる。4
災害防止と安全確保のためにすべきことを理解し、実践できる。4
レポートの作成の仕方を理解し、実践できる。4
ノギスの各部の名称、構造、目盛りの読み方、使い方を理解し、計測できる。4
マイクロメータの各部の名称、構造、目盛りの読み方、使い方を理解し、計測できる。4
ダイヤルゲージ、ハイトゲージ、デプスゲージなどの使い方を理解し、計測できる。4
けがき工具を用いてけがき線をかくことができる。4
やすりを用いて平面仕上げができる。4
ねじ立て工具を用いてねじを切ることができる。4
ガス溶接で用いるガス、装置、ガス溶接棒の扱いかたがわかる。1
ガス溶接の基本作業ができる。1
ガス切断の基本作業ができる。1
アーク溶接の原理を理解し、アーク溶接機、アーク溶接器具、アーク溶接棒の扱い方を理解し、実践できる。1
アーク溶接の基本作業ができる。1
旋盤主要部の構造と機能を説明できる。4
旋盤の基本操作を習得し、外丸削り、端面削り、段付削り、ねじ切り、テ―パ削り、穴あけ、中ぐりなどの作業ができる。4
フライス盤主要部の構造と機能を説明できる。4
フライス盤の基本操作を習得し、平面削りや側面削りなどの作業ができる。4
ボール盤の基本操作を習得し、穴あけなどの作業ができる。4
NC工作機械の特徴と種類、制御の原理、NCの方式、プログラミングの流れを説明できる。2
少なくとも一つのNC工作機械について、プログラミングができる。2
少なくとも一つのNC工作機械について、各部の名称と機能、作業の基本的な流れと操作を理解し、プログラミングと基本作業ができる。2
加工学実験、機械力学実験、材料学実験、材料力学実験、熱力学実験、流体力学実験、制御工学実験などを行い、実験の準備、実験装置の操作、実験結果の整理と考察ができる。2
実験の内容をレポートにまとめることができ、口頭でも説明できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合00070030100
基礎的能力0004001555
専門的能力0003001545
分野横断的能力0000000